実家の母親を見舞いに行くはずが、インフルエンザの流行で病院全体が面会謝絶になってしまい、はじめての北陸新幹線グランクラスの旅が流れてしまった。
そんなわけで、急にぽっかり空いてしまった土曜日の休日をどうしようかと考えた結果、丹沢の塔ノ岳にでも登って夏山に向けて足慣らしをすることに。
大倉バス停そばの駐車場で出発準備
朝の5時過ぎに自宅を出発し、丹沢の大倉バス停そばの土日祝日1日800円の駐車場に到着したのが6時過ぎ。
車を停めて出発の準備をしていると民家の脇に猫が。
なかなかの面構えである。男の顔は履歴書なんて言葉があるが、この猫もなかなかの人生(猫生?)を歩んできたのではないだろうか。
そして大倉バス停でトイレを済ませ、準備運動をしていると、ベンチの下で猫が寝ていた。
さっきの猫は右耳が欠けていたが、この猫は右耳が欠けている。
こちらの猫もさっきの猫に負けないくらいの貫禄の持ち主であったが、この寝顔はちょっと反則だ。舌を出して寝るなんて。
・・・と思って調べてみたら結構よくあることらしい。
なんか間が抜けてて可愛いなあ。
塔ノ岳へ向けて出発
塔ノ岳に登るのは一昨年の12月以来。
あの時は大倉→塔ノ岳→丹沢山→塔ノ岳→鍋割山→大倉のルートで歩いて両膝が崩壊したが、あれから幾つもの山に登り僕も少しは成長しているはず。
大倉バス停で準備していた方から「塔ノ岳から丹沢山は泥だらけで田植えみたいになるよ」という情報を得たため、今回は大倉から塔ノ岳のピストンに決めた。
大倉から塔ノ岳へのルートはとにかく階段が多い。
登って
登って
登って
登って
登って
登って
登って
塔ノ岳山頂に到着!
だいたい3時間くらい。まあこんなものでしょう。
山頂は人がちらほら。
ちょうど到着したばかりといった感じの人が多かった。
空全体に薄い雲がかかったような感じで、富士山や南アルプスもハッキリ見えるものの、なんとなくぼんやりした展望。僕の丹沢登山の中ではベストの展望だけど。
今回は新兵器を2つほど投入。ひとつめはこれ。
JETBOIL MiniMo(ミニモ)。
これを食うならジェットボイルを買い直す必要はないだろうと突っ込まれそうだが、今回は前日に決まった登山だったんで、ありあわせのものでとりあえず・・・。
今回は塔ノ岳登山オンリーで、他の山には行かないため、山頂でのんびり休憩することにした。徐々に日差しが強くなってきて、秦野市の住宅の屋根に陽が反射してキラキラ輝いていた。
こころなしか富士山もクッキリ見えてきたような気がする。
ランドネ。
下山
腹も満たされたし、休憩時間もだいぶとったんでサクッと下山。
下山中にどんどん天気が良くなってきた。午前中のどんよりとした天気は何だったんだろうか。もう少し遅めのスタートでも良かったかもしれない。
そして物凄く暑い。山頂でしばらく休憩していた時以外は半袖でまったく問題ない気温だった。念のためにと軽アイゼンをザックに忍ばせてきた僕が馬鹿みたいだ。
どんどん天気が良くなるのと反比例するように僕の膝の具合が悪化してきた。 僕は登りよりも下りが苦手で、下山の中盤から終盤になると膝に痛みが発生してしまうことが結構ある。
ただ、いつもなら一度膝痛になると平坦路に出るまでひたすら痛みが継続するのだが、今回は痛みが出たり出なかったりと若干ランダムな感じだった。そのおかげもあって、何とか痛みを誤魔化しながら下山することができた。
おまけ
最後に2つ目の新兵器。
サンコーレアモノショップで購入したカメラスタビラーザーの試し撮り動画。
天気も画質もちょっとイマイチ(フルHDでアップしたんだけど少々ノイジーな動画に・・・)なんだけど、軽く小走りしても大きなブレがなく、FPSのゲームのような感じの動画が撮影出来る。
GoproやiPhoneをむき出しで取り付けるため、雨の日には絶対に使えないのだが、晴れた日の登山にはぜひ持っていきたいと思う。
晴れた日のアルプスの稜線歩きを撮影したらいい映像が撮れそう。