4年前に登山を始めてから、あれこれ飛びつくように道具を買ってきましたが、最近は過剰な物欲も収まりつつあり、山に持っていく道具は固定化されつつあります。
そこで今回は、僕が普段登山で使っている道具を紹介したいと思います。前にもこういう記事を書いたような気もしますが、最新版ということで・・・。
道具選びが若干マニアックな傾向にあるため、あくまでの参考程度に見ていただけると幸いです。
バックパック
登山道具の中でもっとも沼にハマってしまったのがバックパックです。これまで様々なバックパックを購入してきましたが、昨年から今年にかけてようやく落ち着きました。
山と道ONE
ずっと前から欲しかったけど価格が高すぎるのと、実物を見たことがないということで二の足を踏んでいた山と道ONEですが、今年に入って実物を背負わせてもらい購入を決意。
年に1、2回ある受注期間に注文しました。
7月下旬に商品が届き、白峰三山、蝶ヶ岳、立山三山、表銀座縦走などで使用してきました。背負い心地は事前に確認済みでしたが、収容量や各種ポケットなどの使い勝手も非常によくできていて、今後も長い付き合いになりそうです。
山と道のバックパックは不定期の受注生産なので、購入を希望される方は山と道のSNS(@YAMATOMICHI)をフォローしてチェックしましょう。
OMM Classic 32
32リットルと容量の少な目のバックパックですが、夏のテント泊登山であれば必要な荷物を十分に収納可能です。
また、背面側に折り畳まれた固めのマットが収納されていて、テント泊時のエアマットの下敷き(パンク防止策)として役立ちます。
無駄のないシンプルなデザインで、背中の上部で背負うバックパックなので、岩場の多い山を歩く時にも活躍してくれます。
夏場のテント泊登山から日帰り登山まで、購入してから現在までかなり出動回数の多いバックパックです。もし登山を始めた年にタイムスリップできるなら、バックパックを選んでいる僕にこれを買わせると思います。
山と道MINI2
こちらは山と道ファクトリーショップにONEを見に行った際に衝動買いしてしまったバックパックです。
OMM Classic 32とサイズ的に競合してしまっているのですが、荷物を外付けしてもいいような、ゆるハイク的な山行の時は、こちらのほうが取り回しが良いので、ケースバイケースで使い分けています。
山と道のバックパックは不定期の受注生産なので、購入を希望される方は山と道のSNS(@YAMATOMICHI)をフォローしてチェックしましょう。
サコッシュ
なんとなく買った山と道のサコッシュが思いのほか使い勝手がよく、登山には常に持って行くようにしています。普段は行動食、地図、日焼け止め、Goproを取り付けたジンバル、Goproのバッテリーなどを入れています。
結構容量があって想像以上にモノが入るので興味のある方は一度試してみてはいかがでしょうか?
山と道のサコッシュはこちらからどうぞ。
テント
初めて購入した登山用のテントは、MSRのHubba HPというテントでした。このテントで北岳肩の小屋にテント泊した際に、暴風雨で吹き飛ばされそうになり、もっと耐風性能に優れたテントが欲しいと思い、モンベルのステラリッジ2型を購入しました。
これでテントはもう買わずに済みそうだと思っていましたが・・・。
オニドーム1
オニドーム1の発売情報を雑誌で見たときに「僕が欲しかったテントはこれだ!」と衝動買いしてしまいました。
そして現在このテントをメインに使っています。
大きすぎず小さすぎず、耐風性能に優れ、設営も簡単で軽量なオニドーム1はとてもバランスのとれた良いテントだと思います。
シュラフ(寝袋)
シュラフは時期によって使い分けています。
- モンベル スパイラルダウンハガー#2
- モンベル スパイラルダウンハガー#5
- イスカ エア130X
- 補助:SOL エスケープヴィヴィ
左から暖かい順番に並んでいます。
イスカのエア130Xは滅茶苦茶コンパクトですが、夏場でも寒さを感じる場合があるので、これを北アルプスに持っていくときは念のためエスケープヴィヴィも一緒に持っていくようにしています。
残雪期から晩秋の奥多摩くらいまでならこのラインナップで十分対応できます。寒い時期は、衣類の重ね着をしたうえでシュラフを使用することが前提になりますが。
エスケープヴィヴィは寒い時にシュラフに被せたり、シュラフカバーとしても機能するので持っておいて損はないと思います。
スリーピングマット
僕にとって山での睡眠は、解決していない現在進行中の悩みの種です。これまで色々なマットを使ってテント泊してきましたが、まともに眠れた試しがありません。仰向けに寝ていると腰が痛くなってくるんです・・・。
