CP+2025に行ってきました。
CP+はカメラ映像機器工業会が主催する国内外の写真映像関連のメーカーが出展する見本市です。
カメラ・レンズ・関連機材などの新製品が出品され、一般の方も無料で入場できるため、毎年大勢の来場者で賑わいます(会場内での販売は行っていません)。
気になるブースをサクッと見て来ただけの記事なので、他に気になるブースや製品がある方は現地に足を運びましょう。
初日から大賑わい
CP+は初日のみ10時から12時がプレス・VIP招待者の入場時間帯となっていて、一般入場者は12時が開場となります。
昨年はインフルエンサー枠の審査に何故か通ってしまい、10時からヌルっと入場できたのですが、今年は適正に審査が行われ無事に落選したので一般入場です。
物凄い人ですが一般入場者の行列は適切に管理され誘導され12時の開場と共に会場内に無事に吸い込まれていきました。
Canon
…というわけでキヤノンブース。
先日ハイスペックコンデジ「Powershot V1」の発売が発表され、まずはこれを触りたい…と思いタッチ&トライの列に並びました。
列の横のスペースではバスケットの3on3やチアリーディングなどが行われていました。
Powershot V1のタッチ&トライコーナーでは、どこかで見たことのある外国人のカメラ系YouTuberの2組がそれぞれの場所で長々と陣取っていて、そこ以外の展示場所のお客さんが回転していく…という何とも言えない状況でした。
Powershot V1
そして僕の順番が回ってきました。
気になっていたサイズ感、全部入りコンデジということでやはり結構大きいですね。


厚みもしっかりあります。
サイドには排熱するための穴が空いているので濡れには注意が必要とのこと。
それでもレンズ交換式のカメラと比べるとだいぶコンパクトですし軽いです。
Powershot V1で撮影した写真
撮影データを持ち帰って良いとのことだったので、持ってきたSDカードを入れて何枚か撮ってみました。
普段使っているカメラと勝手が違うので、設定がうまくできず非常にノイジーな写真になってしまいましたが、RAWで撮ったので後処理で何とか…。
本体のサイズが割と大きく、これをコンデジと呼んでいいのか判断に迷いますが、少ない荷物で登山をしたい時などに良さそうな気がするので、発売後に大量にアップされるであろう様々な作例を吟味したうえで夏までに購入するか決めたいと思います。
プリント体験コーナーで持ち込んだ写真を印刷してもらう
キヤノンブースの奥には無料で写真をプリントしてくれるサービスが今年も提供されていました。
事前に用意した写真をSDカードに入れて持って行く(スマホ内の写真も可能)と、A4サイズにプリントしてくれます。
いきなり行って印刷してくれるわけではなく、整理券を受け取る→指定の時間に戻ってきて並ぶ→印刷…という流れになっているので、プリントを希望される方は会場に入ったらすぐにキヤノンブースに行って事前に整理券を貰っておいたほうがいいと思います。
Sony
少し前までは使い古されたα7RIIIからα7CIIに機種変更するつもりでしたが、最近はまだ使えるしいいか…と買い替え意欲がそれほどでもなくなっています。
α7Vとか発売されたら物欲に火が付くかも?
α1 II
…というわけでα1 IIです。
昨年12月に発売されたSonyのフラッグシップモデル「α1 II」は価格ドットコムの最安値で891,000円です。宝くじでも当たらない限り手も足も出ない高額モデルですが、そんなモデルでも気軽に触って写真が撮れるのがCP+の良いところです。
タッチ&トライコーナーには様々なレンズが装着されたα1 IIが置かれており、目の前で動く被写体を信じられない速度の連射で撮影することができます。
FE16mm F1.8G
発表されたばかりの16mmの単焦点レンズ。


とてもコンパクトで軽量です。
前方にいるモデルの方を何枚か撮ったのですが、何故かすべての写真がピンボケしておりボツとなりました…。
SIGMA
さて、今年のCP+の目玉といえば直前にお披露目されたSIGMAの新機種「BF」です。
そんなこともあり、混雑を避けるためにシグマブースは入場制限が敷かれており、カーテンで仕切られたブース内に入るためには列に並んで順番を待つ必要があります。
列に並んでしばらく待ち、順番が来たところでブース内に案内されます。
中央の円卓の上には無塗装のシルバーのBFと黒のBFが展示されていました。
適当な人の後ろに並び、順番が回って来るのを待ちます。
そして…
SIGMA BF
話題沸騰中のBFです。
従来のカメラについているものを極限までそぎ落としたアルミ削り出しのシンプルなデザイン。
背面のボタン類の配置もシンプルで美しいです。
不便そうな印象を受けましたが、説明を聞きながらボタン操作をしてみると、各種機能や設定に普通にアクセスできるので、慣れてしまえば問題なさそうでした。
ただし後から足りない・欲しい機能を追加できるfpと違って、BFは拡張性に乏しいので「こんなはずじゃなかった」みたいな形で中古市場に放流される方も出てくるのではないでしょうか。
CONTEMPORARY 16-300mm F3.5-6.7 DC OS
もうひとつの注目商品がAPS-C用高倍率ズームレンズ。
フルサイズ換算で24-450mmというこれ1本あれば何でも撮れます的な万能ズームレンズです。
物凄く伸びますがズームロックスイッチがついているので、バックパックのショルダーハーネスに下向きに装着してもレンズが伸びる心配はなさそうです。
Lマウント、ソニー Eマウント、富士フイルム Xマウント、キヤノンRFマウントときて、何故Zマウントが無いんだ?という謎は今後解明されるのでしょうか…
蔵書コーナーも健在
今年もシグマの蔵書コーナーは健在。
SIGMAのBFはNot for meですが、久しぶりにfpを見て物欲の火が静かに灯るのを感じました。
タムロン
今年のタムロンはゴジラです。
タムロンのビルを挟んで対峙するゴジラとメカゴジラ。凝った造りのジオラマはなかなかの迫力があります。
"遅刻する食パン少女"のシチュエーション…に見えなくもない?
PGYTECH
Peak Designのカメラストラップとは少し違うけど似てる…みたいな商品を販売しているPGYTECH。
ミトン型のカメラグローブが良さげでした。
「フォトグラファーズグローブ」という商品のようです。
指の部分に被せたミトンを取り外すと5本指グローブ。
親指と人差し指と中指はタッチセンサーに対応しているようです。
さらに親指と人差し指と中指の指先を出せる仕組みになっています。
寒冷地で写真を撮る時に重宝しそうです。
その他のブース








今年もそれなりに楽しめましたが、カメラや撮影機材に対するワクワクは年々なくなってきているような気が…歳のせいかな…
遠回りして帰宅
パシフィコ横浜から赤レンガ方面に向かってフラフラ散歩しながら帰りました。
そろそろマスクなしでは外に出れない季節になってきましたね…。