台風一過でようやく紅葉を楽しめると思いきや、またもや週末に台風がやってきそうな状況に・・・。
これはいかんと急遽平日の金曜日に休みを入れて、そろそろ紅葉が終わりそうな奥日光に突撃してみることにしました。
今回僕が興味があって見に行きたいと思っていたのは以下の4つ。
- 小田代ヶ原の貴婦人
- 竜頭の滝
- 半月山展望台からの中禅寺湖
- 明智平展望台からの中禅寺湖と華厳ノ滝
そして時間的に余裕があれば今年修理が完了した日光東照宮の陽明門を見て帰ろうと考えていました。
この計画を職場の同僚にしてみたところ「紅葉が見頃になった時期の奥日光は平日でも恐ろしいほど混みますよ・・・特にいろは坂は気を付けた方がいいと思います」という話をされ「でもまあ平日だから混むといってもたかが知れているでしょ?日の出前後の時間で中禅寺湖の先の戦場ヶ原あたりまで行くから大丈夫ですよ」と話半分で聞いていた僕でしたが・・・。
早朝の小田代ヶ原(小田代原)に向かう
早寝早起きで横浜の自宅を午前3時前くらいに出発した僕は、順調に車を走らせて6時くらいに赤沼県営駐車場に到着しました。
奥に見えるのは男体山です。日本百名山の山を目の前にして登らないのは申し訳ない気持ちになりますが、今回は奥日光を楽しむのがテーマなので・・・。
戦場ヶ原自然研究路から小田代ヶ原へ
そしてそこから戦場ヶ原自然研究路に入り、小田代ヶ原に向かいました。少し車道を歩いた先にあるマイカー規制された道路を歩いて行くこともできるようです。
自然研究路から小田代ヶ原までは徒歩で約40分のコースタイム。
事前調査で奥日光にもクマが出るという情報を読み込んで、僕以外誰も歩いていない自然研究路にクマが出たらどうしよう?・・・と段々と不安になってきました。
早歩きしたり小走りになったり、結構急いで先を急いだつもりでしたが、結局小田代ヶ原に到着したのは40分後くらい。
あれ?
小田代ヶ原に到着
小田代ヶ原はゲートをくぐって入るのですが、ゲートの前に無数の自転車が停めてありました。どうやらマイカー規制された道路は自転車でなら走ってもいいようです。
赤沼県営駐車場からは周遊バスも出ていますが、平日は結構遅い時間からとなっているため、ここだけを目的に来る場合は自転車での移動が効率的なのかもしれません。
道路を挟んだ反対側には屋根付きのバス停と綺麗なトイレが完備されています。
ゲートをくぐって中に入ると元湿原だった場所を囲むように木道が配置されていて、10~15人くらいのカメラマンが三脚を立ててスタンバイしていました。
小田代ヶ原の貴婦人
小田代ヶ原はミズナラの林に囲まれた元湿原で、貴婦人と呼ばれる1本のシラカンバの木を撮影するために多くのカメラマンがここを訪れます。
空の青、奥の山の濃い緑、中央の山の紅葉、ミズナラの黄色、その下の白く霜のついた木々と、枯れた草原のグラデーションがとても綺麗です。
木道周辺の草木もまだ陽が当たっていないため凍っていました。
僕は衣類の防寒はしっかりしてきたのですが、手袋を持ってくるのを忘れてしまって冷えた三脚に触れるのが大変でした。
そして少しずつ陽がのぼり、ミズナラが黄金色に輝いてきました。
駐車場から結構歩きますし、かなり冷え込みましたが、素晴らしい景色を見ながら気持ちの良い朝を迎えることができました。
帰りは舗装された道路を歩いて駐車場に戻りました。
次にここに訪れる時は車にロードバイクを積んで小田代ヶ原まで超高速移動しようと思います。
竜頭の滝の紅葉はすでに終了していた
竜頭の滝はすでに紅葉が終わりかけていました。
NDフィルターを持って行ったんですが、ISOを最低まで落として絞っても暗さが足りませんでした。
中禅寺湖展望台から半月山へ
竜頭の滝から次に向かったのは中禅寺湖展望台。
しかしここからの展望は雑誌などに出てくるものではなく、木々が邪魔して中禅寺湖がよく見えません。
どうやら展望台の脇から半月山という山に登るハイキングコースがあるようで、中禅寺湖展望台の駐車場から出発していく人たちがチラホラいることに気が付きました。
スタート地点に書いてある地図を見ると、コースタイムで片道1時間弱くらい。中禅寺湖展望台からさらに車で走った先にある半月山展望台駐車場からのほうが楽に登れそうでしたが、あまりに簡単すぎるのもどうかと思い、ここから半月山に登ってみることにしました。
半月山の山頂へ
登山道はごくごく普通な感じ。
危険個所や急登と言えるようなところは特にありませんでした。
30分ほどで山頂に到着しました。
半月山からの展望はとくになし。
半月山から少し下ったところに中禅寺湖を一望できる展望台があります。
半月山の展望台
10分弱で展望台に到着しました。
しかし、中禅寺湖が一望できる撮影ポイントは、本格派カメラマンたちが陣取っていてなかなかどいてくれません。
一向にどく気配がないので「まだかかりますか?」とおじいさんに聞いたら「船が来るのを待っているんだよ」と言われました。
