はらですぎ

山とビールを愛するメタボリックおやじの登山ブログです。

南アルプスの北岳登山の際にテント場で眠れぬ夜を過ごした話

f:id:haradesugi:20140908204245j:plain

南アルプスの北岳に登ってきた。

北岳は日本国内第2位の標高を誇る南アルプスの山である。

無事に登頂した僕は、この日の宿泊場所である北岳肩の小屋のテント場にMSRのハバHPというテントを設営した。

山の天気は変わりやすい?

昼までは晴天で気持ちの良い展望だったにもかかわらず、徐々に雲がもくもくと立ち込めてきた。

昼過ぎに暇つぶしに北岳肩ノ小屋周辺で撮影したタイムラプス映像。

既に晴天ではないことが分かると思う。

 

標高3,000mの暴風雨

そして夕方から雨がポツポツと降り出し、夜になると強まった雨足に強風が加わって凄まじい天候になってきた。

テントは風に吹かれて大きく揺れ、雨に打たれたフライシートは激しい音を立てている。

これはとんでもない天気になってきたな・・・。

まだ登山経験が浅い僕にとって、標高3,000mでの暴風雨は未体験ゾーン。

あまりの風の強さにテントが飛ばされてしまうのではないか?という恐怖が頭から離れず、揺れるテントを内側から抑えることしかできなかった。

強風でペグが1本抜ける

途中でテントのフライシートがバサバサと音を立て出した。

あまりの強風で、テントのフライシートを固定するために地面に打ち込んでいたペグが1本抜けてしまったのだ。

外は一向に収まる気配のない激しい暴風雨だし、外に出るのはとても気が引けたが、このまま放っておくわけにもいかない。

レインウェウアを上下着てテントを再度固定

仕方なく、買ったばかりのレインウエアを着込んで、テントの外に出ることにした。

ずぶ濡れになりながら、テントの外でペグを打ち直し、さらにその上に大きな石を重りとして何個か積んで、出来うる限りの対策は講じた。

寝る前にやっておけよって話なのだが・・・。

 

夜明け・・・

「朝よ早く来い!」なんどもそう思いながら時計を見ては絶望していた悪天候の夜も、朝が近づくにつれて徐々に雨脚は弱まり、夜明け近くには恐れおののいていた僕もいつのまにかウトウト眠ったり起きたりを繰り返していた。

そして朝。

激しい風は雨雲を一掃し、打って変わって見事な晴天が・・・ということにはならず、日の出の時刻が過ぎても雨は止まなかった。

当然ながらご来光などは見れるわけもなく、周囲はなんとなく明るくなっていくのみだった。

 

撤収・下山

夜が明けて、時間が経つにつれ少しずつ雨足が弱まってきた。

そろそろかなというタイミングでテントの撤収に取り掛かった。

テキパキとテントを片付け出発の準備を整えて山を下りた。

肩の小屋を出発する段階ではまだ雨が降っていたため、上下レインウェアを着込んでの下山だ。

 

気まぐれな天気に呆れる

f:id:haradesugi:20140908205437j:plain

下山していくにつれ晴れてきた。

山の天気は変わりやすい。

実に気まぐれな天気だ。

 

山の悪天候を甘く見ていた

今回の山行では事前に山専門の天気予報サイトから情報を仕入れていて、土曜日の午後から日曜日の午前中にかけて雨が降ることは分かっていた。

ただ3,000メートルを超える標高で激しい風雨にさらされるとどうなるかという想像と想定が出来ていなかった。

今後はどのようなテント場でも天候の影響が及びづらい場所の選定と、設営時の風対策を万全にしておきたい。

 

 

この北岳登山がきっかけで登山用テントを追加購入することになった。

www.haradesugi.com