はらですぎ

山とビールを愛するメタボリックおやじの登山ブログです。

東京マラソンを完走するまでにやったこと、起こったこと、体重の変化、買ったものなど

先日無事に東京マラソンを完走したわけですが、ラングを始めてからレース当日まで紆余曲折ありました。

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今回はランニングを始めた昨年8月から東京マラソン本番までどんなことをしてきたのかを紹介したいと思います。

誰かの参考になるかは分かりませんが、こういうオッサンもいるよ…というひとつの事例として見てもらえると嬉しいです。

ランニング開始時のスペック

  • 47歳 男性
  • 身長:169cm
  • 体重:77.5kgくらい(腹のぜい肉が凄い)
  • 陸上経験:なし
  • 過去のランニング経験:「数日走って終わり」を何度か
  • 運動習慣:週3~5回くらいのウォーキング(2021年12月から)

2021年くらいから早朝のウォーキングを習慣にしていましたが、荒れた食生活をしており体重は一進一退。

登山活動が活発になる初夏から秋にかけて体重が少し落ちて、年末から春にかけて再び太るというサイクルを毎年繰り返していました。

スマートウォッチを購入して運動や体のデータがスマホに蓄積されるのが面白くなり、そろそろ運動強度を上げようかな…と思っていたところでTJAR(トランスジャパンアルプスレース)を見てランニングを始めることを決意しました。

2022年8月:走り始める

ランニングをするぞと意識して走り出したのは2022年8月7日でした。

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走り始めてすぐの頃は5kmを越えると足が痛くなり、ウォーキングに切り替えて家まで帰る…というのが続きましたが、しばらく続けていくうちに少しずつ走れる距離が伸びていきました。

湘南藤沢市民マラソンにエントリー

ランニングを継続するための原動力になればと思い、8月19日に湘南藤沢市民マラソンにエントリーしました。

10マイル(約16km)の短い距離のレースなので、微妙な走力でも完走できるかなと思いまして…。

ランニング用のシューズを買う

当初は家の下駄箱に入っていた使わなくなったトレイルランニング用のシューズ(トレイルラン用途ではなく登山で使用)を履いて走っていましたが、ランニング用のシューズがあったほうがいいと思い、ナイキのサイトでセールになっていたズームフライ4を買いました。

いわゆる厚底カーボンシューズというやつです。

このシューズが驚きの性能で、シューズの反発・推進力がトレラン用シューズとはけた違いで、自分の脚力が拡張されたかのような錯覚を覚えました。

簡単にスピードに乗ることができて、気持ちよく走ることができるようになり、毎朝走るのが楽しくなりました。

といってもキロ6分程度で5kmを過ぎると失速する程度ですが…。

ランニング用に骨伝導イヤホン「OpenRUn」を買う

走りながら音楽を聴くのにカナル型のワイヤレスイヤホンを使っていましたが、耳の中に汗がたまって気持ちが悪かったので、骨伝導イヤホンを買いました。

従来のワイヤレスイヤホンと比較すると音質はクソですが無音よりはマシだと思って愛用しています。

…というわけで8月の月間走行距離は119kmほど。

※最後の1~2kmを歩いたりした日もあるので実際は110kmくらいだと思います

8月の平均体重は76.6kgでした。

2022年9月:ひたすら早朝ジョグ

そういえば東京マラソンっていつから募集しているんだろう?と検索してみたところ、ちょうど募集が開始したところだったので、ダメもとでエントリーしました。

もし当選した時のためにフルマラソンを完走するためのノウハウをネットで調べていたところ、ダニエルズのランニング・フォーミュラなる本を大勢の方がお勧めしていたので購入しました。

マラソンには筋持久力・スピード・スピード持久力が必要だということは本を読む前にネットで知りましたが、具体的に何をやればいいのか…という具体的な内容は本書で知りました。

