カメラを持って近場に出かけることが増えてきました。
これまで街歩き用のカメラバッグは斜め掛けタイプのものを使っていましたが、今回意を決してずっと気になっていたバックパックを購入することにしました。
- Peak DesignのEveryday Backpack
- エブリデイバックパックを選んだ理由
- エブリデイバックパックの大まかな機能
- エブリデイバックパックを実際に使ってみた感想
- エブリデイスリングも買いました
Peak DesignのEveryday Backpack
今回選んだのはピークデザインのエブリデイバックパックというバックパック型のカメラバッグです。
エブリデイバックパック(Everyday Backpack)はピークデザイン(Peak Design)という海外のカメラ関連製品を販売しているブランドで、海外のクラウドファンディングのキックスターターで巨額の資金を調達して話題になりました。
様々な便利グッズを販売しているので、カメラを趣味にしている方にはお馴染みのブランドです。
エブリデイバックパックは30リットルと20リットルの2種類のラインナップになっていて、僕は日帰りのカメラ散歩用に20リットルのジェットブラックを注文しました。
当初は国内のネット通販で購入する予定でしたが、ジェットブラックの在庫がなく、納期に少し時間がかかりそうだったので、総額が安く済む海外通販で買ってみることにしました。
発注後に表示される画像。
テンションがすごい。
- Subtotal $259.95
- Shipping & Handling $24.95
- Grand Total $284.90
1ドル110円に設定しても31,339円と日本国内で購入するよりもお得です。
Peak Designのサイトで月曜日に注文して、その週の金曜日に届きました。
※お住いの地域や販売元の在庫状況によって発送時期は異なると思います
エブリデイバックパックを選んだ理由
僕が今回エブリデイバックパックを選んだのは見た目のカッコよさです。
カメラを収納するためのバックパックは国内外様々な製品があり、エブリデイバックパックの特長を備えた製品も探せばきっと見つかるはず。
そこをあえてPeak Designにしたのは、使い勝手に加えてデザインと質感が優れているなと思ったからです。CP+ 2018で実際に製品に触れて「カメラバッグを買うならこれかな」という結論に至りました。
エブリデイバックパックの大まかな機能
外観は先ほど掲載した通り抜群のカッコよさ。
そしてデザイン同様によく考えられているのがバックパックの機能性です。
両サイドの開口部と内部
通常のバックパックとは違い、トップ部分からのアクセス以外に両サイドがジッパーで大きく開口することができます。
背負った状態からバックパックを下さずに中の荷物にアクセスすることができます。
こういう機能は他社製品にもあると思いますが、ここまで大きく開口するバックパックは少ないのではないでしょうか。
内部はベルクロで脱着可能な仕切りが3つ付いています。
これらは上の写真の通り、使い方に応じて仕切りをアレンジできます。
1つ1つの仕切りに折り目がついているので、簡単に形を変えることができます。
収納するカメラ本体やレンズ、その他機材の大きさに応じてベルクロの設置場所や仕切りをアレンジしてスペースを有効に活用することができます。
20リットルサイズはフルサイズの機材を収納するには少々心もとないですが、APS-Cやマイクロフォーサーズであれば十分なスペースを確保できるのではないかと思います。
小さな三脚であれば、レンズと反対側の仕切りを全部折りすることで収納可能です。
仕切りを全部取り外せば・・・
ぺったんこ。
開口したサイドのジッパーを開けると小物類を収納できるポケットが付いています。
伸縮性のある素材になっているため、融通が利きます。
予備のバッテリーやレンズペンなどを入れておくのに丁度良い感じです。
ポケットは反対側にも付いています。
バックパック上部の収納
バックパック上部からはタブレットやノートPCを収納できるスペースにアクセスできます。
上部は浅めのポケット。
財布やスマホ、モバイルバッテリーなどを入れておくのに丁度よさそう。
