とある日曜日の早朝。天気は快晴。
家でゴロゴロ寝ているのはもったいないと思い、カメラをバッグに入れて、車に乗り込んだ。目的地は江の島。
江の島に到着したものの、時間が早すぎて駐車場(湘南なぎさパーク)がまだ開いていない。湘南なぎさパークは1日の上限金額が決まっていて、安心して使える駐車場であるため、車はそこに停めようと考えていたが、まさか営業時間があるとは・・・。
どうやら湘南なぎさパークは、7〜8月以外は朝7:30からの営業開始のようで、駐車場が開くまでまだ30分くらいある。
僕は仕方なく近くの1時間400円(上限なし)のコインパーキングに車を停めた。
江の島の猫たち
青銅の鳥居の前でさっそく2匹の猫に遭遇。
どちらも目の具合が悪そうな感じ。
青銅の鳥居をくぐる。
弁財天仲見世通りを歩いていると、動きの素早そうなシロクロトビと、ズッシリとした重量感のあるキジトラに遭遇した。
シュキィィーン
カシーン
※ジョジョの奇妙な冒険 第4部「猫は吉良吉影が好き その①」より引用
その先の階段では可愛らしい三毛猫が遠くを眺めていた。
誰かを待っているのだろうか?
近寄っても逃げないため、撫でようと手を出したら真剣白刃取りみたいに前足でブロックされてしまった。
おさわり禁止・・・悲しい。
江島神社(辺津宮)に行く途中の階段で出会った猫。
誰かを待っているかのように、階段の脇にちょこんと座っていてウトウトしていた。
クリーム色っぽい綺麗な毛並みで、人慣れしていてさわっても全然嫌がらない。
かわいい。
江島神社(中津宮)に行く途中には、通路のど真ん中に鎮座するキジトラと、茂みで様子を伺うキジシロが。
キジトラは観光客が通路を歩いてきてもどこ吹く風。
まったく動こうとしない。
6年ぶりの再会その①
そして江島神社(奥津宮)の少し手前の通りで見覚えのある猫に出会った。
この猫は、僕が6年前に訪れた際に撮影した猫にそっくりだった。
上の写真は6年前に撮影したもの。
毛色、鼻、鼻すじなどがそっくり。たぶん同じ猫だと思う。
元気そうでなにより。
あれからずいぶん経ったけど、相変わらず綺麗な毛並みをしていた。
「こっちにおいで」というそぶりを見せたら、金網の向こうからわざわざ来てくれた。
先へ進もうと歩き出して、振り返ってみたらこちらをじっと見ていた。
かわいい・・・。
奥津宮の鳥居の手前では、茶トラと2匹のシロクロがいた。
茶トラのほうはじっと見ていたら近寄ってスリスリしてきた。
しばらく撫でていたら寝そべってゴロゴロしだしたので、写真を撮ろうとカメラを構えたら逃げられてしまった。
シロクロコンビは茶トラと遊んでいるうちに、すたすたと鳥居のほうに移動して別の人と戯れていた。
6年ぶりの再会?その②
龍宮大神の脇の通りを歩いていたら、目つきの悪い猫がパトロール中だった。
しばらくじっと見ていたら鋭い目つきのまま近寄ってきてスリスリしてきた。
機嫌が悪いわけではなくてこういう顔なんだね。
この猫も見覚えがあったので、過去に撮影した写真をチェックしてみたところ、当時いた猫と同じであることがわかった。
上の写真は6年前に撮影したもの。
首輪はまだ付けられていないが、左の前足や顔の柄などが一致しているため、同じ猫だと思われる。不機嫌そうな顔もw
首輪は島の中で存在を認知されている猫の証なのだろうか。
撤収
先日の本栖湖そばの中之倉峠のプチ登山の疲れが抜け切れていないため、この辺で引き返すことにした。
途中の路地で気配を感じて、視線を横に向けたら猫が鋭い目つきでこちらを睨んでいた。
よくわからないけど、すいません・・・。
仲見世通りまで戻ってきたところで、富士山が見えるかなと思って、海に出る路地に入って海辺に出てみた。
この日は雲ひとつないと言ってもいいくらいの快晴だったけど、春霞の影響なのか富士山はまったく見えなかった。
通りに戻る途中に、気持ちよさそうに日向ぼっこしているシロクロの猫を発見。
駐車場に戻る途中のベンチで寝ていた猫。
車や人の往来の激しいこの通りでこの表情。
そしてこのくつろぎ方、只者ではない。
2時間弱の早朝江の島散策は、期待していた以上の猫濃度で、非常に充実したひと時をすごすことができた。
次に行くときは何か遊べる道具を買っていこうかな。