そこで「じゃあすぐにどくので少しだけ撮影してもいいですか?」と言って何枚かパシャパシャと撮らせてもらいました。
こういう混雑している時は短い時間で交代しながら写真を撮らせてもらいたいものです。
その後も撮影スペースが解放されそうになかったので、彼らの脇からササっと数枚撮影して展望台を後にしました。
一番行きたかった明智平展望台は大混雑で断念
中禅寺湖展望台の駐車場から次に向かったのは明智平ロープウェイ乗り場です。
書店で購入した紅葉特集の雑誌に明智平展望台から撮影した写真が掲載されていて、この写真がとても素晴らしかったので、奥日光に行ったら絶対にここは行こうと決めていました。
中禅寺湖側から明智平ロープウェイ乗り場に行く場合、第一いろは坂をいったん下りきってから、第二いろは坂を上りなおさなければならないと思っていたのですが、Google Mapをよく見てみると、第二いろは坂は明智平ロープウェイ乗り場まで対面通行になっていて、遠回りしなくても来た道を戻れるということが分かりました。
そこで今回のような計画になったわけですが、実際に明智平ロープウェイ乗り場まで行ってみると、ロープウェイ乗り場の前には順番待ちの長蛇の行列が、そしていろは坂には駐車場に入りたい車の行列がそれぞれできていました。
そして交通整理のおじさんに「上ってきている車を順番に入れているから、そっちから来たら入れないよ!トイレの駐車場になら停めていいけど」と怒られてしまいました。しかしトイレの駐車場も満車状態で空く気配まったくありません・・・。
平日だから混雑するとしてもそれほどでもないだろうと思っていた僕が甘かったようです。
今日は仕事休みだったので、紅葉が見頃かと思って日光に行ったのですが…
— verdy_no11“SYOYA” (@No11Syoya) 2017年10月26日
平日にも関わらず、いろは坂を登りはじめてから明智平に着くまで3時間もかかって、メッチャ疲れました…( ノД`)
中禅寺湖あたりは見頃のようです。 pic.twitter.com/JLZr8pxfes
お天気が良く紅葉狩り日和☀︎
— Hiko (@hiko_kano) 2017年10月27日
日光へ🚗💨
しかし明智平まで500mをもうすぐ
2時間待ち。。。
こんなに待ったのは 私の人生で
初めてかもしれない(笑 pic.twitter.com/arJ8rwwIvN
この時期の日光
— Martin (@kakkun_m) 2017年10月27日
・日光1号が満席で、予想外の10:40東武日光駅着
・いろは坂登るのに2時間弱、中禅寺湖畔着12:30
・余りの渋滞で日光駅のバス待ち1.5時間。日が暮れる。
滞在時間。3時間(バス待ち除く)。
パーク&ライドしないとアカン。。。 pic.twitter.com/UGh6SHqGZE
天気が良かった前日も相当混みあっていたようです。
紅葉の奥日光恐るべしです。
中禅寺湖周辺を散策するもすぐに撤退
明智平展望台を諦めた僕は、最後に中禅寺湖の遊覧船に乗ってから帰ろうと思い、いろは坂を上って中禅寺湖に戻りました。
有料の栃木県営湖畔第1駐車場に車を停めて船の乗り場に向かいますが・・・。
・・・。
仕方なく周辺を散策してみますが・・・。
うーん・・・。
せっかくだからどこかで食事でもと思いましたが、小さなとんかつ屋さんに行列ができている以外、他のお店はどこも空いているようで、あえて入るべきお店ではないのかなあといった感じ。
もっとグルメ情報を事前に調べておくべきでした。
結局これといった収穫がないまま散策を切り上げて駐車場に戻りました。
他にも気になるスポットは幾つかあったのですが、とにかく駐車場が全然空いていないため諦めて帰ることにしました。
ついでに立ち寄ろうと思っていた日光東照宮も混みすぎで入れず
奥日光の帰りに時間があれば日光東照宮に立ち寄ろうと思っていました。奥日光での日程を早めに切り上げてしまったので、旅の締めくくりに日光東照宮に行ってみることにしました。
ところがこちらも人と車で溢れかえっており大混雑。やっとのことで駐車場に辿り着きますが、当然ながら満車で空く気配なし。
結局諦めて帰ることにしました。
結局お昼は大谷PAの大谷餃子丼になりました
とりあえず腹が減ってきたので有料道路に乗ってすぐの日光口PAに入ってみますが何故かここも大混雑・・・。結局、東北自動車道の大谷PAで大谷餃子丼というよくわからないどんぶりが昼食となりました。
思い切りピンボケしていますが、どのような食べ物だったのかを文字で書くのも面倒なので写真を掲載しておきます。
結構おいしかったです。
そんなわけで紅葉の時期の奥日光は平日でも滅茶苦茶混雑するということを身をもって体験することができました。
無念の撤退となってしまった明智平展望台は来年必ずリベンジしたいと思います。
計画通りに進まずに最後はグダグダになってしまいましたが、まあ今回は来年に向けてのロケハンだったということでひとつ・・・。