第1回 富士山クライムランに参加してきました。
無事に完走できましたが、2時間以内にゴールできたランナーに与えられる、来年の富士登山競争山頂コースへの挑戦権を得ることはできませんでした。
- 富士山クライムランとは?
- 僕がこのレースにエントリーした理由
- レース前
- レーススタート
- ゴール!目標の2時間は切れず…
- 富士スバルライン五合目からシャトルバスで富士北麓公園へ
- 富士山駅から横浜へ
- 今回のレースについて
富士山クライムランとは?
富士山クライムランは富士北麓公園(ふじほくろくこうえん)から富士山の吉田ルート五合目の佐藤小屋付近までを走る約12kmのレースで、2時間以内にゴールできると、翌年の富士登山競争の山頂コースにエントリーする権利を得ることができます。
富士登山競争の五合目コースを所定の時間内に完走しなければ得られない権利を本レースで得られるということで、今年の五合目コースのエントリー合戦に敗れた(と思われる)大勢のランナーが富士北麓公園に集結しました。
富士山クライムランのコース
今回の富士山クライムランは、富士北麓公園の陸上競技場をスタートして、少し走ったところで富士登山競争のコースに合流し、そこからはゴール地点以外は五合目コースと同じです。
スタート位置が違うので、富士登山競争の五合目コースがトータルで15kmほどなのに対して、クライムランは12kmほどで3kmほど距離が短くなっています。
その代わりに富士登山競争の五合目コースが2時間20分以内のゴールで翌年の山頂コースへのエントリー権が得られるのに対して、今回の富士山クライムランは2時間以内が条件になっています。
スタートはウェーブ制
富士登山競争の五合目コースは号砲と共に一斉にスタートしますが、富士山クライムランはウェーブ制をとっており、上記の通り第1ウェーブから第20ウェーブまであり、3分間隔で競技場をスタートします。
富士登山競争では馬返しから先のトレイルで渋滞が起こりがちですが、今回のウェーブ制はその辺りを考慮しての対策なのかもしれません。
僕がこのレースにエントリーした理由
今回僕がこのレースにエントリーしたのは、富士登山競争の五合目コースにエントリーできなかったからです。
エントリー開始時間になった段階で何度リロードしてもサイトに繋がらず、しばらくお待ちくださいが表示されるのみ…ようやくランネットのページが表示された時には五合目コースの枠が埋まっていました。
その後しばらくしてこのレースがあることを知り、似たようなコースが走れることが分かりエントリーを決めました。
レース前
富士北麓公園の最寄り駅は富士山駅で、駅から30分おきにシャトルバスが出ているのですが、バスの出発を待っていると受付時間(スタートの30分前まで)に間に合わなくなってしまうので、やむを得ず駅前からタクシーで現地に向かいました。
受付はスタート地点の陸上競技場内。
メールで送られてきた参加証のQRコードを読み取ってもらい、ゼッケン・参加賞のパーカー・ゴール地点に届けてもらう手荷物用のビニール袋などを受け取ります。
手荷物用のビニール袋にゴール地点に持って行ってもらうものを入れ、会場外のトラックまで持って行き、バックパックは体育館の荷物置き場へ持って行きました。
その後は会場に戻り、芝生の上でスタート時間が近くなるまで軽いウォーミングアップを行いました。
レーススタート
続々とスタートしていく選手たち
ウェーブごとに召集がかけられ、順番にスタート地点に案内され順次スタートしていきます。
みんな速い…。
非常に段取りがよく、混乱もなく時間通りにスタートの時間がやってきました。
13ウェーブでスタート
…というわけで第13ウェーブで富士山クライムランのスタートです。
前から2番目くらいの位置からスタートして、流れに乗って軽快に走っていたのですが、ふと時計を見たらキロ4分台になっておりスタート直後から心拍がレッドゾーンに…。
これはいかん…と少しペースを落としてマイペースに切り替えますが、競技場を出たところからいきなり坂道が始まり、どのくらいのペースで走ればよいのか分からないまま先へ進みました。
地獄の上り坂
しばらく走ったところで富士登山競争のコースに合流。
YouTubeでコースを予習した時は、中の茶屋から先あたりから傾斜がキツくなるという印象でしたが、富士登山競争のコースに合流する少し前から結構な登り坂で序盤からヘロヘロになってしまいました。
この辺りから歩いている人がチラホラ…。
馬返しまでは歩かずに走りたいと思っていましたが、中の茶屋を越えたあたりから走っても歩いても速度は変わらないのでは?と思えるほど減速してしまい、馬返しまで残り1kmくらいのところでついに歩いてしまいました。
馬返しからトレイルへ
死にそうになりながらなんとか馬返しに到着。
スタートしてから54分。
目標の2時間を切るには馬返しから五合目まで66分。
走れるところはできるだけ走り、休まず頑張って登りましたが…
ゴール!目標の2時間は切れず…
タイムは2時間6分でした。
残念ながら6分オーバーで富士登山競争の山頂コースへのエントリー権はゲットできず…。
仮に2時間を切れていたとしても、ここから制限時間内に山頂にたどり着けるイメージができません。
身の程を知りました。
富士スバルライン五合目からシャトルバスで富士北麓公園へ
ゴールの少し先でスタート地点に預けておいた手荷物を受け取ります。
タオルと防寒着しか預けなかったのですが、周りの人たちを見ていたら「着替えも入れておくべきだったな」と後悔。
手荷物を受け取った後は富士スバルライン五合目からスタート地点に戻るシャトルバスが出ているので、しばらく歩いてバス乗り場に向かいます。
例のゲート
今年から設置されている五合目のゲート。
閉まっていてもよじ登れそうな高さでした。
富士北麓公園へ
バス乗り場からスタート地点の富士北麓公園へ。
既に昼を過ぎていましたが、富士スバルライン五合目に向かう車の渋滞が発生していました。閉山しても五合目まで遊びに来る観光客って結構いるんですね。
吉田うどんでカロリー&塩分補給
富士北麓公園に到着し、体育館に置いておいた荷物を受け取り汗臭い衣類を脱いで来た時の恰好に着替えました。
そして陸上競技場内で参加者に用意された吉田うどんを頂きました。
疲れた体に染み渡る美味しさでした。
富士山駅から横浜へ
うどんを食べたあとは富士北麓公園からシャトルバスで富士山駅へ。
変な電車に乗って帰ります pic.twitter.com/WBvJqusqUF
— はらですぎ (@hara_desugi) 2024年9月15日
電車に乗って大月まで移動し、そこからJRに乗り換えて横浜に帰りました。
今回のレースについて
あわよくば富士登山競争の山頂コースの挑戦権を…と思っていましたが、毎月100km程度しか走っていないBMI25超のオッサンにはハードルが少々高かったようです。
試走もせずにぶっつけ本番で挑みましたが、ロードの登りが想像以上に大変で、これは峠走の回数をこなしていないと最後まで走れないなと思いました。
昨年の4月のレースでふくらはぎを肉離れで故障して、昨年の秋から今年の春にかけては左足の脛の痛みに悩まされ、エントリーしていた幾つかのレースをすべて棄権していたので、今回は約1年半ぶりのレース。
独りで近所を走るのも悪くありませんが、大勢で走るレースはやはり楽しいですね。
来年もクリック合戦に勝利できれば富士登山競争の五合目コースを、駄目なら第2回の富士山クライムランにエントリーしようと思います。
今回の富士山クライムランは第1回なのに、受付からスタート、そしてゴールしてからの選手の回収まで非常にスムーズでノンストレス。非常に良い大会だと思うので、興味のある方は来年エントリーしてみてはいかがでしょうか。