はらですぎ

山とビールを愛するメタボリックおやじの登山ブログです。

日本百名山の「那須岳(茶臼岳)」に登ってきました

栃木県の日本百名山、那須岳(茶臼岳)に登ってきました。

那須岳は栃木県北部に位置する日本百名山で、広義では茶臼岳・朝日岳・三本槍岳の三山、狭義では主峰の茶臼岳(標高 1,915m)のことを指すようです。

那須岳は以前から登りたいと思っていたのですが、公共交通機関で行くのは難しく、車で行くにも結構遠い…というイメージがあり、なかなか足が向きませんでした。

ところがちゃんと調べてみると問題なく日帰り登山が可能だということが分かったので、JRのえきねっとで新幹線を予約して現地に向かいました。

公共交通機関で那須岳へ

JR 上野東京ラインで横浜から大宮駅まで移動し、そこから6時45分発の東北新幹線 やまびこ201号に乗り換えて那須塩原駅に向かいます。

新幹線に乗り換えて1時間もかからないうちに那須塩原駅に到着しました。

ここからバスに乗り換えて那須ロープウェイの山麓駅に向かいます。

関東自動車 那須線に乗り換え

那須塩原駅西口のバス乗り場から7時50分発のバスに1時間ちょっと揺られ、終点の那須ロープウェイに到着するのは9時7分くらい。

バス料金は1,640円(PASMO・Suica対応)。

平日ということもあって登山者の乗客は数える程度で、一般の利用者は数名といった感じでした。

www.navitime.co.jp

那須ロープウェイの山麓駅に到着

時刻は午前9時過ぎ。

那須ロープウェイの山麓駅に到着しました。

今回は那須ロープウェイから朝日岳方面に登って朝日岳・三本槍岳に登り、その後に来た道を戻って最後に茶臼岳へ…といった計画を立てました。

この日は徐々に曇っていく予報で、山麓駅からは雷の可能性もあるような放送がされていました。

09:06

…というわけで身支度を整えて出発します。

まずは朝日岳へ

那須ロープウェイの山麓駅から登山口までは少し歩きます。

県営駐車場が見えてきたら登山口はすぐそこです。

09:18

登山計画書を提出するポストを過ぎると立派な鳥居がお出迎え。

鳥居をくぐると山の神が祀られていました。

少し歩いただけで絶景

そして登山口から少し登っただけで景色が開けてきました。

びっくり。

素晴らしいですね。

久しぶりの登山に加えてこの天気と景色。

前日の寝る前まで天気予報を何度もチェックして、行くかどうか迷っていましたが来て正解でした。

峰ノ茶屋跡

09:46

緩やかな登りを歩いていくと、茶臼岳方面・那須岳避難小屋方面・朝日岳方面の分岐地点である峰ノ茶屋跡に到着します。

岩場のトラバース

那須岳は最後に登るので、まずは朝日岳方面に向かいます。

登山道が徐々に荒々しくなってきました。

猫のような鬼のような岩。

荒々しくはありますが、しっかり整備されていて身の危険を感じるような場所はそれほどありません。

ただし朝日岳分岐の少し手前にある細いトラバースの鎖場は注意が必要です。

朝日岳分岐

…というわけで朝日岳の分岐に到着しました。

山頂は目と鼻の先です。

朝日岳の山頂

10:11

朝日岳の山頂に到着しました。

標高は1896m。

素晴らしい眺め!

