はらですぎ

山とビールを愛するメタボリックおやじの登山ブログです。

CP+2019で各社のカメラやレンズを色々見てきました

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年に1回の写真とカメラに関する展示会「CP+2019」に行ってきました。

最新のカメラやレンズ、その他カメラ関連用品を手に取りって実際に使ってみたり、販売員の方から色々話を伺ったりすることができるので毎年大勢のカメラ好きな方々が集まります。

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特に予定のない週末だったので土日を使って会場内をウロウロ歩いてきました。(写真は土曜日の開場前の様子・・・)

FUJIFILMブースでGFX50Rに触れる

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GFX50RにGF110mmF2 R LM WRのレンズが付いた実機を使って撮ってみました。

有効画素数 約5,140万画素!

RAWで撮ってLightroomで開いたらサイズのデカさにびっくりしました。

価格.comで最安値を調べて更にびっくり。

548,694円(税込)w

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富士フイルムは発売前の新しいXFのレンズが3本展示されていました。

  • XF16mmF2.8 R WR(ブラック)
  • XF16mmF2.8 R WR(シルバー)
  • XF33mm F1 R WR(モックアップ)

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奥に展示してあった写真を見ていると、似たような機種・レンズを使っているのに僕の写真は何故・・・と実力の差を思い知らされます。

NikonブースでZ6関連のステージを見る

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NikonではZ6の動画に関するステージを見てきました。

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土曜日は中村哲平監督の短編映画「エンデバーノート」の本編と、Z6を使ってどのように作品を撮影したかなどのメイキングに関するお話を聞くことができました。

「エンデバーノート」はZ6にNINJA VとRoninを付けて中村監督と数名のスタッフだけで撮影したそうです。

ENDEAVOUR NOTES|TEASER from daiseye on Vimeo.

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そして日曜日は上田晃司さんのZ6を使ったニューヨークでのストリートスナップと動画撮影の話。こちらは初心者向けな感じでした。

CanonブースのEOS RPはスルー

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キヤノンといえばEOS RP。

EOS Rの小型廉価版で遠目に見た感じでもその小ささが分かります。

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ただ本体が小型化したせいなのか、そもそもなのかよく分かりませんがRFレンズがどれも巨大に見えます。

RPは行列ができていたので並ばずに展示されているのを見るだけにしておきました。

SONYブースで新発売のポートレート用レンズを試す

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最近気になっているのがSONYです。

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今回のSONYブースの目玉は「FE 135mm F1.8 GM」です。

もうすぐ発売のポートレート用に適したレンズですが、こちらは開場直後から大人気で長蛇の列ができていました。行ったり来たりしていたら、一時的に待ち時間が短くなっていたので試しに並んでみることにしました。

FE 135mm F1.8 GM

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レンズには瞳AFを割り当てたボタンが横位置でも縦位置でも押せるように二つ付いていて、ボタンを押しながらカメラを被写体に向けると、カメラをどれだけ動かしてもAFが目に食いついて離れませんでした。

普段動体をまったく撮らない僕でもカメラが勝手に瞳にフォーカスを合わせ続けてくれるので構図を決めてシャッターを押すだけです。

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上の2枚の画像はブログ用にサイズを落として掲載していますが、α7RIIIで撮影した元データは男性女性それぞれの髪の毛1本1本まで解像しており、等倍表示すると生え際の毛穴まで綺麗に見えました。

僕の腕が甘くて若干ピントの甘い写真もありましたが、ガチピンが来た時の解像感には衝撃を受けました。

FE 24-70mm F2.8 GM

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α7RIII以外にも「FE 24-70mm F2.8 GM」が付いたα9も使いましたが、瞳AFの精度が凄かったです。

PanasonicブースでDC-S1をチェック

パナソニックはフルサイズミラーレス一眼「DC-S1R」と「DC-S1」が発売直前ということで、それぞれを全面に押し出したブースになっていました。

こちらも実機に触るためには長い行列に並ばなければなりませんが、夕方くらいに行ってみたら待ち時間が短くなっていたのでS1を少し触ってみました。

事前にデカくて重いというのは聞いていましたが、実際に手に持ってみるとミラーレス一眼らしからぬ重みを感じます。レンズもなかなかの迫力で、特に「LUMIX S PRO 50mm F1.4」は単焦点らしからぬ重量感でした。

ただ、カメラを周辺に向けてみると、顔や瞳や人の体などを素早く認識して機敏に追従していていい感じでした。4Kも60Pで撮れますし非常に魅力的ではありますが・・・。

デカくて重い!

