
今年初の北アルプスは黒部源流方面へ。
新穂高温泉から三俣山荘まで移動し、天気と体調の具合を見つつ翌日以降の行程を決めるというざっくりとした2泊3日の計画でしたが、色々あってピークを踏まない1泊2日の新穂高~三俣山荘ピストンになりました。
夜行バス「毎日あるぺん号」で新穂高温泉へ
仕事を終えて一旦帰宅し、準備を整えて毎日あるぺん号の集合場所である竹橋の毎日新聞社へ。建物の中にあるファミリーマートで翌朝食べるおにぎりなどを購入し、受付を済ませてバスに乗車します。
バスが走り出すとほぼ同時に、前に座っているカップルがノールック座席全開倒しを敢行してきて衝撃を受けましたが、消灯とともに無事就寝することができました(夜行バスではすんなり眠れるのにテントの中では熟睡できない病…)。
新穂高温泉を出発
毎日あるぺん号の新穂高温泉行は、まず上高地バスターミナルで上高地行の乗客を降ろし、そこから新穂高温泉方面に向かいます。

到着予定時刻の6時30分よりも少し早く新穂高温泉ロープウェー駐車場に到着。
06:20
そのまま裏手からスタートしてもよかったのですが、念のためトイレに行っておきたかったので、新穂高センターまで軽く下って用を足してから出発しました。
序盤は林道を延々と歩いて最初の休憩ポイントであるわさび平小屋に向かいます。

序盤の林道で土砂崩れを片付けた跡…みたいな場所がありました。
沢に目を向けてみると粉々になった倒木が散乱していて、結構な規模だったことがうかがえます。
わさび平小屋で休憩
07:19
わさび平小屋に着いたところで日焼け止めを塗り、小屋で水を1リットル汲ませてもらい、小屋前のベンチで軽めの休憩をとりリスタート。
ふたたび林道をしばらく歩いて小池新道の起点に向かいます。
小池新道へ

07:45
…というわけで小池新道に入ります。
小池新道はこれまで下山で3回くらい歩いたことがありますが、登りで使うのは初めてです。
小池新道は、ゴロゴロした岩の足場が結構あるものの、危険個所はなく比較的歩きやすい登山道という認識ですが、登りで使うと印象が変わったりするのでしょうか。
少々残念な天気ではありますが、こればかりは仕方がありません。1歩1歩黙々と淡々と標高を稼いでいきます。
秩父沢出合で休憩

秩父沢出合で大勢の登山者が休憩していたので、それにならってバックパックを下ろして休憩しながらカロリー高めの行動食を食べました。
先月の北岳登山の時はカロリー摂取をあまり考えずに適当に休憩して後半バテてしまったので、今回は消化吸収の良し悪しよりも疲れていても食べられる・食べたい自分好みのものを持ってきました。

所々で青空は見えるものの、これから天気が回復していくという雰囲気はありません。今日はテント場までの移動日と割り切って黙々と歩いて行くのみ…。
鏡平山荘で休憩

鏡池の向こうは真っ白け。
晴れていれば槍ヶ岳が見えるんですけどね。

10:24
鏡平山荘に到着。

鏡平山荘の自動販売機でCCレモンを購入し、持ってきた菓子パンを食べながら休憩しました。最近は山でコーラを飲んでもあまり美味しいと感じることがなく、CCレモン一択になりつつあります。
冷えた炭酸飲料は生き返ります。
双六小屋で休憩

鏡平山荘を出発してしばらく登り、弓折乗越を過ぎれば双六小屋までもう一息。
途中でルートから少し外れた登山者がいたので、そちらに目を向けてみるとライチョウの親子がいました。
軽量化のために望遠ズームを家に置いてきたことを後悔しました。
動画を撮ったあと写真も…とカメラのモードを切り替えているうちに草むらに入って行ってしまいました。

そんなこんなで弓折乗越からしばらくアップダウンを繰り返したところで双六小屋が見えてきました。なんとその向こうに鷲羽岳も見えます。

12:38
双六小屋の自動販売機にもCCレモンが売られていたので迷わず購入。
双六小屋まで来たところで予定通り三俣山荘まで行くか、要予約の双六小屋テント場に交渉して泊めてもらうかを考えようと思っていましたが、まだまだ元気だったので予定通り三俣山荘に向かうことにしました。
巻道から三俣山荘へ

