これまでザック、調理器具と軽量化をテーマに僕のわずかな経験をもとに記事にしてきたが、今回はテント泊の際の寝具関係について考えてみたい。
テント泊における寝具はスリーピングマットとシュラフの2つに分類できる。
とりあえず僕には厳冬期のテント泊経験がないため、残雪期から秋くらいまでテント泊してきた経験で書いてみたいと思う。
スリーピングマットの軽量化
マットはクローズドセル(発泡マット)とエア系のマットの2つに分類できるが、どちらを選ぶにしても、頭からつま先までの長さのものを用意する必要はない。
頭部はエアピローにするか、着替えなどを枕代わりにすればいいし、ひざ下はザックを敷けば問題ない。下の画像はモンベルのサイトから引用させてもらったものだが、右上のAかBくらいにすることでスリーピングマットはだいぶ軽量化することができる。
エアマットであれば買い替えが必要だが、クローズドセルであればハサミやカッターで切断して調節可能だと思う。
ちなみに僕はクローズドセルだと寝ている間に腰が痛くなってしまうため、エアマット(モンベルのU.L.コンフォートシステム エアパッド120(365g)とU.L.コンフォートシステムピロー(70g))を主に使っている。また、エアマットの弱点であるパンクのリスクを軽減するために、エアマットの下にクローズドセルを敷いている。
というわけで、スリーピングマットについては僕はあまり軽量化できていないのが現状だが、これまで使っていたZ Lite Sol R(410g)から山と道U.L.Pad15s+(113g)に変更することで若干の軽量化には成功している。
シュラフ(寝袋)の軽量化
ほとんどの人は最初にシュラフを買う時に「冬は登らないから秋くらいまで使えるもの」なんて考えてはいないだろうか。
シュラフを軽量化しようと思ったら、その時々の気温にあったものを用意するくらいしか方法がないのだが、何個もシュラフを購入することなんて現実的に難しい。クローズドセルのマットのように自分の必要な大きさに切るわけにもいかないし・・・。
そう考えると、シュラフを最初に買う際は、薄手のものにしておいて、寒い場合はSolのエスケープヴィヴィなどをかぶせたり、服を重ね着するとかして対応していったほうが無駄が少なくていいような気がする。
夏場でもテント場は結構冷えたりするから、シュラフがどうであれ寒さ対策用の衣類は持っていくからね。
でも最初の頃はそういう考え方もあるなんて知る由もなかったし、軽量化なんて頭に無かったから、僕は一番最初にモンベルのスパイラルダウンハガー♯2を購入した。
これはこれで良い買い物だったと思っているし、残雪期から冬の手前くらいまで使えるから今でも重宝しているんだけど、重量が1,030gもありザック内でけっこう嵩張る。夏には完全にオーバースペックだ。
そこで今年の夏山用にイスカのエア130X(300g)を購入してみた。
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これとエスケイプヴィヴィ(241g)があれば、そこそこ寒くなっても大丈夫なんじゃないかなと思っている。重量はスパイラルダウンハガー#2の約半分くらいになるし。
実際の使い勝手と感想はそのうち機会があれば書いてみたいと思う。
そんなわけで僕がいま書けることはこれくらい。