はらですぎ

山とビールを愛するメタボリックおやじの登山ブログです。

GWの立山室堂に持って行ったテント泊装備リスト

需要があるかは分かりませんが、自分の振り返り用にもなると思い、5月3~5日に残雪期の立山にテント泊で滞在した際の装備を思い出してまとめてみました。

最初に断っておきますが、思い出しながら書いた記事なので、

 

ほぼ文字です。

 

写真を見ながらイメージを膨らませたい方は「そっ閉じ」推奨です。

水抜きで20kgくらいあったはずですが、記憶を頼りにリストアップした結果3kgくらい軽くなってしまいました。

バックパック:1,249g

今回はバックパックに全ての荷物を入れることができませんでした。

往路ではヘルメット、アイゼン、スコップ、その他小物などを登山靴を入れる手提げ袋に入れて持ち運びました。

EXPED Lightning 60:1,150g

僕が所有している中で最も容量の大きいバックパックです。このバックパックは1世代前のモデルで、現行品は本体に付いているストラップが黒になってよりカッコよくなっています。

外側のストラップを活用することでピッケルやスコップなど、様々な物をバックパックに外付けすることができます。ただ僕の場合、公共交通機関を利用して移動するので、他の方に迷惑がかからないように道具類の外付けはしませんでした。(サイドポケットにテントポールやペグなどは入れました)

バックパックに収納しきれなかったヘルメットやスコップなどは、登山靴を入れる手提げ袋に入れて手持ちで運びました。

頑丈で背負い心地の良いバックパックですが、唯一の難点はピークデザインのキャプチャーをショルダーストラップに取り付けできないことです。

※商品リンクは現行品です

SEA TO SUMMIT ULTRA-SIL DRY DAYPACK:99g

雷鳥沢キャンプ場から登山をする際のアタックザックです。

ベースキャンプ型の登山だったり、テント場と山小屋が離れている時などの荷物入れとして使っています。軽くてコンパクトなのでバックパックの中の隙間にスッと入ります。

居住関連(テント・シュラフ・マット等):3,104g

当初はフロアレスシェルターのクフタイベックを持って行くつもりでしたが、荷物をより軽く・コンパクトにするためにクロスオーバードームに変更しました。

ヘリテイジ クロスオーバードーム 2G:630g

テントはクロスオーバードーム 2Gを持って行きました。

重量はポール込みで630gです。

クロスオーバードームは正確には「ドーム型ツェルト」であり、テントとは異なるカテゴリーの製品なので、一般的なテントと同様の性能を求めると痛い目にあう場合があるので、その辺りを踏まえたうえで使うことをお勧めします。

結露する、シングルウォールで生地が薄い、前室がない、水没しやすいなどなど…メリットよりもデメリットが多く、使いこなすのが難しい商品ですが、軽さとコンパクト性が抜群なので昨年から使用頻度が高めです。

オクトス アンダーグランドシート:130g

クロスオーバードーム 2Gにピッタリの別メーカーのフットプリントです。

Easton Gold 24″:30g×8

62cmの長いペグです。

それなりに積雪量のある場所であれば確実に刺さります。

竹ペグのように掘り起こす必要もなく撤収も楽です。

1本30gを8本持って行きました。

locusgear.com

toughstake タフステイク S:39g×4

念のために雪上用のペグをもうひと種類。

こちらは出番なし。

アライテント ATマット 5400 Lサイズ:200g

クロスオーバードームは生地が薄く、地面の濡れが室内に染みてきてしまうことが時々あるので、それを無効?にするためのアイテムを持って行く必要があります。

夏場であればエマージェンシーシートで済みますが、今回は地面が雪で冷たいのでアライテントのATマットを選びました。

EXPED DownMat HL Winter M:480g

R値の高い冬用のエアーマットです。

専用のポンプサックが付属しているので、簡単に膨らませることができます。軽さを出すためにマットの面積はかなりタイトになっていて、あまり快適ではありませんが、今回はあまり気になりませんでした。

モンベル スパイラルダンハガー #2:993g

シュラフは2013年に購入したモンベルの#2を選びました。

テントが結露しやすいクロスオーバードームだったので、テント内の結露から濡れを防ぐことと対応温度のブーストを目的にエスケープライトヴィヴィを一緒に持って行きました。

1日目は氷点下、2日は氷点下のギリギリのラインを行ったり来たり…といった感じでしたが、ダウンジャケット+ダウンパンツ+ダウンシューズを着用した状態であれば全く問題ありませんでした。

最近まったく出番がなかったので処分を検討していましたが、秋の北アルプスや初冬の奥多摩、今回のような残雪期などに丁度良さそうなので、ボロボロになるまで使うことにしました。

ORTLIEB ドライバッグ PS10 バルブ付:74g

シュラフを入れるためのドライバッグです。

下部にバルブが付いていて、シュラフを入れた後にバルブを開けて上から体重をかけて空気を抜くことができます。

SOL エスケープライトヴィヴィ:156g

クロスオーバードームは常に結露の心配をする必要があるので、シュラフを濡らさないためのカバーとしてエスケープライトヴィヴィを持って行きます。対応温度のブースト効果も期待できます。

