2021年4月19日。
丹沢の塔ノ岳に登ってきました。
2020年11月下旬に奥多摩を歩いて以来、本格的な登山は約5ヵ月ぶりです。
3月下旬に緊急事態宣言が解除され、そろそろ山に登ろうかなと思っていたところ、新型コロナウイルスが再び感染拡大し、4月20日から「まん延防止措置」が神奈川県(横浜市、川崎市、相模原市)にも適用されることが決まり、「不要不急の外出は控えるように」という黒岩知事の呼びかけが…。
4月下旬は蝶ヶ岳にテント泊、GWは立山の雷鳥沢キャンプ場で数日テント泊…といった計画を立てていましたが、このような状況なので計画を一旦白紙にすることにしました。
…というわけで、5ヵ月も登山を我慢してきたのに再びこのような状況になってしまい、何ともいえない気分になってしまった僕は「県内の丹沢に蜜を避けて1回登るくらいなら誰も文句は言わないだろう」と思い、今年最初でこの春最後?の日帰り登山に出掛けることにしたのでした。
タイムズカーシェアで秦野市の大倉バス停前へ
今回はできるだけ早い時間に登山をスタートさせて、なるべく人に会わずに下山しようと思っていたので、いつもの公共交通機関の移動ではなくタイムズカーシェアで車を借りて現地まで移動しました。
大倉バス停前の駐車場に到着したのが朝の5時。
車内で準備をして5時過ぎに出発しました。
いざ塔ノ岳山頂へ
この辺りの日の出時刻は5時過ぎ。
出発時には辺りは明るくなっていました。
登山道は結構暗いですね。
徐々に木々の向こう側が明るくなってきました。
歩いているうちに暑くなってきたので、出発して少し歩いたところで上に来ていた薄手のソフトシェルを脱ぎました。
登山口で2名の登山者を追い越してから誰にも会わずに見晴茶屋の手前まで来ました。
平日の早朝は人が少なくて良いですね。
見晴茶屋
見晴茶屋を通過します。
太陽が昇ってきてだいぶ明るくなってきました。
ここから徐々に登山道らしくなってきます。
陽の光がだいぶ入ってくるようになってきて、木々の緑がとても綺麗でした。
久しぶりの登山はとても気持ちが良く、誰もいない静かな登山道を黙々と登っていきます。
駒止茶屋
駒止茶屋の手前で走ったり歩いたりを繰り返す足早な登山者に追い抜かれました。
出発前は体力的に大丈夫か心配でしたが、ここ最近続けているウォーキング・ジョギングのおかげか全く問題ありませんでした。
ただ持病の膝痛がいつ炸裂するか不安だったので、出発の段階で右足に膝サポーターを装着しています。
家の近所の桜はだいぶ前に散ってしまいましたが、丹沢はまだ春が訪れたばかりのようです。
堀山の家から続く階段地獄を登り続け、ようやく花立山荘の手前までやってきました。この辺りまで来ると太ももに披露が蓄積しているのが分かりますね。
花立山荘
花立山荘に到着しました。
この日は雲ひとつない快晴で富士山もよく見えます。
秦野市の街並みも海もよく見えます。
花立山荘の横のマメザクラが綺麗に咲いていました。
以前、同じくらいの時期に来た時も綺麗に咲いていたので、塔ノ岳周辺の桜は4月中旬から下旬が見頃なのかもしれません。
花立山荘まで来れば塔ノ岳山頂まであと少し。
疲れたら足を止めて周囲を眺めれば絶景が癒してくれます。
日当たりの悪い地面には霜が降りていました。
山頂直下、最後の登り。
塔ノ岳の山頂に到着
7時58分。
出発から3時間弱で塔ノ岳山頂に到着しました。
雲ひとつない快晴で眺望も素晴らしく、最高の塔ノ岳山頂です。
到着した時点で登山者は僕を含めて3名ほど。
海側の景色は花立山荘の手前くらいからよく見えていましたが、山頂から見るのが一番ですね。
江の島もよく見えました。
OMM Classic25
今回初投入のOMM Classic25。
以前持っていた旧型のOMM Classic32は売却してしまったのですが、日帰り用のバックパックを検討していたら新型で一回り小さいClassic25を見つけて思わず購入してしまいました。
背負い心地もよくバックパックとしての機能も十分。見た目もグレーを基調としたシンプルなデザインでカッコいいです。
Ulanziのカメラホルスター
バックパックのショルダーハーネスに取り付けるカメラホルスターは今回からピークデザインのキャプチャーではなく、Ulanzi製に変更しています。
脱着のボタンが逆向きになったので序盤は戸惑いましたが途中で慣れました。
三脚に同社のクイックリリースプレートを取り付けていたので、道中の動画撮影時の三脚固定が非常に楽になりました。
NATURE THINGのエナジーバー
以前から愛用しているネイチャーシングのエナジーバーが新しくなっていたので、購入した4種類の中からふたつを選んで持ってきました。
カカオ&ヘーゼルナッツプラリネを食べてみましたがとても美味しかったです。砂糖やシロップ、添加物などを使っていない自然由来のエナジーバーなので体にも良さそうです。
個人的には以前販売されていた味噌味が最高なので再販して欲しいのですが…。
尊仏山荘でコーヒーを飲む
山頂で休憩していたら体が冷えてきたので尊仏山荘でコーヒーを飲むことにしました。
温かいコーヒーを飲みながらSNSや仕事のメールをチェック…^^;
小屋の中はスタッフの方と歩荷で来られた方と僕だけ。
平日の早い時間は人が少なくて落ち着きますね。
下山
尊仏山荘でしばらく休憩した後に来た道を戻ります。
鍋割山荘は月曜日が定休日なので、鍋割山は経由せずに下山することにしました。
花立山荘でラーメンでも食べようかと思い、中に入ろうとしますが扉が開かず…よく見ると「Close」の札が出ていました。
それならば大倉バス停前のYAMA CAFEで!と何を食べるか考えながら先を急ぎます。
いつもよりも荒々しく歩いていましたが、両膝のサポーターとトレッキングポールのおかげか膝痛は発生せず、違和感なども感じられないまま最後まで歩くことができました。
気持ちは満たされ腹は満たされず・・・
10時42分。
腹ペコの状態で大倉に帰ってきました。
楽しみにしていたYAMA CAFEの入口には「定休日」の文字が…。
山守茶屋には僕の行き場を無くした食欲を解消してくれるような食べ物は販売していなかったので、腹が満たされないまま車に乗り込んで帰路につきました。
色々ありましたが、5ヵ月ぶりの本格登山は天気に恵まれ非常に楽しいものになりました。
この勢いですぐにでも山登りに出かけたいところですが、このようなご時世なのでしばらく大人しく家トレでもやろうと思います。
夏には気兼ねなく山に登れるようになっているといいのですが。
今回の登山の様子はYouTubeにも公開していますのでぜひご覧ください。