はらですぎ

山とビールを愛するメタボリックおやじの登山ブログです。

登山用のレインウェアをモンベルの「バーサライトジャケット&バーサライトパンツ」に買い替えました

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これまで僕は防水性・透湿性に優れたゴアテックス素材を使用したモンベルのトレントフライヤージャケットと、レインダンサーパンツを使っていてました。

2014年8月に購入した上記レインウェアは、これまで何度か雨天時に使ってきましたが、特に問題なく快適に使うことができていました。

レインウェア用の洗剤を使用して手入れもそれなりに行ってきましたが、濡れる時は濡れるし蒸れる時は蒸れるんだなと実感したのが2018年の夏に双六小屋から新穂高温泉に下山した時のことでした。

台風一過の大雨のなか、レインウェアを上下着込んで双六小屋を出発し、新穂高温泉を目指して延々と歩きました。わさび平小屋を超えたあたりで雨足が弱くなり、レインウェアのパンツを脱いだのですが、内側からの蒸れで下に履いていたアルパインライトパンツがぐっしょり濡れていました。(下着も財布の中のお札もびっしょりです)

これまでレインウェアを着て下山するケースは何度かありましたが、ここまで蒸れてパンツの中まで濡れるのは初めての経験でした。新穂高温泉では温泉に入り、バスに乗って松本駅まで移動しましたが、駅に着いてもアルパインライトパンツは湿ったまま……。

それからはレインウェアは濡れを完全に防いでくれるものではないということを前提に、下山後用の着替え一式を必ず携行するようにしています。

そんなわけで、どれだけ良いレインウェアを着ても濡れる時は濡れるので、次にレインウェアを買う時は、ある程度の防水性・透湿性があればいいかな…と思うようになりました。(個人の感想です)

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そして先日、何となくモンベルのアウトレットのページを見ていたところ、レインウェアのバーサライトパンツが激安で売られていました。

型落ちとはいえ定価の半額以下で販売されていたので、思わずポチってしまいました。下を買うなら上も…とアウトレットを探してみますが、バーサライトジャケットのほうは在庫がありませんでした。

「下を買うなら上も」

…なんていうルールはないのですが、この段階で僕の頭の中はバーサライトジャケットを買うことになっていたようです。横浜のマークイズのモンベルまで行って試着し無事に購入…。

というわけで、今回は登山用のレインウェア「バーサライトジャケット&パンツ」の購入報告です。

バーサライトジャケット Men's

バーサライトジャケット

無駄を省いたシンプルなつくり

バーサライトジャケット&パンツはモンベルのレインウェアのラインナップの中でも軽量な部類に入ります。(もしかしたら最軽量かも)

薄手の生地を使い、ポケットなどを排除し、生地の縫い合わせ部分を減らすための独自の立体裁断を用いたり…と軽さにこだわったレインウェアになっています。

また、ゴアテックス インフィニアム™ ウインドストッパー® ファブリクスと極薄シェル素材を使用し、防水性・透湿性ともに優れています。

寒風や寒気をシャットアウトする万全の防風性と、衣服内にこもった汗の水蒸気をすばやく放出する優れた透湿性を併せ持つ素材にシームテープ処理を施した防水仕様の素材です。衣服内をドライに保つことができ、体温低下を防ぎ快適さを維持します。

  • 耐水圧:30,000㎜以上
  • 透湿性:43,000g/㎡・24hrs(JIS L-1099B-1法)
  • 撥水性:超耐久撥水
  • 重 量:134g

バーサライトジャケット

手首の部分はベルクロで調節できるようになっています

バーサライトジャケット

フード前面はご覧の通り

バーサライトジャケット

フード後面も通常のレインウェアと大差はありません

バーサライトジャケット

エムアジャスター

これまで使っていたゴアテックスのレインウェアと比べると、かなりペラペラで耐久性は劣りそう。

ただ、非常に軽く、コンパクトに収納できるので、なかなか良さげです。夏場はウィンドシェルとしても使えそうです。

樹林帯などで利用する場合は、問題なさそうですが、森林限界を超えた稜線上で風雨にさらされる場合は低体温症の恐れがあるので、レインウェアの下に何らかのインサレーションを着た方が良さそうです。

バーサライトパンツ Men's

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続いてバーサライトパンツです。

こちらはファクトリー・アウトレットでたまたま売っていたパンツで、現行品が10,450円(税込)なのに対して、型落ちのアウトレット品は4,180円(税込)と半額以下で購入することができました。

ただ、現行品の素材が防水・透湿性に優れた「ゴアテックス インフィニアム™ ウインドストッパー® ファブリクス」なのに対して、僕が購入したほうはスーパーハイドロブリーズという素材で、防水性が少し劣り、透湿性は半分以下の性能です。

現行のバーサライトパンツ

  • 耐水圧:30,000㎜以上
  • 透湿性:43,000g/㎡・24hrs(JIS L-1099B-1法)
  • 撥水性:超耐久撥水
  • 重 量:83g

僕が購入した型落ちのバーサライトパンツ

  • 耐水圧:20,000mm
  • 透湿性:15,000g/㎡・24hrs(JIS L-1099B-1法)
  • 撥水性:超耐久撥水
  • 重 量:94g

性能は劣りますが、どれらけ透湿性が高くても雨天のなか長時間行動していれば、内側からの濡れは避けられないと思うので「濡れたら着替えればいいや」程度で考えています。

バーサライトパンツ

ウエスト部は紐で締める仕様

バーサライトパンツ

バーサライトパンツ

裾はサムエシステム

 バーサライトジャケットと同様にペラペラなので耐久性がちょっと気になります。上着はそれほど酷使することはありませんが、下半身は岩場やハイマツなどで擦れることが多いと思うので。

あとモンベルのサムエシステムは微妙なので、コードを切ってコードロックを取り付けたい…。

新旧レインウェアの重さの比較

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モンベル新旧レインウェアの重さ対決。

意図したわけではありませんが、上下に多様なカラーリングになりました。左がこれまで使っていたレインウェアで、右が今回購入したバーサライトの上下です。

パッと見は同じですが、右のほうが上下ともに薄手で、かなりコンパクトにパッキングすることができます。

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  • トレントフライヤージャケット:168g
  • バーサライトジャケット:130g

ジャケットは38g軽くなりました。

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  • レインダンサーパンツ:247g
  • バーサライトパンツ:94g

パンツは153g軽くなりました。

上下合計で191gの軽量化。

パンツのほうが重量に差があるのは、レインダンサーパンツのサイドジッパーがバーサライトにはないからではないかと思います。

まとめ

レインウェアのレビューは雨の日に行ってナンボだと思いますが、雨の日に山に登る気にはなれず……。

とりあえず今回は購入報告ということで、雨天で実際に使ってみた感想などは、山で雨に打たれた別の機会にでもお知らせしたいと思います。

webshop.montbell.jp

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