これから向かう鷲羽岳方面。

双六小屋から少し登って分岐まで来ましたが、槍ヶ岳方面は真っ白。
双六岳は青空が見えましたが、双六岳は槍ヶ岳が見えてナンボみたいなところがあるので、双六岳と三俣蓮華岳の山頂はパスして巻道で三俣山荘を目指すことにしました。

双六~三俣間の巻道は、1か所だけゴロゴロした岩場を下るところがありますが、それ以外はこれといった大変な場所はありません。

雲が多めではありますが、これだけ見えていれば十分楽しめます。
ただ、槍ヶ岳方面は見えそうで見えない焦らすような空模様でした。三俣山荘に到着するまでに晴れてくれるといいのですが。
そして巻道をしばらく歩いて三俣峠の分岐を三俣山荘方面へ。
三俣山荘に到着

分岐からしばらく下っていくと、鷲羽岳と三俣山荘が見えてきます。
ここまで来ればあと一息。
三俣山荘のテント場は三俣山荘の手前に縦長に伸びる敷地になっていて、小屋から離れれば離れるほどフラットなスペースが少なくなっていきます。
15:08
できれば小屋近くの一等地に張りたいところですが、時間的にまず空いていないだろうと判断し、少し離れた場所に見つけた適地にテントを設営することにしました。
YAMAPと山と高原地図の記録を止め、テントを設営したあとに三俣山荘でテント泊の受付を済ませました(山小屋から少し離れた場所でYAMAPの記録を止めたことで三俣山荘のテント場に到着していない扱いになり双六小屋泊になってしまいました)。
受付を済ませてテントに戻り、中で横になりますが、少し離れたところに小学生くらいの子供を連れたキャンプ客(親子+子供のお友達)がワイワイと騒いでいていまいち落ち着きません。
うるさくて昼寝どころではないので、展望食堂で何か食べようと思って三俣山荘に向かいますが、小屋の外階段に出ているメニューを見てびっくり。
うどんが1,800円になっていました。
前に来た時はもう少し安かった気がしましたが、うどんに1,800円はちょっと…と思い、売店でレモンソーダを購入して小屋の外でしばらく景色を見てテントに戻りました。
夕方になったので持ってきたフリーズドライの米とカレーをお湯で戻して食べ、その後はやることがないのでゴロゴロしていました。
日が暮れても周囲のザワザワはなかなか収まりませんでしたが、気が付いたら寝ていたようで、22時くらいに目が覚めました。
その後はいつもの30分~1時間おきに目が覚めてまともに眠れないモードが明け方まで続きました。
熟考した結果、下山することに
翌朝、というには少し早い3時くらいに寝るのを諦めて起床し、お湯で戻した味噌汁を飲みながら今日どうするかを考えました。
休みは3日間あったので、元気だったら読売新道方面へ、そうでなければ三俣山荘のテント場に連泊して水晶岳・鷲羽岳ピストンでも…みたいなことを考えていました。
昨日テント場に到着してからろくに休めなかったので、読売新道はパスして明け方の天気を見て晴れそうだったら水晶・鷲羽、微妙だったら下山しようと決めました。
そして…
天気が微妙なので巻道を選択

5:50
昨日来た道を引き返して帰ることにしました。
快晴の予報は見事にはずれました。
テント場でうだうだやっていたので出発時間は遅め…

歩いているうちに少しずつ青空が見えてきたと思えば…

また曇ってしまったり…

槍ヶ岳方面は双六岳手前の分岐まで来ても一向に晴れる気配がありません。
双六小屋で休憩
08:15
双六小屋で再びCCレモンを購入し、バックパックの中でぺしゃんこに潰れた焼きそばパンを頬張ります。
今回は休憩時に菓子パンを食べようと思い、何個か持ってきましたが、高い登山用の行動食などを食べるよりもよっぽど安くて美味しく、そしてハイカロリーなので、今後は菓子パンオンリーでもよい気がしてきました。

