はらですぎ

山とビールを愛するメタボリックおやじの登山ブログです。

僕が登山を始めたキッカケとその後の山登りの話 その1

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富士山が世界遺産に登録された2013年。

職場の同僚とノリで企画した富士登山がきっかけとなり、登山というジャンルに興味を持つようになった。

ただ、富士登山はうまく事が運んだだけで、他の山で同じような満足感を得られるとは限らない。

そこで、道具を買い足す前に身近で簡単に登れる山に登ってみようということになり、箱根の金時山に登ってみることにした。

富士山がよく見える金時山の山頂

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金時山は小学生低学年でも登れてしまう非常に手軽な山ではあるのだが、頂上からの眺めはなかなかのもの。

この日も天気は良好で富士山がよく見えた。

僅かな駐車場代と、山頂や行動中に食べる食費、そして自分自身の頑張りさえあれば、山頂から見渡すことができる美しい景色は全部タダ。

近場の低山でさえこんな綺麗な風景が楽しめるのであれば、遠くに行けばもっと凄い景色が見れるのではないだろうか?

僕が山登りを趣味にしようと思った瞬間だった。

おおかみこどもの雨と雪

金時山を登った時点ですでに10月中旬を過ぎていたが、僕はまだ夏休みを取っていなかった。

10月下旬から11月上旬にかけて6日ほど休みを入れたものの旅の計画は白紙。

その頃、たまたまレンタルした「おおかみこどもの雨と雪」というアニメ映画の舞台が富山であることを知り、インターネットで色々と調べてみると劇中に描かれていた美しい池は、立山の室堂というところにある「みくりが池」であることが分かった。

そして、みくりが池以外にも立山周辺には雄大な自然が広がっていることを知り、これは道具を揃えて登るしかない!と思ったのもつかの間。

どうやら10月下旬ともなると降雪の可能性も出てくるため、初心者にはちょっと厳しい環境だということが分かった。

しかし、僕の頭の中は既に夏休み(時期的には秋なんだけど)は山に登るとインプットされてしまっている。

10月下旬以降でも登れる山旅を計画して何とか実行したいと思い、インターネットや書店などで情報収集した。

世界遺産の熊野古道「小辺路」

書店の登山コーナーを物色していたら、ロングトレイル特集の雑誌が目に入り、その中に熊野古道の「中辺路」に関する記事が目にはいった。

熊野古道といえば世界遺産・・・ということくらいは知っていたが、実際どのような場所なのかはまったく知らなかった。

「古い・・・道・・・w」みたいな・・・。

どうやら熊野古道には幾つかのルートがあるらしく、雑誌に書いてあった中辺路以外にも、短い日程で歩ける「小辺路」というルートがあることが分かった。

これは面白そうだと思い、急いで道具を揃えて旅の計画を立てた。

台風一過の瑞牆山

僕の少し遅い夏休みは、熊野古道の小辺路を歩くロングトレイルに決まった。

とりあえず必要だと思われるものをAmazonで注文した。

そんな休暇の準備中のさなか僕は奥秩父の瑞牆山に登ることにした。

熊野古道を旅する4日前の思いつき登山。

そして初めてのソロ登山。

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これまでの登山とは違い、ゴロゴロした岩の多い登山道はアスレチック感覚で登る事ができて楽しかった。

コースタイムは瑞籬山荘から3時間弱であるため、割と簡単に登れてしまう山だった。

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台風一過の瑞牆山山頂。

ちょっと足を踏み外せば確実に死ねる、なかなかスリリングな山頂。

崖っぷちは怖いが景色は最高だった。

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独りで登って来たのは僕くらいだったような気がする。

・・・が、それでも楽しい。

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瑞牆山には土曜日の夜に自宅を出発して明け方から登り始めたため、麓がこんなに色付いているなんて下山するまで気付かなかった。

瑞牆山荘からの帰りは道路脇の木々の紅葉が非常に美しく、見とれないように運転するのが大変だった。

 

2013.09.22 富士山

2013.10.13 金時山

2013.10.27 瑞牆山 ソロ

2013.11.01〜04 熊野古道 小遍路 ソロ(予定)

 

初めての登山で日本一の山に登り、3回目の登山で単独行、そして次はテントを担いで歩く縦走。

独学でスタートした僕の登山は大きなトラブルや事故もなく2013年の後半戦へ向かう。

この頃僕が恐れていたのは、Amazonで立て続けに購入した登山関連用品の請求額くらいだった。

 

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