はらですぎ

山とビールを愛するメタボリックおやじの登山ブログです。

晩秋の明神ヶ岳を最乗寺の奥の院から登って箱根湯本駅に下山する日帰り縦走登山

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箱根の明神ヶ岳に登ってきました。

今回は前から気になっていたコースで明神ヶ岳に登り、そこから箱根湯本まで歩き、小田原駅まで電車で移動して駅の近くのラーメン屋で食事をとって帰る…という計画を立てました。

小田原駅から大雄山駅を経て最乗寺へ

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JR小田原駅から伊豆箱根鉄道の大雄山線で終点の大雄山駅まで移動し、そこからバスで出発地点の最乗寺に向かいます。

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電車の車窓からは富士山の先っぽが見えました。

雲も少なく山頂からの眺望が期待できそうです。

大雄山最乗寺

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8時過ぎに最乗寺に到着しました。

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いつもなら標識に従って左に進んで、トイレを済ませて道なりに歩いてハイキングコースに入るのですが、今回は最乗寺の奥の院まで登って別のルートで明神ヶ岳を目指します。

このルートはヤマタイムや山と高原地図には未記載のルートで、TwitterでフォローしているRed sugarさんのブログ記事で存在を知りました。

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…というわけで三門をくぐって奥に進んでいきます。

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三門を抜けてから少し歩くと紅葉が綺麗な場所がありました。

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足元には信号機の配色の散らばっていました。

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奥の院へは本堂手前の階段を登り、左の通路を進みます。

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多宝塔の下には見事な滝が流れています。

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御真殿には天狗の団扇と天狗の高下駄がありました。

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そして…

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奥の院へ続く350段の階段を登った先に登山口があります。

出発前の足慣らしには丁度良いですね。

奥の院からハイキングコースを歩いて明神ヶ岳へ

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階段を登った突き当りにある奥の院を左折して少し進むと明神ヶ岳に続く登山道の入り口に到着します。

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ここから明神ヶ岳の分岐まで眺望のない登りが延々と続きます。

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木々の紅葉は殆ど終わっており、紅葉した木々の葉が登山道を覆っていました。

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箱根の秋はもう終わりを迎えているようです。

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快晴だと思っていた空はいつのまにか雲に包まれ、陽の光は雲の切れ間から時折差し込む程度に…。

天気の良い(とされていた)祝日の奥の院からのルートは閑散としていて、出発してから誰ともすれ違いませんし、誰にも追い越されません。

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途中で送電線のメンテナンスに来ていた作業員が作業しているところに出くわしましたが、明神ヶ岳の分岐まで登山者には出会いませんでした。

途中で箱根周辺の登山道特有?の地面がU字にえぐれて歩きづらい個所や、登るのに苦労する段差があったりと、歩くのに苦労する場所が多少ありましたが、それ以外はそれほど急な斜面もなくのんびり登ることができました。

始めて明神ヶ岳に登る人は最乗寺に入ってすぐのところにあるハイキングコース入口から登った方が登山道や景色の変化が楽しめると思います。

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明神ヶ岳の分岐から山頂へ

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明神ヶ岳・金時山の分岐に出てようやく登山者とすれ違うようになりました。

人通りの少ない裏道から表通りに出たような気分です。

明神ヶ岳に到着

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到着しました。

明神ヶ岳登山の成否は何で判断するかと言えば、山頂から富士山が見えるかどうかだと僕は思っています。

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…というわけでご覧の通りです。

雲の動きを見ているとこれから徐々に晴れてきそうな雰囲気ではありましたが、この分厚い雲は簡単に動きそうにありません。

山頂で休憩

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山頂はベンチ、テーブル、周辺の芝生部分はほぼ埋まっていましたが、僕と入れ違いで出発する登山者の方々のベンチが空いたので、そこに荷物を下ろして早めの昼食を食べることにしました。

お湯を沸かしてカレーメシを作り?胃に流し込んでいきます。(ほぼ飲み物)

食後にコーヒーを飲もうと思ってお湯を沸かし、ドリップバッグコーヒーを入れますが、山頂周辺は風が吹いてなかなかの寒さ。

飲む段階でかなり冷めてしまいました。

こんなことなら家で淹れてサーモスに入れて来れば良かったです。

箱根湯本駅へ

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食事もコーヒーも終えたところで出発します。

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山頂で富士山が出てくるのを待ってもよかったのですが、雲が必ず取れるとは限りませんし、吹き付ける風が結構冷たかったので歩いて体を温めつつ先に進むことにしました。