横向きに寝てみたりもしましたが、普段仰向けに寝ていることもあって、違う体勢で眠ろうとしてもなかなか眠れません。
山での快適な睡眠については現在も模索中です。
Klymit Inertia O Zone
そんな僕が最近よく使っているのがイナーシャオゾンです。
このマットはシュラフの中に入れて使う少し変わったマットです。枕から足の先まで一体になっているエアマットで、背中の曲線にフィットするような形と、所々に穴が空いているのが特徴的です。
少し前まではモンベルのエアマットをメインに使っていましたが、こちらの方が良い気がして最近はこちらをメインに使っています。
全長が結構長いので購入の際はテント室内の横幅と相談してから決めてください。
バーナー等
今期はアルコールストーブなども試してみましたが、テントの前室や風の強いなかでも安心して使える道具となると選択肢は限られてきます。
Jetboil Minimo(ジェットボイルミニモ)
素早くお湯を沸かすことができるため、あらゆる場面で重宝しています。
通常のJetboilよりも間口が広いため、レトルト食品の温めから簡単な調理(やらないけど)まで幅広く活躍してくれます。
フタにお湯の注ぎ口以外に水切り用の穴がついているので、パスタを茹でた際のお湯切りも簡単にできます。(別途持ってきたカップなどにスープ用のお湯として使用)
とにかくすぐお湯が沸くのでこの手のタイプのアイテムはお金に余裕があれば買っておいて損はないと思います。
SOTOスライドガストーチ
バーナーに着火ボタンが付いていても、作動しない場合があるので別途点火用の道具は必ず持っておいたほうがいいと思います。
僕は2年前に裏銀座を縦走したときにプリムスの153ウルトラバーナーを持っていったのですが、知らぬ間に着火装置が壊れていて、テント場に到着するたびに小屋の方にライターを借りるという面倒で申し訳ない日々をすごしました。
タバコを吸われる方であればライターがあるので別途用意する必要はありませんが、そうでない方は100円ライターでもなんでもいいので用意しておきましょう。
僕はこれを使っています。
アラジン アコーディオン コンテナ M 470ml
テント泊に必ず持っていく食器のがこれ。
だいたいいつもアルファ米にレトルトカレーなので、これに出来上がったアルファ米を入れて、温めたカレーを入れて食べます。
使わない時はアコーディオンのように折りたたむことができます。
トレッキングポール(ストック)
現在は使っていません。
今年の途中から実験的に手ぶら登山に切り替えています。
もともと膝痛持ちのメタボオヤジですが、白峰三山縦走の下山で大腿四頭筋を限界まで追い込んだおかげか、その後の登山はすべてトレッキングポールなしで問題なく歩けています。
番外編
登山に必ず持っていく道具なので、一応これらも登山道具として紹介しておきたいと思います。
雨が降るとこれらの道具はすべて役に立たない重りと化します。
カメラ
- Nikon D750
- Gopro Hero4 Black
山に持っていくカメラは上記の2つです。
D750は写真用に、Goproはジンバルに取り付けて歩きながら動画を撮影しています。D750で撮影したタイムラプスとGoproで撮影した動画を編集してYoutubeで公開していますので興味のある方はどうぞ。
レンズ
- AF-S NIKKOR 24-120mm
- AF-S NIKKOR 20mm
登山開始時は24-120mmで、森林限界を超えたあたりから眺めが良ければ20mmに交換したりしなかったりといった感じです。
不意に雷鳥に遭遇してもいいようにズームができる24-120mmをつけて歩きがちですが、なかなか出会うことができません・・・。
三脚
- SLIK 三脚 スプリント MINI II
登山に持っていくのはほぼこの三脚です。日帰りの時は別の少し重い三脚を持っていきますが、テント泊登山の場合はほぼこれです。
耐荷重量が2kgで本体重量が780gなので登山にピッタリ。
Gopro用ジンバル
- Zhiyun Rider-M
これはGoproまたは似た形のウェアラブルカメラを持っている方にはマジでお勧めなアイテムです。
電動3軸ジンバルで、他のジンバルと異なるポイントとしてはスティックタイムになっていないため、写真のようにコンパクトに使うことができるところです。
しかも三脚穴が付いているため、同梱されている自撮り棒を使えば従来のジンバルのように使用することもできます。
その他
- D750用バッテリー
- Gopro用バッテリー×4
- Rider-Mバッテリー
まとめ
以上、こまごましたモノは省きましたが、僕が山に登るときに持っていく道具はだいたいこんな感じです。
ウェア編は気が向いたら・・・。