2日目はテントだけでなくヴィヴィ内にも結露が発生していてシュラフの足元が濡れていました。

EXPED AirPillow UL:45g

空気を入れて膨らませるタイプの枕です。

可もなく不可もなく。

食事関連(クッカー・カトラリー・食材等):1,577g

食事はいつも簡素なものを食べています。

尾西のごはんシリーズは腹が減っていても食べる気がしないということを今回改めて感じました。白飯に湯煎かお湯で戻した何かをかけて食べるのがベストですね…。

アマノフーズ「畑のカレー」が最近のマイブームです。

以下のものを巾着ヌノバケツに入れました。

雪対策用:3,872g

特記することのないごくごく普通の雪山用装備です。

ビーコンはやまどうぐレンタル屋でレンタルしました。2泊3日で送料込みで5,000円くらいだったかな?

ウェア類:1,761g(移動時身に着けている衣類を除いた重量)

山と道のWinter Hike Pantsはいわゆるソフトシェルのパンツで、5ポケットパンツを雪山用にアレンジしたような形状になっています。自然なシルエットでシャリシャリ感がないので家から現地までの移動もこのパンツを履いていました。

あとは状況に応じて使い分け…といった感じです。

当初はプロトンLTジャケットを持って行くつもりはなかったのですが、結構寒そうだったのでOMMの「SuperSonic スモック」からこれに変更しました。

現地以外で冬靴を履いて歩くのは嫌ですが、冬靴を持って歩くのはもっと嫌なので我慢しました。(新宿駅の改札で反対の足の靴紐を踏んで前のめりに転倒しました)

移動時

20kgのバックパックを背負って歩いているとシェルを着ている場合ではなくなってきます。自宅から最寄り駅までの移動で汗だくに…。

夜行バス内は寒くなる可能性を考慮してシェルを着て乗車しました。

登山時

雷鳥沢キャンプ場から剱御前小舎までは登りで体をよく動かすので、プロトンLTはアタックザックの中に。

小屋でしばらく休憩して別山に行く段階で以下のレイヤリングになりました。

  • MILLET TYPHON 50000 WARM ST JK:520g
  • ARC'TERYX プロトンLTジャケット:340g
  • ARC'TERYX  Remige Hoody:165g
  • ファイントラック ドライレイヤー(長袖):56g
  • 山と道 Winter Hike Pants:408g
  • モンベル ジオライン EXP. タイツ:172g
  • Scarpa モンブランプロGTX:1,800g(900g×2)

テント場滞在時

日中はプロトンLTを着なくても問題ないくらい暖かく快適な気温ですが、夕方くらいになると寒いのでプロトンLTを重ね着していました。

  • ARC'TERYX プロトンLTジャケット:340g
  • ARC'TERYX  Remige Hoody:165g
  • ファイントラック ドライレイヤー(長袖):56g
  • 山と道 Winter Hike Pants:408g
  • モンベル ジオライン EXP. タイツ:172g
  • THE NORTH FACE Cappucho Lid:70g

就寝時

寝る時は持ってきた防寒着を重ね着します。

これらを身に着けて、エスケープライトヴィヴィを被せたモンベルの#2で問題なく夜をすごせました。

  • モンベル ライトアルパイン ダウンパーカ:382g
  • ARC'TERYX プロトンLTジャケット:340g
  • ARC'TERYX  Remige Hoody:165g
  • ファイントラック ドライレイヤー(長袖):56g
  • NANGA ポータブルダウンパンツ:217g
  • モンベル ジオライン EXP. タイツ:172g
  • EXPED Down Sock:130g

その他:1,786g

  • エマージェンシーキット:220g
  • Platypus プラティ 2L ボトル:36g
  • モンベル U.L.トレッキングアンブレラ:123g
  • RAVPOWER モバイルバッテリー+ケーブル:511g
  • CARRY THE SUN ソーラーランタン:57g
  • dretec 温度計:30g
  • Ledlenser MH5:94g
  • PETZL BINDI 黒:35g
  • 吸水クロス:59g
  • その他小物入れ:400g?
  • TRAIL BUM P.I. POUCH:21g
  • 着替え、タオル:200g

撮影機材:3,689.5g

今回は立山の稜線で写真や動画を沢山撮ろうと思って、GoPro MAXと2.7mの自撮り棒まで持って行きましたが、1度も使うことなく旅を終えてしまいました…。

少しでも寒いと狸寝入りしてしまうGoProは、Enduroバッテリーを導入したことでしっかり働いてくれました。

まとめ

残雪期はその時の天候で環境が大きく変わります。

「最近ずっと天気が良いから軽装で大丈夫だろう」なんて油断していると、冬に逆戻りしたような天気になることもあるので、直近の情報だけで判断せずに天候が悪化した際に対応できる装備を用意しておく必要があると思います。

僕も直前まで「このくらいでいいだろう」と荷物を結構削っていたのですが、気温が下がって雪が降っているという情報が直前に入ってきたので慌てて装備を見直しました。

…というわけでゴールデンウィークの立山に持って行ったテント泊装備のまとめ記事は以上になります。

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