先日届いたGoPro HERO8 Blackの手振れ補正機能(HyperSmooth 2.0)やTimeWarp機能がどの程度のものなのかを試すために、横浜・みなとみらい・桜木町あたりを歩いてきました。
今回持って行ったもの
本体とLeofotoのMT-03と三脚穴対応のGoPro用マウントを持って行きました。
取り付けた三脚を手持ち撮影用のグリップとして使います。(タイムラプスの撮影チャンスがあれば三脚としても利用するつもりでしたが今回は出番なし)
GoPro HERO8は単体でマウントに取り付けることができるようになったので、従来のフレームが不要になり脱着が簡単になりました。
手振れ補正機能「HyperSmooth 2.0」について
GoPro HERO8には強力なソフトウェア手振れ補正機能があって、HyperSmooth 2.0と呼ばれています。動画撮影の設定画面で「ON」「高」「ブースト」と3段階の手振れ補正機能の中から選ぶことができます。
手持ちでも十分な動画が撮影できた
上の動画は横浜から桜木町まで歩いた際に撮影したものを編集してYouTubeにアップしたものです。動画の3カット目からHyperSmooth 2.0を「オフ」「オン」「高」「ブースト」と切り替えながら補正の具合をチェックしました。(各種モードは動画右下のテロップ参照)
オフ以外はどれも大きな違いは感じられませんでしたが、激しい動きや細かい振動があるような場面で違いを感じられるのかもしれません。
動画を見てもらえれば分かると思いますが、平坦な場所を手持ちで歩く分にはもはやジンバルは不要なレベルにまで来ています。
クイックな動きに注意
HyperSmooth 2.0の手振れ補正はジンバルが不要になるレベルの出来ですが、物理的に手振れを抑制するジンバルとは違ってソフトウェアで補正しているので、クイックな動きには弱いです。
したがって前後左右の傾きや急なカメラの首振りなどが発生すると補正でフォローしきれない場合がありそうです。
TimeWarp 2.0について
TimeWarpは手軽にハイパーラプス的な動画を撮影できる機能で、撮影中に画面をタップすると一時的に標準倍速にすることができます。
撮影中は液晶上部に現段階で何秒の動画になるかを示す時間表示が出たり、撮影後すぐに本体液晶画面で確認できたりと、使っていてなかなか楽しい機能でした。
TimeWarp 2.0の効果的な撮影方法
TimeWarpは何も考えずに撮ると、単に早送りしただけの動画になってしまうので、主題を決めて撮ることをお勧めします。
液晶画面にグリッドを表示させて、主題となる被写体を画面の同じところに映り続けるように撮影すると印象的な動画になります。(上の動画でもそれっぽいことはしていますがまだまだ練習不足です)
- 何を主題にするか決める(ビルやオブジェなど)
- 被写体を画面の中心に映しながら移動する
- 速度は最大(30×)の方がハイパーラプス感が出る
あと液晶画面はしばらくすると消えてしまうので、バッテリーは消費してしまいますがTimeWarp撮影の時は液晶の消灯をオフにしておいた方が被写体を追い続けることができるので安定した映像を撮りやすくなると思います。
液晶画面の操作感について
例によって説明書は一切読んでいませんが、Timewarp・動画・写真と3つの撮影方法を選択したところから細かい調整ができるUIになっており、特に戸惑うことはありませんでした。
ただメニューはぶっつけ本番で使うよりは一通り目を通した方が良いと思うので、家でじっくりチェックしておいた方がいいでしょう。
タッチ操作の反応は若干のもっさり感はありますが気にならないレベルです。
バッテリーの持ちについて
今回フル充電したバッテリー1個で出かけましたが、午後から少し歩いただけで結構消費されたので、1日使おうと思うと厳しいものがあります。
僕はまだ本体に付属してきたバッテリー1個しか持っていませんが、登山での使用に向けて予備バッテリーをあと最低2個、そして充電器を購入するつもりです。
モバイルバッテリーを挿して給電・充電しながら撮影することもできるようなので、長めのUSB-Cコードを用意して、モバイルバッテリーと繋いだ状態で撮影するのもひとつの手段としてはアリかもしれません。
まとめ
今回は簡単な動画撮影のみでしたが、HyperSmooth 2.0の手振れ補正はジンバルがなくても十分なレベルの動画が撮れることが分かったので、登山に持っていくのが楽しみです。
タイムラプスやナイトラプスや写真撮影などの機能をまだ使っていないので、今後色々試しながら気付いた点などがあれば改めて記事にして報告したいと思います。