茶臼岳もバッチリ見えます。

これから向かう三本槍岳方面もよく見えます。

登山を開始してすぐに絶景ゾーンに入って、そこからずっと眺めが良く、さらに朝日岳の山頂からの景色が最高だったので、もうこのまま帰ってもいいような気がしてきましたが、まだ1時間ちょっとしか経っていないので予定通り先に進むことにしました。

三本槍岳へ

朝日岳の山頂から分岐に戻り、次の目的地である三本槍岳に向かいます。

雲が少しずつ出てきているような気がしますが、まだまだ青空は見えているし大丈夫でしょう。

熊見曽根分岐

朝日岳と茶臼岳。

ついつい振り返ってしまう。

清水平

分岐から先は少し下って清水平へ。

この辺りは急な登りもなく、一部木道も整備されていて歩きやすいです。

石の少ない平坦な場所を少し走りました。

中ノ大倉尾根分岐から先は、両サイド草木に覆われた見通しが悪く虫の多い道が少し続きますが、35分くらい歩くと三本槍岳の山頂に到着します。

三本槍岳の山頂で休憩

11:07

着きました。

雲がだいぶ出てきていますがまだまだ「晴れ」と言っていいレベル。

周囲の山々もよく見えます。

せっかくなのでミニ三脚にカメラをセットして自撮り。

そして荷物を降ろして休憩。

飲むようかんANDOとカロリーメイトのチョコ味を食べました。

茶臼岳へ

三本槍岳で20分ほど休憩して来た道を戻ります。

あとは茶臼岳に登って帰るだけです。

来た道を戻る

来た道を黙々と歩いて茶臼岳に向かいます。

だいぶ雲が出てきましたが天気は持ってくれるでしょうか…。

峰ノ茶屋跡の分岐から那須岳(茶臼岳)の山頂へ

峰ノ茶屋跡が見えてきました。

心配していた天気はなんとかなりそうです。

…というわけでラスボスの茶臼岳に取り付きます。

登山道は明瞭で迷うような場所はありませんが、大小さまざまな岩がゴロゴロしているので、落石があっても対応できるように周囲に目を配りながら歩きます。

朝日岳から見る茶臼岳も最高ですが、茶臼岳から見る朝日岳方面もいいですね。

ようやく茶臼岳の山頂が見えてきました。

お鉢を反時計回りに歩いて山頂に向かいます。

那須岳(茶臼岳)の山頂に到着!

12:52

茶臼岳(那須岳)の山頂に到着しました。

曇ったりガスったりすることなくここまで来れました。

4ヶ月ぶりの登山だったので体力の衰えが気がかりでしたが、日々のランニングのおかげである程度の体力は維持できていたようです。

ただ足の筋力はランニングだけでは鍛えられなかったようで、ここまでの道中でかなり消耗してしまいました。

やはり定期的にスクワットをやって大腿四頭筋を鍛える必要がありますね。

妥協のロープウェイ下山

…というわけで足の疲労がマックスで、ここから再び峰ノ茶屋跡に戻って下山するのが面倒くさくなってきたので、文明の利器を頼ってサクッと下山することにしました。

といってもロープウェイ山頂駅まで30分ほど歩きます。

あとはロープウェイに乗るだけ…と思いながら歩くと、絶景の下り坂も消化試合のように思えてくるから不思議です。

那須山頂駅(標高1684m)

13:22

ロープウェイ山頂駅に到着し、時間までベンチに座って休憩しました。

そして1,200円払ってサクッと山麓駅へ…。

バスに乗って那須塩原駅へ

山麓駅の外テーブルでバックパックの荷物を整理して、14時13分発のバスに乗って那須塩原駅に向かいます。

当初は那須塩原駅近くで空腹を満たそうと思っていましたが、予定よりも早く登山を終えてしまったので、目ぼしいお店は営業時間外。わざわざ待ってまで行きたい店というわけでもなかったので、諦めて新幹線に乗って帰りました。

帰りの新幹線の座席は、サラリーマンと思われる方々で結構埋まっていて、ビールを飲みながらボリボリとじゃがりこを食べるのはどうかと思いましたが、今日はまともに食事を摂っていなかったので遠慮なくいかせてもらいました。

…というわけで久しぶりの登山は天気に恵まれて素晴らしいものになりました。

那須岳は新幹線とバスで気軽に行ける場所ということが分かったので、次は紅葉の時期に訪れたいと思います。

撮影機材