はらですぎ

山とビールを愛するメタボリックおやじの登山ブログです。

登山道具をリスト化して総額を計算したらドン引きした話 第1話「バックパック編」

以前からやろうと思いつつ実行できていなかった登山道具のリスト化にようやく着手しました。

登山道具・ウエアをリスト化しようと思ったのは、登山の計画を立てる時に荷物の総重量を簡単に計測できること、また持ち物リストを簡単に作成できるので、忘れ物の防止に繋がると考えたからです。

せっかくなので当時の購入金額もリストの項目に入れて、僕がこれまで登山道具に幾ら使ってきたのかも一緒に調べてみることにしたのですが…。

総額126万円強…

バックパックやテントなどの登山道具から雨具などのウエア類など、細々した小物類を除いた、僕がいま所有している登山に関するものをリストアップした結果、総額126万円強という途方もない額を使っていることが判明しました。

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合計額を見た時の僕。(写真はイメージです)

…というわけで、今回作成したリストを一気に紹介しようとすると膨大な文字数になってしまうので、ジャンルごとに何回かに分けてお届けしたいと思います。

今回はバックパック編です。

バックパック

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現在保有しているバックパックの購入価格の総額は166,906円でした。

すでに売却しているグレゴリーのバルトロ65や、ノースフェイスのテルス45などを入れると、バックパックに20万円ほどこれまで使ってきたことになります…。

以下容量の多い順に紹介していきます。

EXPED Lightning : 60L

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EXPEDのLightningは雪山登山用に容量の大きなバックパックが欲しいなと考えていた時に、HYさんのブログをたまたま拝見し、これは良さそうだと思って購入しました。

www.seamdesign.com

しっかりとしたフレームとヒップベルトを備えつつも、バックパック自体の重量はそれほど重くなく、背負い心地もまずまず(フレームに備え付けられたサスペンションが良い感じ!)で非常に気に入っています。

60リットルの容量を必要とする登山が年に数回しかないため、それほど出番はありませんが、冬のテント泊登山には欠かせないバックパックです。

現行品はコンプレッションストラップが黒く細身になり、よりスタイリッシュにリニューアルされています。

GRANITE GEAR VIRGA 2 : 52L

GRANITE GEARのVIRGA 2は僕がUL系の登山道具に興味を持つようになって最初に購入したバックパックです。

52Lと比較的大き目の容量ですが、フレームレスで荷物を入れないとペラペラの布切れのようになってしまうバックパックです。パッキングするにはスリーピングマットを筒状にしてバックパックに入れて、その中に他の荷物を入れていきます。

このバックパックは2015年の裏銀座縦走や、八ヶ岳縦走登山、涸沢登山などで活躍してくれましたが、この後紹介する山と道ONEを購入してからは出番が無くなってしまい、クローゼットの肥やしになっています。

悪くない製品ですが、この価格帯のものであれば現在はもっと良い物が沢山出回っているので、あえて選ぶことはないかなと…。

山と道 ONE : 50L

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山と道のONEは僕が一番気に入っているバックパックで、主に2泊以上のテント泊登山で使っています。(荷物が増える秋は1泊2日でも使ってます)

背負い心地は最高だし、荷物も沢山入るので非常に使い勝手の良いバックパックだと思っています。2017年に購入したので、もう3年使っていますが経年劣化している感じはないですし、壊れたり破れたりもしていません。

とても良い製品なので、山と道のお店に立ち寄ることがあれば是非フィッティングしてみてください。

www.haradesugi.com

Gossamer Gear G4-20 : 42L

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ここ数年の登山道具の軽量化と小型化に伴い、無積雪期の1泊2日程度の登山に50リットルの山と道ONEではオーバースペックに感じるようになっていました。

ただONEより小さいバックパックは山と道MINI2とOMM Classic32では1泊2日のテント泊登山には容量が少し足りません。

マイカー登山の時は着替えや不要な荷物を車に置いていけたので、32リットルのバックパックでもパッキング可能でしたが、公共交通機関での移動にシフトしてからは諸々の荷物を全て持ち運ぶ必要があり32リットルでは荷物が収まりきらなくなってしまいました。