そして高い!

僕がカメラを使うのは登山用途なので、機能テンコ盛りで魅力的ではありますが、重量と販売価格ともに許容の範囲外でした。

OLYMPUSでOM-D E-M1Xをチェック

オリンパスといえば発売されたばかりの「OM-D E-M1X」が話題です。

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ブース内はタッチアンドトライから製品の特長を説明するための展示など、OM-D E-M1Xを全面に押し出した内容になっていました。

当初マイクロフォーサーズにしてはデカいし重いよな・・・と思っていたのですが、手に取った瞬間「軽い!」となったのはパナソニックブースの後に訪れたからかもしれません。

実際に持ってみるとグリップがすごくいい感じで、横位置でも縦位置でも扱いやすかったです。AFの反応もなかなか良かったです。

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ただ、パルクールとモデルさんが交互に登場するステージになっていたので、モデルさん的にちょっと可哀想な場所だな・・・と思いました。

RICOHの発売間近の注目製品

2019年3月15日発売のGR III

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2019年3月15日発売のGR IIIのタッチ&トライコーナーが大人気でした。

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ブース内には歴代のGRが展示されていました。

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実機を触ってみましたが、とてもコンパクトで起動も早く、マクロモードにすると6cmくらいまで寄れるので、普段使い用のカメラとして重宝しそうです。

登山の時はメインのカメラをバックパックに入れておいて、目的地までの撮影はこれで・・・みたいな買う理由を無理やり作ってしまうほど欲しくなってしまいました。

2019年3月下旬発売予定のTHETAフラッグシップ機 Z1

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そして3月下旬に発売予定の360度カメラのTHETAのフラッグシップ機「Z1」が展示されていました。これまでよりもセンサーサイズが大きくなり、解像度とダイナミックレンジが向上したそうです。

iPad上でTHETA VとTHETA Z1の360度画像を見せてもらいましたが、確かに解像度とダイナミックレンジが向上しているようでした。この手のカメラはいつか使ってみたいと思いつつなかなか手が出ないんですよね。

ちなみにZ1はリコーのオンラインストアで126,900円!

やはり手が出ません。

スタッフの方に「広角レンズ1本買うと思って頂ければ」と言われましたが、それとこれとは別の話なんですよね・・・。

Nisiブースで登山と写真について考える

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今回は山写さんが「山岳写真における機材の持ち運びとフィルターワーク」という演題でお話をされるということで、土曜日の開場してすぐの時間にNiSiブースに足を運びました。

序盤は山岳写真におけるリスクや必要な装備などのお話で、後半にNiSiのPLフィルターや角形フィルターなどを用いてどのように撮影されているかなどを作例を交えて説明されていました。

僕がこれまで登山で撮ってきた写真は、行動中の記録として、またはその場で良いなと思った景色を何となく撮影する・・・みたいな感じでしたが、今後は被写体をある程度決めたうえで計画を立てて撮影しに行く作品作り的な撮影にも挑戦してみたくなりました。(行ったことのある山で安全登山が前提)

そのためには追加の機材やより安全に行動する体力・筋力が必要だと思うので、夏までに筋トレ&ダイエットを頑張りたいと思います。

yamasha.net

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別の時間にはアキラ・タカウエさんによる「時空の流れを織り込んだ魅せる都市風景」というお話を聞きました。

NDフィルターを使った長秒露光(分単位)で建築物を撮影している方で、作例を交えてどのように撮影したのかを詳しく説明されていました。

これまで僕が見てきた写真作品にはない不思議な作例が多かったです。

www.akiratakaue.com

大盛況のBenQブース

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BenQでも山写さんのお話があったのですが狭いブースに人が溢れかえっていてちょっと厳しいなと思って断念・・・。