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富士山が見える気配はありませんでしたが、青空の面積は徐々に広がってきていました。

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そして足元には色とりどりの落ち葉の絨毯が。

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綺麗に色付いた木々の葉は落ちてからも楽しめますね。

全てが早すぎた説

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木々の切れ間があったので立ち止まって見ると、分厚い雲に覆われていた富士山が顔を出そうとしていました。

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完全に姿を現すまでにそう時間はかからなそうな雰囲気です。

朝は晴れていたのに昼から雲が出て…みたいな展開はよくありますが、今回は逆のパターンだったようです。

最乗寺を出発する時間をもう少し遅くするか、明神ヶ岳から金時山に向かっていればどこかで富士山の完全体が見れたはず…。

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とはいえ富士山のために来た道を戻るのもバカバカしいので先に進みます。

明星ヶ岳

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明星ヶ岳に到着。

眺望ゼロなので義務的に写真を撮り先へ進みます。

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それにしても落ち葉の絨毯は最高ですね。

乾いた落ち葉の上をサクサク音を立てながら歩くのが楽しいです。

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色付いた木々の葉はほぼ登山道に落ちてしまっていますが、所々で写真のような木もあるにはありました。

完全に晴れ

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再び景色が見渡せる木々の切れ間があったので大涌谷方面に目を向けてみると雲が殆どなくなっていました。

やはり行動開始時間が早すぎたようです。

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明星ヶ岳を過ぎてからは数名の登山者とすれ違いましたが、3名のグループに追い抜かれた後は下山するまで誰にも会いませんでした。

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天気の良い祝日ではありますが、明神ヶ岳の山頂以外は閑散としています。

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足元はだいぶ賑やかでした。

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太陽を覆っていた雲は完全に消え去り、光を遮るのは木々の葉のみとなりました。

明星ヶ岳登山口から塔ノ峰へ

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明星ヶ岳登山口から舗装された道路をしばらく歩きます。

右側を遠慮がちに歩いていましたが、結構なスピードを出した車が「もっと端に寄れ!」と言わんばかりに幅寄せしてきて肝を冷やしました。

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しばらく道路を歩いたあとは再び登山道に入り、塔ノ峰への登りが始まります。

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ゆるやかな登りが少し続いて、そこからは塔ノ峰まで殆どアップダウンはありません。

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塔ノ峰に到着しました。

ここからは阿弥陀寺まで下りが延々と続きます。

右膝に違和感が出ていたので両膝にサポーターを装着しました。

阿弥陀寺

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黙々と下り続けて阿弥陀寺に到着しました。

疲れていたのか気を抜いていたのか、途中で2度ほど尻餅をつきました…。

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阿弥陀寺は6月頃はアジサイが綺麗に咲くお寺ですが、この時期はカメラを構えて撮影するような被写体は特になさそうでした。

生え方のクセがすごい木

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阿弥陀寺を出て道を下っている途中で妙な生え方をしている木を見つけました。

急な斜面から真横に幹が出ていて、そこから真上に大小さまざまな枝が生えていました。どういう経緯でこのような状態になったのかは分かりませんが、生きるための必死さみたいなものを感じました。

箱根湯本駅に到着

箱根湯本駅まで無事に戻ってきました。

駅に到着したタイミングで小田原行きの電車の発車時刻だったので、すぐに乗り込んで小田原駅に向かいました。

今回箱根の山に登ったのは、以前にフミコフミオさんの書かれた小田原の熊本ラーメンの記事を読んで「くまもとらーめんブッダガヤ」に立ち寄ろうと思っていたからです。

r.gnavi.co.jp

ブッダガヤは昼の部と夜の部があり、夜の部の営業開始時間が17時なので、その時間に合わせて小田原駅に到着するつもりでいましたが、想定していた以上に早く下山してしまい、かなり早い時間に小田原駅に到着してしまいました。

駅周辺で時間を潰すことも考えたのですが、17時まで1時間以上あり、登山中の静けさが嘘のような混雑具合だったので今回は諦めることにしました。

まとめ

…というわけで富士山は見えず、ラーメンは食えず…と未達成のタスクは幾つかありましたが、足元の色鮮やかな秋を感じながら楽しく山を歩くことができました。

YouTubeに当日の様子をアップしているので、そちらも是非ご覧ください。

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