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僕の好きな山と道にはTHREEというONEとMINI2の中間のサイズのバックパックが販売されていますが、バックパックをすべて山と道にするのも面白くないなぁと思って選んだのがGossamer Gear G4-20です。

Gossamer Gearのサイトで注文して取り寄せました。

42リットルの容量は1泊2日には十分で、余裕をもったパッキングができるようになりました。各種ポケットの収容力が凄いので雑にパッキングしても全ての荷物が余裕で収容できます。

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唯一の不満点はピークデザインのキャプチャー(カメラを取り付けるアタッチメント)の現行品が取付できない点でしょうか…。(旧型を取り付けて運用中)

www.haradesugi.com

山と道 MINI2 : 35L

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買うつもりのなかったバックパックが今やONEに次ぐ活躍…。

夏なら僕の手持ちの荷物でも何とかテント泊装備が収まる容量ですが、バックパックがパンパンになってしまうので、最近は日帰り用として使っています。

以前に推奨重量を大幅に超える荷物をパッキングしたことが原因で、ショルダーハーネスの付け根の縫製がほつれてしまいました。幸い山と道研究所に持って行って修理してもらうことができたので事なきを得ましたが、その後はパッキング重量に気を付けて無理に荷物を詰め込まないようにしています。

こちらは購入して4年近くが経過しましたが今も現役で愛用しています。

www.haradesugi.com

山と道ファクトリーショップは現在「山と道研究所」として材木座に移転しています。

OMM Classic32 : 32L

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僕が持っているバックパックの中で唯一雨蓋があるモデルです。

2015年4月に購入したOMM Classic 32は山と道MINI2を購入するまでは1泊2日のテント泊登山用のバックパックとして愛用していました。

こちらもMINI2同様にシンプルな作りでフロント・サイドのポケットの容量もまずまずなので、夏の1泊2日のテント泊なら十分パッキング可能です。

背面には折り畳み式のマットが入っているので、エアータイプのスリーピングの下に敷いてパンク防止に使っていました。山と道MINI2とほぼ同じ容量なので、MINI2購入後は出番が少なくなり現在はリストラ要員です…。

現行品はスタイリッシュでカッコいいですね。(オイ!)

EXPED CLOUDBURST 25LTR DRYPACK : 25L

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エクスペドのアタックザックです。

丈夫な防水素材のスタッフバッグにショルダーハーネスを付けました、みたいな感じの製品です。

購入当初はよく使っていましたが、意外と嵩張ってパッキングしづらいので徐々に出番が無くなり出番が無くなってしまいました。

SEA TO SUMMIT ULTRA-SIL DRY DAYPACK : 22L

コンパクトになるアタックザックが欲しいなと思っていたところ、カモシカスポーツで非常にコンパクトな製品を見つけたので衝動買いしました。

収納袋にはカラビナが付いているので、バックパックに外付けすることが可能です。

過去に使っていたバックパック

既に売却していてリストには入っていませんが、以下のバックパックを以前使っていました。これも購入額に加えるとバックパックだけで20万円超えますね…。

THE NORTH FACE TELLUS 45

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登山を始めて最初に買ったバックパックです。

2013年に購入して最初に使ったのは熊野古道の小辺路を歩いた時でした。同じ年の晩秋に雲取山で初めてのテント泊した際もこのバックパックを使いました。

ザックカバーも付いていて使い勝手の良い製品でしたが、新たに買ったバックパックたちに出番を奪われて退場となりました…。

GREGORY BALTORO65

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登山を始めた2013年の翌年に本格的なバックパックを買おうと思って、好日山荘でフィッティングしてその場で購入を決めたのがグレゴリーのバルトロ65です。

言わずと知れた最高のバックパックですが、登山のスタイルが定まっていくにつれてオーバースペックに感じるようになり、徐々に出番が無くなってきたところで売却しました。

バックパックまとめ

以上、現在僕が所有しているバックパック、そして売却済みのバックパックの紹介でした。

バックパック編だけでこの調子なので先が思いやられますが、今回の企画は僕自身の無駄遣いを戒めるためでもあるので、リスト化した道具・ウエアを紹介しきるまで不定期更新で続けていこうと思います。