はらですぎ

山とビールを愛するメタボリックおやじの登山ブログです。

JR大船駅から鎌倉の六国見山に登り、ハイキングコースをさまよった末に明月院方面に無事下山

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とある平日休みの朝。

昼から雨が降る予報でしたが、朝起きた段階では結構晴れていたので、朝のウォーキング代わりに近場のハイキングコースを歩いてみることにしました。

JR大船駅から高野の切通しへ

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鎌倉周辺のハイキングコースは概ね歩いてきた僕ですが、六国見山にはまだ登ったことがなかったので、今回はJR大船駅から高野の切通しを経由して六国見山に登り、そこから北鎌倉の明月院に抜けるルートを選びました。

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6:55

大船駅東口を出てサンドラッグと交番の間の道路を直進します。

ここから約20分弱、多聞院に向かって延々と歩いていきます。基本的に直進ですが判断に迷う場所もあるかと思いますので地図を貼っておきます。

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多聞院のそばの大船町内会館に差し掛かるとトンネルが見えてきます。

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トンネルの手前を左に入ったところが本日のスタート地点です。

言われなければ素通りしてしまうくらいの細い道?になっています。

高野の切通しから六国見山へ

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トンネルの手前を左に入って少し歩いたところを逆V字に折り返すように登っていくと、高野の切通しに到着です。

「切通し」というのは、山に囲まれていた鎌倉幕府が物資の運搬などに用いる道を切り開いたものと言われていて、鎌倉には鎌倉七口という有名な切通しが7つあります。

僕は大仏切通しと名越切通しは通りましたが、他の切通しはまだ訪れたことがありません。一部は舗装された道路になっているようなので、すべてを制覇する気になれず…。

ちなみに高野の切通しはかまくら景観百選に選ばれています。

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通りから少し入るだけで突然こういう景色が現れるところが鎌倉の隠れた魅力だと思っています。

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あと古くから使われてきた道が今も地域住民の方々に犬の散歩やジョギングで普通に利用されているところがまたいい。

一般道へ

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そんなわけで高野の切通しはほどなくして終わり、六国見山への表示と共に一般道に復帰します。

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階段を上ってしばらく道なりに歩いて行きます。

大船高等学校を右手に道なりに歩いて行き、坂を登り切ったところで右折して少し歩いたところを左に入ると、六国見山 森林公園に続く階段が見えてきます。

六国見山森林公園

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階段を上っていくと…

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再びハイキングコースに。

晴れた新緑の中を歩くのは気持ちが良いですね。

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展望台が見えてきました。

六国見山森林公園の展望台

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六国見山森林公園の展望台に到着しました。

六国見山は、旧国名で相模・武蔵・安房・上総・下総・伊豆の六国が見えたことに由来して名づけられたようです。

確かになかなかの眺めです。

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逗子方面の海はよく見えますが、六国が見渡せるかと言うと…。

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現在はそうでもなさそうです。

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みなとみらい方面もよく見えます。

静かで眺めが良くなかなかの場所ですが、ここは六国見山の山頂ではありません。

六国見山の山頂へ

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というわけで展望台を後にして六国見山の山頂に向かいます。

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展望台を来た道とは反対側に進んでいきます。

そして…。

六国見山に到着

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六国見山の山頂に到着しました。

早歩きしていたら見逃すくらいさりげなく置かれている山頂の表示^^;

標高147mです。

そして事前に調べて分かっていましたが、六国見山の山頂は木々に囲まれていて何も見えません。

ハイキングコースで道迷い?

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無事に山頂も踏んだし、あとは北鎌倉の明月院方面に下るのみ。

そう思って先へ進みますが…。

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住宅が見えてきてハイキングコースも終わりかな?と思い、道路に出てみると事前に調べていた場所とは違います。

明月院通りに出るはずなのですが、Googleマップで現在位置を見てみると結構離れています。

おかしいな?と思い、来た道を少し引き返して途中でスルーした分岐から別の方向に歩いて行きますが、途中でGoogleマップを確認したところ、先ほどよりも目的地から遠ざかっているようでした。

こんなところで道迷い!?

地図にない道を通って明月院通りへ

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これは埒が明かないと思い、ルート確認の際にチェックしたYouTubeを改めて確認すると、さっきの下りてきたところの民家の右側(写真の矢印方向)を入っていくことが判明。

超低山だと思って動画を飛ばし飛ばし見て大事なポイントを見逃していました。

日当たりが悪く、前日雨が降ったせいで足元の草は濡れていて、履いて来たズボンがビショビショに濡れてしまいました。そして所々に蜘蛛の巣があって2度ほど頭に引っかかって「うわっ」と声を出してしまいました。

しばらく歩いて行くと道幅が広くなり、濡れた草に悩まされることはなくなりました。誰もいない名もなき切通しを歩き、道なりに下っていきました。

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そして無事?に明月院通りに下りてくることができました。

この写真だと分かりづらいかもしれないので矢印を入れると…

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このように下りてきました。

六国見山から明月院通りまでのルートはGoogleマップでは確認できず、ハイキングコース上に明確な案内も出ていないため、事前に"ちゃんと"予習しておかないと思いもよらぬ場所に出てしまう場合があるので注意が必要ですね。

それにしてもこの分かりづらいルートは一体…?と思い、帰宅後にネットで色々調べてみたところ、以下の記事を見つけました。

明治13~19年にかけて陸軍が作成したフランス式迅速測図(2万分の1)では、現在車道がある明月院坂とともに徒歩道として書かれています。

切通し道の方が実線なのに対して、明月院坂が点線なので、当時は切通し道の方が主力であったことがわかります。

これが明治46年ごろになると、明月院坂は二重点線になり今泉方面への直登ルートが延びる一方で、切通し道は消されています。

2016年現在の国土地理院の地図では、道の記載はありません。

www.hinatabi.com

どうやら明治の終わりくらいまで地図に道として記録されていたようです。記事には明治46年とありますが、明治は45年7月で大正になったので、もしかしたら昭和46年の書き間違いかもしれません。

まあ何はともあれ昔は徒歩道として地図に載っていた徒歩道のようです。

鎌倉はこういうのを探したら色々出てきそうですね。

JR北鎌倉駅まで戻って帰りました

8:32

当初は北鎌倉からさらにハイキングコースを歩いて由比ヶ浜まで行こうかと思っていたのですが、天気予報通りに怪しい雲がもくもくと出てきたので、大人しく帰ることにしました。

色々ありましたが、なかなか面白い朝の散歩になりました。

ちなみに今回のルートはYouTubeチャンネル「鎌倉アーカイブ by kagolabo」さんの動画を参考にさせて頂きました。

僕も今回のルートを動画で撮影したので編集が終わりしだいYouTubeにアップロードして、この記事上にも動画を掲載したいと思います。

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