はらですぎ

山とビールを愛するメタボリックおやじの登山ブログです。

秋晴れの塔ノ岳と鍋割山に登って紅葉を楽しんできました

11月19日。

あらゆるサイトが晴れの予報を出していて、これを逃すと確実に後悔する…ということで、早起きして丹沢に向かいました。

渋沢駅から大倉まで走る

小田原駅で小田急線に乗り換えて6時18分に渋沢駅に到着しました。

ここから塔ノ岳登山の起点となる大倉へはバスで移動するのが一般的ですが、6時48分発のバスまで30分ほど時間があったので、大倉まで走ってみることにしました。

渋沢駅から大倉バス停までの距離は約4kmくらいなので、1km7分くらいの遅めのペースでも7時前くらいには大倉に到着できそうです。

ちなみにバスを利用した場合は15分ほどかかり7時3分の到着になるので、どちらを選んでも到着時間はさほど変わりません。

たった数分のアドバンテージのためにわざわざ走る意味があるのか?と言われると、返答に困りますが、なんとなく走ってみたかったんですよね…。

…というわけで無事に大倉に到着。

トイレを済ませてベンチで靴紐を結んでいると、渋沢駅を出発したバスが2台連なって到着し、運賃を精算する「ピッ」という音とともに登山者が続々と下りてきました。

「これはのんびり準備している場合ではないな…」と思い、慌てて準備を整えて大倉バス停を出発しました。

バカ尾根を登って塔ノ岳へ

今回は一応トレラン的な装備で来ており、走れるところは走ろうと思っていましたが、昨日のランニング(20km走)の疲労と、渋沢駅から大倉まで走ったことによる疲労の相乗効果で、思ったように体が動きません。

完全に平坦な場所は走れますが、大倉尾根には平坦な場所は限られているので、コースタイムの短縮はそれほど期待できません。

そんな僕を軽やかな足さばきで追い抜いていく男性がいました。

その方は平坦でも走らずに全歩きの様子。

登りで距離を離され、平坦で走って距離を縮め…をしばらく繰り返していましたが、徐々に追いつけなくなり見えなくなってしまいました。

結構頑張ったんですが、圧倒的な脚力の差を見せつけられました。

堀山の家

08:09

堀山の家まで来ました。

堀山の家は今年の春に開催された丹沢ボッカ駅伝に参加した神田南口登山部の第1走者から第3走者の応援・撮影で訪れて以来です。

ゴールの花立山荘まで伴走するつもりでしたが、右足ふくらはぎの肉離れが完治していない状態で走っていたところ、堀山の家の手前あたりで患部が再び逝きかけたのでアンカーの追走は諦めました。

…というわけで堀山の家から先の登りは2022年の元旦以来(下りは今年の3月の縦走で歩きました)。

堀山の家から花立山荘までは階段&段差地獄でなかなか骨が折れます。

花立山荘で休憩

08:41

花立山荘に到着しました。

だいぶ疲れてしまったのでここで休憩することにしました。

小屋でCCレモンを購入し、小田原駅のコンビニで買っておいたおにぎりを食べてしばらく体を休めました。

それにしても良い天気です。

気温も丁度良い感じで、しばらく休憩していても寒さを感じませんでした。

ただ至るところに霜柱が出ていたので、陽が出るまではそれなりに冷え込んでいたと思われます。

塔ノ岳の山頂に到着

09:20

塔ノ岳の山頂に到着しました。

雲一つない快晴です。

直前になって行く気がなくなる病を発症していたら特大の「ぐぬぬ」を自宅や外出先で食らっていたことでしょう。

来てよかった!

富士山もよく見えます。

塔ノ岳はもう何回も登っていますが、何回登っても飽きませんね。

ヒルが絶滅してくれればもっと通うのですが…。

もし塔ノ岳の山頂まで来て余力が残っていたら大山まで縦走しようと思っていましたが、昨日のランニングの疲労に道中の疲労が加わり、そんな気分ではなかったので鍋割山を経由して下山することにしました。

鍋割山へ

朝から気になっていた左膝の違和感が痛みに変わりそうな兆候を見せていたので、バックパックに忍ばせておいた膝用サポーターをズボンの上に装着して来た道を戻ります。

ちなみに左足のすね部分にはシンスプリントの痛みを軽減するすね用サポーターを自宅から装着しています。

足に問題が生じるたびに増えていくザムスト商品。

数年後には全身ザムストおじさんになっているかも!?

金冷シの分岐を経て軽いアップダウンを何度か繰り返すと鍋割山荘が見えてきました。

鍋割山荘に到着

10:20

鍋割山&鍋割山荘に到着しました。

土日祝の山荘の営業は10時からということだったので、あわよくば鍋焼きうどんを…と思いながら歩いてきましたが、行列がトイレの先まで伸びているのを見て諦めました。

鍋割山荘で鍋焼きうどんを食べようと思ったら寄り道禁止ですね。

何がなんでも鍋焼きうどんが食べたい!という方は大倉からまず鍋割山を目指し、熱々のうどんを食べたあとに塔ノ岳に向かい、バカ尾根から下山する…というルートがいいと思います。

大倉に下山

…というわけで無事に塔ノ岳と鍋割山のピークを踏んだので大倉に下山します。

紅葉と登りの登山者で足止め

大倉まで一目散に下山するつもりでいましたが、鍋割山を少し下ったところから後沢乗越あたりまで紅葉がとても綺麗でなかなか足が進みません。

そういえば山でこういう紅葉を見るのは今シーズン初。

やっぱり山で見る紅葉は良いですね。今年はいったい何をしていたのでしょうか…。

そしてミラーレス一眼を家に置いてきたことを激しく後悔しました。

ズームレンズで寄って撮りたい場面が沢山ありましたが、ポケットにはDJIのOsmo Pocket3のみ…。

これはこれで綺麗な写真が撮れるのですが、引きの絵ばかりだとブログの記事的に単調になってしまいますよね。

下山する登山者よりも登って来る登山者のほうが圧倒的に多く、すれ違いで何度も足を止めましたが、綺麗な木々の紅葉のおかげでノンストレスでした。

虚無の林道

後沢乗越の分岐から大倉方面に下り、二俣のゲートを過ぎると、そこから先は長い林道が待ち構えています。

当初はここを駆け抜けて大倉まで爆速で戻るつもりでしたが、疲労と左膝のダメージで少し走っては歩いて…を繰り返すのが精いっぱいでした。

12:30

ヘトヘトになって大倉に到着すると丁度バスがやってきたので、渋沢駅行のバスで駅まで移動し、駅前のケンタッキー・フライド・チキンでチキンフィレサンドのセットを食べ、小田原を経由して横浜に帰りました。

おわりに

少し前に歩いた鎌倉のハイキングコースを除けば9月下旬の北アルプス以来の本格的な登山でしたが、日々のランニングのおかげもあって一般的なコースタイムよりも速く移動することができました。

ただ、自分が思っていたよりも動きが悪く、大倉から塔ノ岳山頂までのタイムに納得がいかなかったので、ヒルが活発化するまでは丹沢周辺を中心にいろんなルートを歩いたり走ったりして楽しみたいと思います。

極寒の雪山みたいなところには恐らく行かないと思うので。

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