登山は1日に何時間も動き続けるので、行動中のこまめな水分補給に加えて、行動食などを食べてカロリーを補給することが推奨されています。
僕の場合はバックパックを下ろして本格的に休憩するのがあまり好きではないので、気が付いた時に立ち止まって行動食を食べるのですが、「あともう少し歩いたら」「小屋まであと少しだから……」みたいな感じで、行動食を食べるタイミングを見失ってしまうことが時々あります。
登山中のシャリバテはエネルギー不足が原因
そんな状況で行動を続けてしまい、体の動きが鈍くなったり、山小屋に到着してから具合が悪くなってしまったり…みたいなことが過去に何度かありました。
その時は「疲れていたんだな」くらいにしか思っていませんでしたが、後々調べてみると、このような状態を「ハンガーノック(シャリバテ)」と言うそうです。
ハンガーノックは、激しく長時間に渡るスポーツの最中、極度の低血糖状態に陥ること。日常生活中に発生することは稀である。
自動車に例えるならば走行中の燃料切れであり、肉体がエネルギーを失った状態を意味する。
Wikipediaより引用
その後はこまめな補給を意識するようにはなったのですが、行動中に足を止めて何かを食べようという気分になかなかなれませんでした。(それでも無理やり食べていましたが)
そんな時に購読しているタケルさんのブログでマルトデキストリンの存在を知りました。
確かにすごい暑さでした・・・。
— はらですぎ (@hara_desugi) 2018年7月19日
マルトデキストリン、まだ使ったことがないので次の登山で試してみたいと思います^^
マルトデキストリン
マルトデキストリンは、水溶性の粉飴で、飲料に混ぜて飲むことで糖分を接種することができます。
マルトデキストリン(Maltodextrin)は、デンプンの部分的な加水分解によって作られ、クリーム色の吸湿性の粉末となる多糖である。マルトデキストリンは消化しやすく、グルコースと同じくらい速く吸収される。程よい甘みがあり、匂いはほとんどない。天然の炭酸飲料やキャンディを作るのに用いられる。
Wikipediaより引用
Amazonで手軽に購入することができるので、試しに購入して使ってみたところ、なかなか調子が良かったので、スーパーで買ってきた透明な小袋に小分けにして山に携行していました。
ちなみに今回持っていった怪しい粉は大活躍で、最近テント場に着いてから食欲がない、ビールが美味しくないといった悩みが解消されました。
— はらですぎ (@hara_desugi) 2018年8月12日
マルトデキストリン、これはアリだと思った。 pic.twitter.com/FXuqtIbQ4h
そんなマルトデキストリンですが、昨年は登山前の準備が面倒で、山に携行しなくなっていました。もしちゃんと準備していれば、谷川岳の西黒尾根でバテずに済んでいたかも……。
……というわけで前置きが長くなりましたが、以前の残りは購入してからだいぶ経っていたので処分して、新たにマルトデキストリンを注文しました。
スーパーで買ってきた小袋に、大さじ3杯くらいずつ入れたので、これひと袋で約170kcalです。
そしてマルトデキストリン単体では味気ないので、ポカリスエットの粉をスーパーで購入してきました。
500mlのペットボトルにポカリの粉半分(144kcal)と小分けにしたマルトデキストリン1袋(170kcal)を入れれば、これ1本で314kcalになります。
これを飲みながら、軽めの行動食をポリポリ食べていれば、きっとシャリバテにはならないことでしょう。
今年はこれらを水に混ぜたスペシャルドリンクを飲みながら山を登って、シャリバテせずに山小屋に到着して美味しいビールを飲みたいと思います。