はらですぎ

山とビールを愛するメタボリックおやじの登山ブログです。

GoProでPOV撮影するためにバイトマウントを購入しました

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GoProの主観撮影(POV:Point Of View)といえばヘルメットの前面に本体を取り付けて撮影したり、ネックストラップを使って首から下げて撮影する方法が主流だと思います。

ヘルメット以外でも頭部に取り付けるベルトなどがありますが、装着するのが面倒で撮りたい!と思った時に反射的に撮影することができません。また首から下げると映したい方向に体を向ける必要がありるので思ったような映像が撮れない場合があります。

より簡単に自然にPOVを撮る方法はないのか?と調べてみたところ、バイトマウントの存在を知りました。

バイトマウントはGoProを口で咥えて撮影するためのアタッチメントで、海外のサーフィンなどのスポーツを楽しむYouTuberがよく使っているようです。

バイトマウントのバイトは英語の「bite」で、食べる・一口・噛むといった意味があるようです。

まぁそのままの名称ですね。

GoPro用のバイトマウント

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バイトマウントはGoProの型番によって何種類かあるようですが、僕は咥えるところだけあれば十分なので、比較的安価な古いタイプ(GoPro HERO7用)のものを注文しました。

サーフィン用に使う浮き(水に落とした時に浮いてくるパーツ)はサイズが合いませんので捨てました。(GoProは代替わりするたびに巨大化していくので…)

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GoProに取り付けるとこんな感じになります。

衛生的にいかがまのものかと思いますが、登山中は数秒の撮影にしか使わないので、あまり気にしていません。見るからに…というときは洗いますが。

登山中の撮影方法

これをどういう時に使うかと言うと、歩行中の自分の手足を映したい時やテントの中で手元の作業を撮りたい時などに使います。

逆さにした時に画面が反転するようにロックを解除して、画角をワイドにして本体を少し下に傾けた状態にして録画開始ボタンを押します。そしてシリコン部分を歯で軽く噛んで動かないように気を付けながら撮影します…。

傍から見ると「あの人なにやってるの?」と思われてしまうので、あまり人の多いところではできない撮影ですが、テントの設営やテント内で調理する場面などの撮影には重宝するのではないかと思っています。

先日の平標山登山の時にバイトマウントを使って撮影したシーンがありますので、どういう場面で使っていたのかを紹介したいと思います。

テントを出現させるシーン

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テント場にオニドーム1を出現させて荷物を室内に入れるシーンはバイトマウントを使って撮影しました。

靴で地面に線を引いて立ち位置を記録しておいて、テント設営前と設営後に同じ場所で撮りました。

テント内での缶ビール

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「GoProを口に咥えているからビールが飲めない」という致命的な欠陥に気付いた瞬間…。

平標山の山頂に到着したところ

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平日の早朝で登山者が誰も居なかったので外でも堂々と咥えて撮ることができました。

エンディングの手を叩いて場面転換するシーン

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手をパンと叩いた瞬間に次のシーンに場面転換する映像を撮るために、バイトマウントで歩きながら手を叩く映像を幾つか撮って編集で繋ぎました。

撮影しない時は

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使わない時はこのように平らにしてサコッシュに入れています。

衛生的にいかが…(以下略

バイトマウントを使わずに撮影したい時は

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歩行中に撮影する時はこれをそのまま手に持って撮っています。

上の写真のように置き撮りも可能ですが、口に咥えるものを地面に置くのはさすがに気が引けるのでまだ実践はしていません。

終わりに

以上、POV撮影のために購入したバイトマウントの紹介でした。

テント場など落ち着いた場所で撮影するぶんには問題はないのですが、体を動かしながら撮る場合は呼吸音が録音されてしまう場合があるので注意が必要です。

また、がっちり噛んで固定しているつもりでも歩いていると結構揺れます。

色々と気を遣う必要のある撮影方法ですが、普段とは違った画角の映像が気軽に撮れるので興味のある方は挑戦してみてください。