はらですぎ

山とビールを愛するメタボリックおやじの登山ブログです。

【夏休み思い付きテント泊縦走登山 #04】「北アルプスを行く」最終回 三俣蓮華岳と双六岳で迎えた最高の朝

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1日目:「北アルプスを行く」1日目 上高地から槍ヶ岳へ

2日目:「北アルプスを行く」2日目 槍ヶ岳から西鎌尾根を歩いて三俣山荘へ

3日目:「北アルプスを行く」3日目 水晶岳から見た絶景

夜中に目が覚めて、テントの外に顔を出してみると、昨日の夕方まで空一面に広がっていた雲が消えてなくなり星空が広がっていました。

このまま天気が持ってくれれば素晴らしい朝を迎えられそうです。

テントの中から写真を数枚撮り、再び眠りにつきました。そして3時に起床し、撤収の準備に取り掛かります。

最終日は三俣山荘から三俣蓮華岳に登ってご来光を見て、そこから双六岳山頂に移動し、双六小屋を経由して新穂高温泉に下山する予定。

三俣山荘から三俣蓮華岳へ

ヘッドライトを装着して三俣山荘を出発します。

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昨年はテント泊と小屋泊で三俣山荘にお世話になり、同じようにこの分岐まで来たものの、悪天候のためこの巻道ルートを歩いて下山しました。

しかし今日はご来光が約束された朝。

分岐から三俣蓮華岳の山頂へ向かいます。

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少しずつ明るくなっていく空を背後に「まだ出てくるなよ太陽・・・」と焦りながら山頂を目指します。

三俣蓮華岳登頂

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三俣蓮華岳登頂。

日の出前の薄暗い山頂で槍ヶ岳をバックに久しぶりの自撮り。

最終日は雲ひとつない快晴ですが、山頂は風が吹いていてとても寒かったです。

自撮りを終えたくらいに双六岳方面から軽装なハイカーがやってきたので、どちらから来られたのか聞いてみたところ「新穂高から来ました」と言われて「えっ!?」と声をあげてしまいました。

ご来光

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しばらく山頂をウロウロしながら待っていると太陽が出てきました。

4日間ずっと見ることが出来なかった日の出をようやく目にすることができました。

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長らく待ち望んでいた最高の朝が遂に訪れました。

赤く染まる山肌がとても綺麗です。

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黒部五郎岳の山頂にも朝の光が。

三俣蓮華岳から双六岳へ

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感動的な朝の余韻に浸りたいところですが、のんびりしているわけにもいかないので、次の目的地である双六岳へ向かいます。

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三俣蓮華岳から双六岳へ続く稜線は多少のアップダウンはありますが、歩いていてとても気持ちが良かったです。

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登山者とのすれ違いも数人程度で、朝の極上のトレイルをほとんど独り占めすることができました。

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中道ルートも良さそうですが、この天気で双六岳をスルーするのは邪道だと思います。

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分岐を越えれば双六岳の山頂までもう一息。

双六岳山頂

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双六岳の山頂に到着しました。

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数年前に裏銀座を縦走した時に見た朝の絶景を再び目にすることができて感無量です。

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山頂からは笠ヶ岳がよく見えます。

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そして黒部五郎岳や薬師岳も。

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ご来光を見た三俣蓮華岳と鷲羽岳、水晶岳もよく見えます。

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そして双六岳の山頂から槍ヶ岳を臨みながら続く緩やかなトレイルが最高なんです。この景色が見たくて双六岳まで来たと言っても過言ではありません。

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2日目に歩いた西鎌尾根もよく見えます。

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終わり良ければ全て良し。

4日間色々ありましたが、最後に素晴らしい朝を迎えることができて本当に良かったです。

双六小屋で翼を授かる

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双六小屋で小休止。

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2日目に立ち寄った時は食事メニューも冷蔵庫の飲料も殆ど品切れしていましたが、荷揚げが済んで売店が充実していました。

コーラを飲もうと思っていましたが、ここから先も集中を切らさないようにレッドブルを飲んで翼を授かることにしました。

新穂高温泉へ下山

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休憩後は新穂高温泉に下山します。

下山といってもここから暫く登るんですよね・・・。双六小屋から下山するのは3回目なので慣れましたが、最初はちょっと戸惑いました。

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歩いて歩いて歩き続けて鏡平山荘が見えてきました。

ここからあそこまで行くのに結構時間がかかります。

鏡平山荘でかき氷を食べる

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鏡平山荘に到着しました。

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かき氷が美味いと昨日会った方に伺っていたので、ブルーハワイを注文してみました。容器から溢れんばかりの目の細かい氷で、とても美味しかったです。

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逆さ槍は撮り方がいまいちよく分からず・・・。

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鏡平山荘から先は無心になって下り続けました。

奥に見える橋のところで登山道は終了です。そこから先はわさび平小屋へ続く林道歩きになります。

わさび平小屋でコーラ休憩

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林道をしばらく歩き、わさび平小屋に到着です。

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きゅうりとトマト。

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そしてリンゴ。

僕はコーラを買って沢沿いの日陰で一息つきました。

新穂高温泉に下山し中崎山荘で温泉に入る

わさび平小屋から先も林道歩きが続き、しばらくすると新穂高温泉に到着します。

事前に時刻表を見て松本駅行きのバスが何時発なのかをチェックしますが、なんと直行便は前日で終了しており、松本駅へ行く場合は平湯でバスを乗り換えて新島々まで行って、そこから電車・・・みたいな行程しか選択肢がないことが分かりました。

もしくは路線バスを延々と乗って富山駅経由で帰るパターン・・・。

僕は疲れていたので、考えることを放棄して、まずはロープウェー駅から少し下ったところにある登山者御用達の温泉「中崎山荘」に行って温泉に入ることにしました。

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風呂上りにビールを飲み・・・

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ざるそばを食べながらスマートフォンで家に帰る方法を検索します。

新穂高温泉から富山駅へ移動

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中崎山荘で食事&休憩中にスマートフォンで経路を色々調べましたが、松本駅へ向かうにはバスの時間まで結構時間があるようです。

Google Mapアプリに富山駅経由で自宅へ帰る方法を提案されたので、松本駅経由よりも交通費がかさみますが、寿司か白えびでも食べて帰ろうかなと思い、富山駅行のバスに飛び乗りました。

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バスに乗車している時間が想像以上の長さでしたが、車窓からの景色がなかなか良く、それほど退屈はしませんでした。

廻る富山湾「すし玉」で寿司を食う

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富山駅に到着し、帰りの電車の切符も押さえたので「とやマルシェ」の中にある廻る富山湾「すし玉」に立ち寄って寿司を食べることにしました。

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旅の最後を美味しい寿司で締めくくり、今回の北アルプス縦走は終了となります。

その後は新幹線で上野駅まで移動し、上野東京ラインで横浜方面に帰りました。

まとめ

昨年の夏休み登山は台風が2つ同時にやってきて、三俣山荘で台風の通過を待ちましたが、台風が通過した後も天気が回復せず失意の下山となりました。

今回も雨の影響でゴールを予定していた上高地からのスタートとなり、槍ヶ岳山荘のテント場で暴風雨に見舞われるなど、波乱の幕開けとなりました。しかし、その後の天候は割と安定し、3日目と4日目には素晴らしい天気のもと北アルプスの絶景を楽しむことが出来ました。

もう少し滞在していたら沢の増水で下山できなくなっていたかもしれないので、3日目に雲ノ平に行かず三俣山荘に戻り、4日目に下山するというプランはなかなか良かったのではないかと思います。

終わり良ければ全て良し。

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