ただ僕はまだ体が重すぎるので、9月もひたすら朝の空腹ジョグで体脂肪を燃やして10月くらいから本格的な練習を始めようと考えていました。

…というわけで9月の月間走行距離は148kmでした。

9月の平均体重は75.4kgでした。

2022年10月:股関節・鼠径部に違和感が出る

マラソンについて色々調べていくうちに、東京マラソンに外れたとしても何らかのレースには出てみたいな…と思うようになり、10月2日に勝田全国マラソンにエントリーしました。

そしてその数日後に東京マラソンの当落通知が届きます。

当選。

いよいよフルマラソン完走に向けてランニングと向き合う時が来ました。

ところが…

10月に入ってから右足付け根から太ももにかけての違和感、左鼠径部の痛みが走った後に出るようになり、騙し騙し走っていましたが埒が明かないので約2週間ほど走るのをやめ、そろそろ大丈夫かな?と走ってみたところ再発…。

そして10月下旬はウォーキングに切り替えて、途中で状態を確認するために少しだけ走ってみたり…というのを繰り返していました。

…というわけで10月の月間走行距離はたったの39kmでした。

10月の平均体重は74.5kgでした。

2022年11月:徐々に復活するも肉離れ

11月に入っても走ると鼠径部の痛みが出てしまう状況が続いていました。

そこで厚底カーボンシューズをしばらく封印し、クッション性の高いシューズを購入しました。

購入したのはHOKAのクリフトン8です。

股関節周りの痛みにも慣れ?それほど気にならずに走れるようになってきたので、10月の遅れを取り戻すべくギアをあげて走り出したのですが…

左足ふくらはぎの肉離れ

11月26日の午後。

道路を横断しようと走り出そうとした瞬間に左足のふくらはぎに激痛が走りました。

「あ…これはやったな」とすぐに分かるヤバい痛みです。

肉離れの4日前に初めての20km走をやったので、もしかしたら疲労が蓄積していたふくらはぎにとどめを刺してしまったのかもしれません。

…というわけで11月の月間走行距離は107.9kmでした。

11月の平均体重は73.5kgでした。

2022年12月:肉離れで殆ど走れず

11月26日に発生した左足ふくらはぎの肉離れは徐々に回復し、12月に入る頃には軽いジョギングもできるようになりました。

ところが…

肉離れ再び

12月8日の朝。

家の段差を左足のつま先で接地した瞬間に激痛が再び…。

痛みは11月26日の比ではありませんでした。

まだ完全に治っていなかったのに調子に乗って走ったりハイキングに出かけたりして負荷をかけ続けた結果、症状がより酷くなって再発してしまいました。

前回は翌日には普通に歩ける程度には回復したのですが、今回はそういうわけにはいかなそうです。

…というわけで8日以降は全く走れず月間走行距離は6.42kmでした。

フルマラソンに向けて本格的なトレーニングを始めたかった10~12月は股関節・鼠径部の不調、左足ふくらはぎの肉離れによって何もできないまま終わってしまいました。

12月の平均体重は73.4kgでした。

2023年1月:まともな練習ができず焦る

練習しないと…という焦りからジョギングを再開しようとしますが、キロ7分くらいの遅いペースで走っても4~5kmくらいで患部に張りが出てしまう状況が半月くらい続きました。

当然ですが湘南藤沢市民マラソンと勝田全国マラソンは棄権しました。

そして1月下旬あたりになってようやく普通に走れる程度まで回復しました。

落ちていた体重も回復傾向に…

それなりに走っていたことで成立していた僕のカロリー収支は怪我により破綻し、順調に落ちていた体重は12月後半くらいから増加に転じ、あれよあれよと74kgくらいまで戻ってしまいました。

