先日GoPro HERO6を買いました。
用途は主に登山用です。
今回はこういうアクションカムを山に登りながらどのように使っているかを紹介してみたいと思います。
GoProと一緒に持っていく道具
先日買ったGoPro HERO6です。
HERO4 Blackからの買い替えです。
HERO6本体にソフト内手振れ補正機能がついており、4K30フレームまで撮影が可能になっています。この手振れ補正がどのくらい効くのかは夏までにテスト撮影して確認する予定です。
ただ、それだけでは心もとないので、3軸電子制御スタビライザー(ジンバル)を一緒に持っていきます。
この中で持っていくのはポーチ、本体、充電器、電池、自撮り棒です。
昨年購入したZhiyun Rider-Mは、スティックタイプのジンバルではなく、本体の底に三脚穴が付いていて、そのまま手に持って使ったり、自撮り棒を取り付けて使ったりと幅広い用途に対応しています。
電池も2セット付属していて、充電器もモバイルバッテリーに対応しているので、登山中に使っていない電池を充電しながら歩くことが可能です。
GoProと一緒に持っていく道具はこのZhiyun Rider-Mと、GoProの替えの電池を数個とGoProのバッテリー充電器になります。
どのように撮影しているか
昨年の白峰三山縦走の時に試したのが、バックパックのショルダーハーネスにジンバルを付けたGoProを装着して、歩行しながら撮影するという方法でした。
これはYoutuberのドリキンさんが実践しているスタイルで、録画開始ボタンを押してしまえば、バックパックのショルダーハーネスにカメラが固定されているため、両手でトレッキングポールを持っていても問題なく歩くことができます。
昨年序盤はGoPro + Zhiyun Rider-M + Capture POV
写真は直接fGoProを取り付けていますが、白峰三山縦走の時はPeak DesignのCapture POVとGoProの間にZhiyun Rider-Mを取り付けて歩行時のブレを抑えました。
左右どちらかのショルダーハーネスに装着するため、トレッキングポールを使いながら歩いていると、装着した側の手が動画に映りこんでしまうという問題が発生することが分かりました。また、カメラの向きが固定されるので、思うような映像を撮影することができませんでした。
普通の旅行や街歩きなどであれば、この撮影方法でも問題ないと思います。
現在はGoPro + Zhiyun Rider-M + 自撮り棒
その後はGoPro + Zhiyun Rider-Mに自撮り棒というごくごく一般的な撮影方法に至りました。
Rider-Mに付属してきた自撮り棒はまあまあ伸びるので、山頂で最大に伸ばした状態で撮影しながらゆっくり1回転させるとなかなか良い映像が撮れると思います。
撮影中は自撮り棒を持つ必要があるため、撮影は平坦路や稜線上の起伏の少ない箇所に限定されます。両手を使ってよじ登るような場所での撮影はしていません。(そういう場合はヘルメットに装着ですね)
これまで使っていたHERO4は背面液晶がなかったため、撮影中に手元を見たりすることなく歩くことに集中できました。今回導入したHERO6は、背面液晶に撮影中の映像を見ることができるため、背面液晶を見すぎて足元が疎かにならないように気を付ける必要がありそうです。
使わない時は斜め掛けしたサコッシュの中に取り付けた自撮り棒ごと突っ込んでいます。
ヘルメットに取り付けた撮影もいずれは・・・
まだ試せていませんが、岩稜帯などを歩く際にはヘルメットに装着して動画撮影もいずれは挑戦してみたいと思っています。
そういう場所にはあまり行かないのでいつになるかは分かりませんが。
撮影の課題
上下ブレについて
3軸電子制御スタビライザーは、横と前後のブレはうまく処理してくれますが、歩行時の体の上下の動きからくるブレは処理できません。
僕の動画の殆どが少なからず(時には大きく)画面が上下に揺れているのが確認できると思います。
これを改善するには中腰になって泥棒に忍び込むような、抜き足差し足忍び足的な歩き方(通称スタビ歩き)をしなければならず、安定した映像を得ることはできますが、失うものもあるような気がしてなかなか踏み切れません。
上の2つの動画はミラーレス一眼にジンバルを付けて色々と撮影されている凄腕の方の作品で、撮影している姿は怪しいですが、映像のクオリティは素晴らしいものがあります。
今のところこのような歩き方をするつもりはありませんが、もし山でGoProを持ってスタビ歩きをしているオッサンがいたら僕かもしれません。
シャッタースピードについて
ずっと自己流で撮っていて、動画撮影の基礎をまったく知らなかったのですが、最近よく見るYoutubeチャンネル「老人と文学社」を見ていたら、動画を撮る際の各種設定が説明されていて、快晴時にはシャッタースピードを落とすためのNDフィルターが必要であることが分かりました。
GoProにも専用のNDフィルターが販売されていることが分かったので、どの程度の暗さが必要なのかを調べて、夏までに準備しようと思っています。
もしおすすめのNDフィルターがあったら教えてください。
老人と文学社は動画に詳しい横田ブンガクさんと、写真に詳しい武川オールドマンさんが、動画や写真についてひたすら話す雑談チャンネルです。2人ともニコンユーザーなので、ニコンの一眼レフを使っている方はより楽しめると思います。
まとめ
というわけで、まだまだド素人なので、綺麗な映像が撮れるようにもう少し勉強します。今月中に近場の登山に出掛けるか、鎌倉あたりを散歩して、HERO6のテスト撮影に挑みたいと思います。
実際に使ってみた感想などはその時にまた。