…というわけで新穂高温泉に下山開始。
かき氷のことを考えながら鏡平山荘を目指す
双六小屋からは鏡平山荘でかき氷を食べることだけを楽しみに黙々と歩きました。

09:39
そして鏡平山荘に到着。
空いているベンチに荷物を置いて即座に注文。
あまりの美味さにペロリでした。
そんなこんなで休憩している間に雲の切れ間から槍ヶ岳がちらり。

休憩後に立ち寄った鏡池からも雲の切れ間から槍ヶ岳が見えました!
無事にかき氷を食べることができたので、次はわさび平小屋で「そうめん」を食べることを楽しみに足を進めます。
ここからわさび平小屋まではノンストップで歩きました。
わさび平小屋のそうめんのことを考えながらひたすら下山

12:04
わさび平小屋に到着しました。
すでに小屋周辺では美味しそうにそうめんを食べる登山者たちがちらほら。

こちらがわさび平小屋のそうめんです。
そうめんの上にきゅうりとみかんがトッピングされています。
小屋の軒下のテーブルで頂きました。
丁度良い濃さの麺つゆと、そうめんのつるっとしたのど越しがたまりません。
新穂高温泉からバスで中の湯へ
13:28
その後は林道を黙々と歩き、新穂高温泉に到着。
ピークを踏まない三俣山荘ピストン登山が終了しました。
温泉で汗を流してから帰ろうかと思いましたが、平湯温泉行のバスが間もなく出発するとのことだったので、新穂高ロープウェイでトイレを済ませつつウェットタオルで体を拭いて臭いに問題がないことを確認し、バスに乗り込みました。
平湯温泉からのバスが予約制になっていた…
平湯温泉で下車したあとは、松本バスターミナル行のバスに乗車します。切符の自動販売機をくまなく見ても松本バスターミナル行がなかったので、窓口で聞いてみたところ予約制になっているとのことでした。
無事に次に出発するバスの予約がとれたので一安心。
松本駅から長野駅へ
月曜日に下山して帰る予定をお盆休み最終日?の日曜日に変更してしまったため、松本駅発の特急あずさの指定席はとれるわけもなく…。
仕方なく一旦長野駅まで移動してから新幹線で帰ることにしました。
篠ノ井線の各駅停車に揺られ長野駅へ。
長野駅から新幹線で横浜へ
長野駅から新幹線に乗り換えて一路東京駅へ…と思いきや待合室でウトウトしてぼーっとしていたせいなのか、乗車する新幹線を1本間違えてしまいました。
仕方なく通路で車掌さんが通るのを待ち、来たところでえきネットのメールを見せて事情を説明しました(当然ながら席はない、通路にいるならOK、改札は普通に通れますとのことでした)。
これなら特急あずさの座席未指定券で帰ったほうが安上がりでしたね…。
おわりに
これといった見どころの無い何とも言えない登山になりましたが、新たに導入した登山靴がかなり調子が良く、行も帰りも気持ちよく歩けたので満足度はまずまずです。
行動中の補給も良い感じにできたので、あとはテント場での食事と睡眠問題の解決の糸口を次の登山で見つけたいと思います。
YAMAPのログは僕のせい?
余談ですが、YAMAPのログが正確にとれていなかったようで、三俣山荘にテント泊したのに双六小屋泊になってしまいました。
YAMAPのカスタマー曰く「山頂は100m以内、他のチェックポイントは50m以内でGPSが認識しないと通過したとみなさない」とのことでした。


山と高原地図のGPXデータを読み込ませても結果は同じで、同じファイルをヤマレコに読み込ませると右の画像のような結果になりました。
並べて比較してみると、ヤマレコのほうがチェックポイントが細かく設定されていて、YAMAPの情報量の少なさが目立ちます。
ブログを書くときにどこを何時に通過したのかを確認したい場合があるので、登山の記録を詳細に残しておきたい場合はヤマレコを使った方がいいかもしれないですね。
YAMAPで他のユーザーと交流があるわけでもないですし…。