そして2段目にタブレット収納箇所、3段目にノートPC収納箇所がそれぞれ用意されています。
iPad Pro 12.9インチを入れてみました。
ここにはMac Bookなども収納できるみたいです。
その他の各種機能
バックパック上部の蓋は荷物の量に応じて4段階に調節できるようになっています。
20リットルの容量をすべて使い切ると見た目があまり美しくありません・・・。
サイドの開口部のジッパーは2つ付いていて、上部からでも下部からでも開け閉めすることができます。
そしてこのジッパーの紐をバックアップ本体に繋げることで誤ってジッパーを開けてしまわないようにロックすることができます。
誤操作防止、盗難防止などに役立ちます。
ショルダーハーネスは少々固めな印象。
バランスよく背負うためのチェストベルトも付属しています。
バックパックが重い時はこれを使うことで肩への負担が分散されます。
ショルダーハーネスは付け根の部分が稼働するようになっていて、背負う人の体系に合わせて可変するように設計されています。
背面部は写真の黒い部分が出っ張っており、背中に触れる部分が最低限で済むように設計されています。背中に触れる部分はメッシュ状になっており、その中にはデコボコになった固めのスポンジが入っています。
そして背面部のパーツは独立していてベルクロで固定されているだけなので、上の写真のように持ち上げることができ、スーツケースの持ち手部分に取り付けることができるようになっています。
バックパックの底部には荷物を外付けするための紐が格納されています。
2本の紐が収納されていて、
荷物を外付けできます。
左右のサイドポケットにも同様の紐が入っています。
バックパックの表面にも取り付け場所があるので、外付けする荷物に応じて臨機応変に対応できそうです。
おまけ的な感じですがアンカーリンクスが付属しています。
しまうのが面倒なので出しませんでしたが、ウエストベルトもサイドポケットの底部に収納されています。
3ヵ所に取り付けられた持ち手が超便利
そしてエブリデイバックパックが素晴らしいと改めて思ったポイントが上部と両サイドにある持ち手です。
混雑した電車などではバックパックを手に持つ必要がありますが、一般的なバックパックの場合、上部に付いた持ち手は堅いナイロンのような素材になっていて、長時間持っていると指がうっ血して痛くなることがあります。
しかしエブリデイバックパックの持ち手は、指が触れる側が肉厚になっていて、指への負担が軽減されるように工夫されています。
このような持ち手が上部だけではなく両サイドにも付いています。
手に負担のかからない持ち手が3ヵ所あることで、バックパックを手持ちする場合や電車の荷台に乗せる際などのストレスが軽減されます。
エブリデイバックパックを実際に使ってみた感想
実際に荷物を入れて使ってみましたが「もっと早く買えば良かったな」というのが率直な感想です。
背負い心地は悪くないし、カメラや機材を扱うための細かな配慮がバックパック全体に施されており、満足度はかなり高めです。
強いて不満な点を挙げるとすれば、真っ黒なので汚れが目立ちやすいのと販売価格が高いということくらいでしょうか・・・。
以下の機材を収納してもバックパック上部に多少の余裕がありました。
- Camera:Fujifilm X-T2 + XF35mm F1.4
- Lens:XF16-55mmF2.8 R LM WR,XF56mmF1.2 R
- 三脚:SLIK 三脚 スプリント MINI II GM N
- iPad Pro 12.9インチ + Apple Pencil
- edelkrone WING3
- その他小物類
これならカメラ機材と着替えを入れて1泊2日くらいの小旅行に出かけることもできそうです。
・・・というわけで「2018年の買ってよかった」の本命が早くも登場したわけですが、しばらく使っていくことで、まだ気づいていない良い点・悪い点などが見えてくると思うので、その辺はその時にでもまた記事にしたいと思います。
海外通販に抵抗のある方は国内のネット販売で購入した方が安心だと思いますが、価格は若干高めになります。
少しでも安く!という方はPeak Designから直接購入しましょう。
実際のこの機材を入れて撮影した際の記事は以下の通りです。