はらですぎ

山とビールを愛するメタボリックおやじの登山ブログです。

登山における装備の軽量化、ウルトラライト(UL)に対する僕の考え

登山雑誌PEAKSで「ウルトラライト」が特集されていました。

ウルトラライト(以下UL)は、軽量化した登山道具を使って軽快に山歩きをしようというコンセプトで近年注目を集めています。

僕は数年前にたまたまそういう方々のブログを知り、安全な登山を重視しつつも、取り入れられる部分は積極的に取り入れる方向で道具を選ぶようになりました。

軽いは正義!

・・・という言葉がありますが、僕は必ずしも正解だとは思っていません。

今回はPEAKSの特集に便乗して、僕の所有している登山道具を紹介しながら、ULに対するスタンスみたいなものをお伝えできればと思います。

バックパック 

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ULのバックパックはペラペラの生地にフレームが入っていないタイプのものが多く、耐久性や堅牢性とはトレードオフであることが多いようです。

僕はこういったバックパックは結構好きで、現在所有しているUL系バックパックは3つで1つは注文中です。

  • GRANITEGEAR VIRGA 2
  • OMM Classic32
  • 山と道MINI2
  • 山と道ONE ←注文中

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僕は、上級者が歩くような岩登りが多いコースや、薮こぎなどをしなければ歩けないコースなどを選ぶことがない、ごくごく一般的なハイキング目的であれば耐久性に劣るUL系のバックパックでも問題ないというスタンスです。

 

テントは軽さの前に耐風性能

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ULにおけるテントはフロアレスシェルターやツエルトなど、耐風性や居住性に問題がありそうな製品が多く、他の道具類と同じように広く受け入れられるとは思いません。

昼間のテント場には虫が多く、テント内やテント本体とフライシートの間などに次々に侵入してきます。

これがもしフロアレスシェルターのような簡易的なテントだったらと思うと、夜も眠れません。僕はテント内への虫の侵入は完全シャットアウト派なので、UL系のテントはあらゆる面でNGです。

ただ耐久性と耐風性を備えた上で軽量化しているテントは購入対象で、昨年はオニドーム1を買いました。

重量はこれよりもサイズの大きいモンベルのステラリッジ2型とさほど変わりませんが、取り扱いのしやすさと前室の広さなどが気に入っているので、今後もこちらをメインで使うつもりです。

 

シュラフ(寝袋)

夏場のシュラフは大胆な軽量化が可能です。

山のテント場の夜は結構寒いので、常にユニクロのウルトラライトダウンを携行しており、シュラフだけでは心もとない時はダウンを着込み、さらにレインウェアなどを着れば寒さの問題はほぼ解消されます。

またシュラフカバー代わりにソルのエスケープヴィヴィを用意しておけば、まず寒さにやられることはありません。

これ単体をシュラフ代わりに利用する猛者もいるとか・・・。

僕は残雪期や秋くらいの時期はモンベルのアルパインダウンハガー#2を使いますが、他の時期は#5かイスカのエア130Xを使っています。

エア130Xはファスナーがないため非常に使いづらいシュラフですが、非常に軽くてコンパクトなので、荷物を軽量化したい時はこれとエスケープヴィヴィで山にでかけます。

 

登山靴(トレランシューズ)

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ULでは登山靴は履かずにトレイルランニング用のシューズを選ぶケースが多いようです。足首までしっかりホールドしてくれる一般的な登山靴とは異なり、トレランシューズはパッと見は単なるスニーカーです。

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ソールの厚さやパターンが登山仕様になっているため、歩く際に困ることはありませんが、捻挫のリスクや足の甲を固い石などにぶつけてしまった際の怪我のリスクなどは登山靴と比較すると高まります。

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北アルプスの裏銀座を縦走した時は、Hoka CHALLENGER ATRというトレランシューズを履いて歩きました。

HOKAは他のシューズにはない分厚いソールが特徴で、地面の凹凸や衝撃は分厚いソールがほとんど吸収してくれます。

ただ、耐久性についてはやや問題ありです。

裏銀座縦走中につま先とソールの貼り付け部分の接着が少し剥がれてきていて、このままベロリとソールが剥がれてしまうのではないか?と少し不安になりました。

つま先部分はボンドでガチガチに固めて今も時々使っています。

このシリーズのデザインは結構好きで、使用感もなかなかなので、他のシューズがダメになったら再び購入するかもしれません。

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軽快な山歩きができるので僕は愛用していますが、残雪期の登山や荷物が重くなったりする場合は、足をがっちりホールドしてくれる登山靴を選びます。

足の自由度は減りますし重量も増えますが安心感が違います。

 

食事

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荷物の軽量化に伴いUL系の方々はアルコールストーブを使います。

これは食事を調理ではなく「湯沸かし」に割り切っている方が多いからです。荷物を軽量化するために食事はアルファ米などのお湯で戻す食事が中心で、お金に余裕があれば山小屋の食事を積極的に利用します。

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クッカーなども、材料を調理したりしないため、熱伝導率が低いチタン製の軽量なクッカーで湯沸かし専門に使うケースが多いようです。

僕は一般的なガスバーナーに加えてアルコールストーブも持っています。

クッカーもアルミ製のものからチタン製のものまで幾つか持っているので、その時の気分や装備などによって使い分けています。

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アルコールストーブはコンパクトで軽くて、燃料も使い切りなので荷物の軽量化にはもってこいなのですが、どうしても火力面に不満が残り、また風の強い日などへの対応もあったりで、結局ジェットボイルを持っていくことが多いです。

 

まとめ

結局登山のスタイルというのは、自分が色々試して取捨選択していった先にあるもので、それは人によって違いますし、経験や新しい道具との出会いなどによって常に変化するものです。

僕はウルトラライトのコンセプトは素敵だなと思いますし、UL系ブランドの山と道のファンでもあるので、自分が良いなと思った部分だけを取り入れて今後も山に登っていこうと考えています。

 

皆さんは普段どのような道具を使っていますか?