はらですぎ

山とビールを愛するメタボリックおやじの登山ブログです。

盲目の自警団「デアデビル シーズン1」を観ました

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Netflixの海外ドラマ「デアデビル シーズン1」を観ました。

ドラマ版デアデビルはマーベル・シネマティック・ユニバース(マーベルのヒーローが共有する架空の世界)の中の1作品で、映画アベンジャーズの戦いによってスラム街となってしまったニューヨークのヘルズ・キッチン近隣が舞台です。

デアデビルの主人公は、少年時代に事故で視力を失ってしまいます。視力を失った代りに聴覚・嗅覚・触覚・味覚などの感覚が通常の人間よりも敏感になり、厳しいトレーニングによってそれらを磨き上げた結果「まるで見えているかのように」行動することができるようになります。

普段は親友と弁護士事務所を営み、夜は黒い覆面を被った自警団として生まれ育ったヘルズキッチンの平和のために戦います。

DCコミックのバットマンは超大金持ちで、自社のお金をこっそり使って最新鋭のアイテムや武器を開発・使用していますが、デアデビルは弁護士になりたてでお金がないので、夜のヒーロー活動はネット通販で取り寄せた商品が中心です。

序盤は立派な衣装もなく、黒ずくめの格好に黒い布切れを頭に被ったまるで泥棒のような出で立ち・・・。

ただ、バットマンがゴッサムシティを愛し平和を願うように、デアデビルもヘルズキッチンを愛し平和を願い、犯罪を拒絶します。そして戦う対象がどれだけ悪だとしても、決して相手を殺さないというルールを課しているため、拳銃や刃物などの道具は使わずに、基本はパンチとキック、時々棒状の武器を投げたり持って使う程度。したがって、無傷で戦いを終えることが少なく、常にどこかを怪我しているような状態です。

つまり、そんなに強くありません。

デアデビルという英語は日本語で「向こう見ず」という意味なんだそうです。

主人公のマットは法で解決できない問題を自分の力で何とかしようとする「向こう見ず」な性分で、自身の怪我や命の危険などを顧みずに戦い続けます。

アベンジャーズのヒーローたちと違い、劇的に強くないデアデビルの戦いは、常にギリギリでハラハラさせられますが、それがまたいいんですよね。

ちなみに他のマーベルのドラマもそうですが、テレビでも映画でもないネット配信のドラマなので、グロい描写が遠慮なく扱われている(頻度は低め)ので、そういうのが苦手な人は注意が必要です。

これまでルーク・ケイジ、ジェシカ・ジョーンズ、デアデビルと見てきましたが、どの作品も登場人物のキャラが立っていてドラマに厚みが感じられます。

Netflixで配信されているマーベルのドラマは、デアデビル→ジェシカ・ジョーンズ→ルーク・ケイジという時系列になっていますが、僕の場合はすべて見るに値するのか分からないまま見始めてしまったので、逆の順番で見ることになってしまいました。

今思えばデアデビルから見るべきだったと後悔しています。

アベンジャーズ系の映画全部見ている人は、Netflixのマーベルシリーズも是非お試しを。なかなか見応えがあって楽しめると思います。

www.netflix.com