…というわけで1月の月間走行距離は113kmでした。

年明けから足の様子を見ながらチビチビと走ったジョグがチリツモで積みあがっただけなので、練習効果という面ではゼロに近かったのでは?と思っています。

1月の平均体重は74.1kgでした。

2023年2月:頑張る

当初は昨年中に体重を60kg台に落としていくと共に、11月くらいからポイント練習や距離走などを取り入れ、レースに向けた本格的な練習をしていくつもりでした。

しかし、10月の股関節・鼠径部痛と11月の左足ふくらはぎの肉離れによって、1月下旬まで満足な練習ができませんでした。

このままでは完走すら危ういと思い、元同僚から貰ったアドバイス「とりあえず1回は30kmくらい走っておいた方が良い」を実行することにしました。

  • 2月1日:20km走ってギブアップ(キロ6分)
  • 2月5日:23km走ってギブアップ(キロ6分)
  • 2月9日:30km無事に完走(キロ6分30秒)

タイムはともかく30km走れたことで少なくとも完走はできそうだ…という自信には繋がりました。

中華ウォッチからガーミンのランニング用ウォッチへ

日々のランニングの記録は中華ウォッチで十分!と思っていましたが、ガーミンのサイトを見ていたら物欲が刺激されて思わず購入してしまいました。

Amazon Musicのプレイリストを時計にダウンロードできるのがいいなと思い、Forerunner 255Sという機種を購入しました。(3月に後継機の256が発売されるのを知っていれば買わずに待ったんですが…)

脳がバグってシューズを買いまくってしまう

ランニングには日々使うシューズ以外にポイント練習用、レース用と少なくとも3足のシューズがあったほうが良い…みたいなことを知り、いろいろと物色・検討した結果、脳がバグって爆買いしてしまいました。

  • アディダス アディゼロ タクミセン8(スピード練習用)
  • アシックス マジックスピード2(レースシューズ候補)
  • ナイキ ズームフライ5(レースシューズ候補)
  • ナイキ ヴェイパーフライ ネクスト%2(なんとなく)
  • ナイキ エア ズーム アルファフライ ネクスト% 2(なんとなく)

タクミセン8はセールで1万円くらいで購入。こちらは目的が明確だったので必要な買い物だったと思っています。

マジックスピード2はレース用に買いましたが、ちょっと自分には合わないかな…と思い、手元にあったズームフライ4の後継モデルであるズームフライ5をレース用シューズとして追加購入しました。

…とここまでは良かったのですが、ナイキのストアに上級者モデルのヴェイパーフライとアルファフライが販売されており、ついつい興味本位でポチってしまいました。

実際に履いてみると性能の高さは伺えましたが、今の自分にはまだ早すぎるシューズだなということを実感しました。

レースで履くのはもっと走りこんでからになりそうです。

後半調子を落とす

…というわけで2月の月間走行距離は206.8kmでした。

ランニングを初めてから約半年の期間で最長の走行距離です。

2月中旬まではガンガン走って足を鍛えることができましたが、中旬以降は足に疲労が溜まってきて、がっつり追い込むような走りができませんでした。

でもこれだけ走れば本番はどうにかなるだろう…という自信はつきました。

2月の平均体重は72.7kgでした。

2023年3月:東京マラソンを無事完走

東京マラソン本番。

完走はマスト、あわよくばサブ4(4時間切り)ということで、設定ペースをキロ5分40秒にしてスタート。

しかしスタート直前から我慢していたトイレを数キロ走ったところで済ませようと列に並んだことで5分ほどタイムロス…。

その後は後れを取り戻すべくキロ5分30秒を意識しながら走るも30kmを過ぎたあたりから足が重くなり、35kmを超えたところでペースダウン。手元の時計でサブ4が無理と分かり更にペースが落ち、4時間13分弱でゴールしました。

序盤のトイレがなくても4時間切りは厳しい展開でした。

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故障により想定していた練習ができず、2月に入ってから慌てて調整した割には結構頑張れたのでは?と思いつつも、サブ4できなかった悔しさが残りました。

…というわけで、こうなる可能性が高いことを考慮して4月にもう1本フルマラソンのレースを入れました。

そこで頑張ってスッキリして一区切りつけたいと思います。