はらですぎ

山とビールを愛するメタボリックおやじの登山ブログです。

突如ランニングに目覚めたオッサンが東京マラソン2023に出走した結果

2023年3月5日、東京マラソン2023に出走して無事に完走しました。

フルマラソンを走ることになった経緯、レース当日の様子などについて書きました。

ランニングを始めたきっかけ

きっかけは2022年のトランスジャパンアルプスレース(TJAR)でした。

TJARは2年に1回開催される、日本海の富山湾から太平洋の駿河湾まで約415kmの距離を人間の足だけで駆け抜ける過酷なレースとして知られています。

2022年大会はスタッフの方々のInstagramでの発信が活発だったので、選手が各自携行しているIBUKI GPSによるリアルタイム位置情報と照らし合わせながらリアルタイムでレースを楽しみました。

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注目していたのは過去に何度も優勝している望月選手と、途中で中止になってしまった前回大会でトップを独走していた土井選手の2名でしたが、他の参加者のプロフィールを調べていくうちに、僕と年代の近い方々や更に上の世代の方々が参加していることが分かりました。

…というわけでTJARで頑張る世代の近いオッサンたちの頑張りを見て感化されたのが走り出したきかっけです。

ただ、僕は走り始めては続かずに3日坊主で終わる…というのを過去に何度も繰り返してきました。

走り続けるための理由はほんの少ししかないけれど、走るのをやめるための理由なら大型トラックいっぱいぶんはあるからだ。僕らにできるのは、その「ほんの少しの理由」をひとつひとつ大事に磨き続けることだけだ。

走ることについて語るときに僕の語ること」より引用

そこで走る続けるための理由を無理やり作りました。

マラソン大会にエントリー

そこで今回はマラソン大会にエントリーしてレースを完走するという目標を立てて、それに向かって頑張ることにしました。

まずは年明けの10マイル(約16km)を走る「湘南藤沢市民マラソン」にエントリー、そして当たったら挑戦してみてもいいかな…と軽い気持ちで東京マラソンにエントリーしました。

すると…

当たってしまったので、フルマラソン完走を見据えた練習をしていくことに決めました。いきなり東京マラソンを走るよりも事前にフルマラソンを1回走っておきたいなと思い、湘南藤沢市民マラソンの翌週に開催される勝田全国マラソンにもエントリーしました。

マラソンについて色々調べていくうちに、東京マラソンに外れたとしても何らかのレースには出てみたいな…と思うようになり、10月2日に勝田全国マラソンにエントリーしました。

年内にしっかり練習をして1月に短い距離のレースとフルマラソンを走って、3月の本番に臨むといった計画です。

ところが…

股関節痛とふくらはぎの肉離れで走れなくなる

走れば走るほどタイムが伸び、体重が落ちていき8~9月は朝のランニングが非常に捗り、そして走るのが楽しくなってきました。(GPSウォッチを使って走ったデータを可視化できるのがモチベーションに繋がりました)

このまま10月も…というところで股関節・鼠径部あたりに痛みが出るようになってきて走れなくなってしまいました。

10月はまともな練習ができず、11月に入ってある程度走れるようになってきたかな?と思っていたところで、左足のふくらはぎが肉離れを起こします。(走っている時ではなく道路を横断しようとしたときに発生)

この肉離れがなかなか治らず(治りかけた12月に再発)、1月下旬までまともに走ることができませんでした。(軽いジョグはやってました)この故障により湘南藤沢市民マラソンと勝田全国マラソンは棄権しました。

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そんなこんなで1月下旬からランニングを本格的に再開し、3月5日の本番に向けて2月は頑張って走り込みました。

気負いすぎて2月の後半に調子を落としましたが…。

レース当日

…というわけで前置きが長くなりましたがレース当日です。

新宿駅南口から地下を歩いて指定されたゲートから入場し、手荷物検査を経て会場に入り、道路脇でシューズを履き替え必要な補給食などを見につけ、手荷物をトラックに預けます。

僕は「フルマラソンが初めて」と正直に申告したせい?か分かりませんが、スタートブロックがJブロック(Aから始まって最後尾がLブロック)というかなり後方からのスタートになりました。

トイレは事前に済ませていましたが、整列位置で暫く待っている間に寒さで再びトイレに行きたくなってきましたが、スタート直前だったので走り始めてからどこかで用を足すことにしました。

東京マラソン スタート

そしていよいよスタート。

マラソンのスタートは9時10分ですが、Jグループがスタートラインを通過したのは9時32分頃。

新宿の街を駆け抜けるランナーたち。

壮観です。

当初の計画では1kmを5分30~40秒くらいで走ろうと思っていましたが、道路がランナーで埋め尽くされていて、追い抜きながら前に出るのに苦労しました。

しばらく走ったところでコースを外れてトイレへ。

それほど並んではいませんでしたが、ここで3~5分くらいタイムをロスしてしまいました。トイレの遅れを取り戻すべく、再び設定ペースを維持して先へ進みます。

秋葉原。

先行するランナーたちとすれ違います。

雷門とスカイツリー。

都内の有名スポットを楽しみながら走れるのも東京マラソンの醍醐味ですね。

30kmの壁

20kmくらいまでは普段のジョグの延長のような走りができ、このまま完走できてしまうのでは?と心にも体にも結構な余裕がありました。

ところが30kmを超えたあたりから、足底とハムストリングスの疲労により、意識して踏み込まないとペースを維持するのが難しくなってきました。

「これが30kmの壁か…」

ハーフを過ぎた時点では「もしかしたらサブ4(4時間切り)行けるかも?」なんて思っていましたが、30kmを超えてからはキロ6分ペースに落ち、サブ4達成の可能性がほぼゼロになった40km手前あたりから更にペースが落ち、後続のランナーに追い抜かれることが多くなってきました。

35km以降は1kmがかなり長く感じました。

ゴール!しかしサブ4ならず

そして石畳を走り抜け、最後のカーブを曲がってゴール!

初めてのフルマラソンを無事に完走することができました。

タイムはネットで4時間12分ちょっと。(正確なタイムを載せると検索で本名がバレる可能性があるので…)

ラップを見ると、最初の5kmでトイレに行ったタイムロス、30km以降のペースダウンがよく分かりますね…。

怪我により断続的になってしまった練習、身長169cm・体重72kgのややメタボ体型を考えれば上出来なタイムだったような気もしますが、家に帰ってきてレースを振り返ると「もっとやれたのでは?」とも思えてきます。

悔しさの残るレースではありましたが、初めての東京マラソン&フルマラソンは思い出に残る楽しいレースでもありました。

素晴らしいレースを開催してくれた東京都、献身的な活動で大会運営に貢献してくださったボランティアの方々、沿道からの大勢の応援、一緒に走ったランナーたちに感謝!

当たるかどうかは分かりませんが来年もエントリーしたいと思います。

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YouTubeに動画を公開しました

GoProで撮った動画を編集してYouTubeにアップしました。

後半は足が死んで撮影どころではなかったので、頻繁にワープしていますがご了承ください…。