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翌日もBenQブースに何度か足を運びましたが山写さんにはお会いできず。

いずれどこかの山でお会いできることでしょう。

山写さんの抜け殻が展示されていましたが、もし僕が荷物をパンパンに入れた冬山装備で山に入ったら、たぶん目的地にたどり着けないし、引き返している最中に両膝が破壊されると思います・・・。

ちなみにファイントラックの山岳写真専用ハードシェルジャケット「EVERBREATH PHOTO JACKET」は完全受注生産だそうです。

これすごくカッコよかったです。

www.finetrack.com

手頃な価格の中華レンズ「七工匠」

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先日購入した七工匠のブースがありました。

www.haradesugi.com

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気になったのは5月発売予定の「7Artisans 60mm F2.8 Macro」です。

税別で25,000円を予定しているようです。

別売のエクステンションチューブ(撮影倍率5倍までの超近接撮影に対応)が装着されており、写真には収まりませんでしたが、なかなかの変態的な状態になっていました。

LAOWAの24mm F14 2× MACRO PROBE

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変態的といえばLAOWAの「アリクイの口」もしくは「掃除機の先端」もしくは「トイレで使うラバーカップ(すっぽん)」みたいな異様な形をしたマクロレンズも来場者の関心を集めていました。

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このように水中の撮影もできるようです。

僕には縁のないレンズですが見た目のインパクトが凄かったので思わず撮ってしまいました。

その他

Peakdesignのカメラキューブが気になる

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いつかは買いたいPeakdesignのトラベルバックパック関連製品。

ガワのバックパックには興味はありませんが、中身の各種製品が気になります。

カメラキューブのスモールは登山にも良さげ・・・。

眩しいSIRUIブース

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集客の波に定評のあるSIRUI。

3日間でもっともフラッシュを浴びたブースではないかと思われます。(裏手の商品展示ゾーンの寂しさよ・・・)

モデルさんが爆笑するZEISSブース

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僕のウエストサイズを計って「はらですぎw」と英語でdisっている外国人美女たち。(・・・ではなくカール・ツァイスの撮影コーナーです)

綺麗な写真集が作れるASUKANET

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渾身の写真が貯まってきたらASUKANETで写真集にするのもアリですね。

本や紙の質によって値段が大きく変動するようですが、どれも素晴らしいクオリティでした。

OKPさんのブログが参考になります。

moognyk.hateblo.jp

CP+に集うYouTuberたち

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有名YouTuberの方々も登壇していました。

ジェットダイスケさんやイルコさんやPILOTFLYアンバサダーのよっちゃんさんなどなど・・・。時間が合わず話は聞けませんでしたがどこも大盛況でした。

ZHIYUNブースにはビートないとーさん(アンバサダーかな?)がいましたし、富士フイルムのブースにはギュイーントクガワさんとエマークさんが訪れていました。

こういった方々が大勢いらっしゃるのはCP+ならではといった感じですね。

はてなブロガーのickwさん

そして今回はブログやTwitterで繋がりのあるickwさんがワイドトレードブースにいらっしゃるということでご挨拶してきました。

ネット上の人と会うのはかれこれ10年以上なかったので非常に緊張しましたが、僕と違って爽やかで気さくな方でした。

www.for-toru.com

連日の激混みのなか立ちっぱなしで大変だったと思います。

お疲れさまでした!

CP+2019の戦利品

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メルマガ登録後のくじ引きで貰ったJOBYのミニ三脚、SONYのLINE登録で貰ったFE400mm F2.8 GMのキーホルダー、アンケート回答で貰ったOM-Dのカメラ型クリップ、そしてickwさんから頂いたブロガー名刺が今回の戦利品となります。

 

今年は昨年以上にがっつり回って各社のカメラに触れられて楽しい2日間となりました。また、色々な方のクリエイティブな作品を見たり聞いたりしたことで、写真や動画撮影に対するモチベーションが高まりました。

 

CP+は事前登録すれば無料で入場できますし、本格的にカメラをやっていない方や、お子さんを連れた方でも楽しめるブースが色々あるので、次回の開催は来年になりますが興味のある方はぜひ!

 

www.haradesugi.com

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