激安中華レンズを購入しました。
七工匠(しちこうしょう)は深圳の光学メーカーで、カメラメーカー各社に対応した安価なレンズを販売しています。
先日たまたまAmazonを見ていたら気になる画角の単焦点レンズが販売されていたので、試しに注文してみることにしました。
25mmのレンズは富士フイルムのAPS-Cの場合は35mm換算で38mmに相当するようなので、普段のスナップ撮りにはこれくらいの焦点距離が丁度良いかなと思って購入を決めました。
富士フイルムのほかにSONY E(APS-C)マウント、マイクロフォーサーズ、キヤノン EOS-Mマウントのカメラに対応したレンズがそれぞれ1万円前後の価格で販売されています。
七工匠(7artisans) 25mm F1.8
箱の中身はレンズに説明書、その他ご覧の通り。
形状はXF23mm F2 R WRやXF35mmF2 R WRに少し似ていますが、それらのレンズよりも小型です。
手に取ってみるととても軽量で本当に使えるのかどうか不安になってきます。
絞りリングを絞るとこんな感じ。F16まで絞れます。
絞りとピントのリングは
X-T2に取り付けてみる
X-T2に取り付けてみました。
このような小型なレンズを取り付けるのは初めてなのでX-T2が普段とは違って見えます。
レンズを付けたけど動かない!?
しばらく外観を楽しんだ後は部屋の中で試し撮りをしようと思って電源を入れてシャッターを切ろうとしますが、なぜかシャッターが切れません・・・。
どうやら電子接点のないレンズはカメラ側がレンズとして認識してくれないようで、カメラ側で「レンズなしレリーズ」をONにしないとシャッターが切れないことが分かり、X-T2の設定を変更しました。
セットアップ→操作ボタン・ダイヤル設定→操作ボタン・ダイヤル設定 2/2→レンズなしレリーズ
「七工匠(7artisans)25mm F1.8」で撮った写真
激安レンズなので当然ながらオートフォーカスはついてません。
マニュアルフォーカスでピントを合わせる必要がありますが、ミラーレス一眼にはマニュアルフォーカス時のフォーカスピーキング機能(ピントが合っているところを色などで教えてくれる機能)があるのでピント合わせにそれほど苦労しません。
いつもは半押しするだけで一瞬でピントが合うところをカメラを構えてじっくりとピントを合わせます。
普段とは違ったひと手間かかる作業がちょっと新鮮でした。
また、25mm(35mm換算で約38mm)という画角は普段目で見る範囲をそのまま写真として切り取ることができる焦点距離だなと写真を撮影しながら実感しました。
中央部分はピントが合えばきっちり解像してくれます。
ただ四隅の解像は甘いです。
絞れば多少改善はしますがこの辺は激安レンズなので仕方がありません。
でも1万円のレンズでこのくらい写るなら結構良いのではないでしょうか。
結構寄りでも撮れるのでテーブルフォトなどにも良いかもしれません。
そんなわけで「7artisans 25mm F1.8」を使って撮影した写真の紹介は以上になります。上手な人が使えばもっと良い写真が撮れると思いますが、素人が使うとこんな感じになりますよという見本になったと思います。
思い付きで購入したレンズですが、お散歩レンズに丁度良さそうなので、外出時に持ち歩いてマニュアル撮影の練習に使いたいと思います。
25mm F1.8 レンズ仕様
型番
- 25MB[キヤノンEF-Mマウント]
- 25EB[ソニーE(APS-C)マウント]
- 25FXB[フジフイルムXマウント]
- 25M43B[マイクロフォーサーズマウント]
焦点距離
- キヤノンEF-Mマウント/ 25mm(35mm判換算 [40mm相当])
- ソニーE(APS-C)マウント/ 25mm(35mm判換算 [40mm相当])
- フジフイルムXマウント/ 25mm(35mm判換算 [38mm相当]))
- マイクロフォーサーズマウント/ 25mm(35mm判換算 [50mm相当])
その他
- フォーカス:MF(マニュアルフォーカス)
- 対応撮像画面サイズ:APS-C
- 絞り:F1.8-F16
- レンズ構成:5群7枚
- 絞り羽根:12枚
- 最短撮影距離:0.18m
- フィルター径:46mm
- サイズ:Φ60mm×37mm
- 質量:約150g