はらですぎ

山とビールを愛するメタボリックおやじの登山ブログです。

立山室堂から富山駅に移動して「白えび亭」と「すし玉」をはしご!食べ過ぎて腹がパンパンになる…:3日目

最終日の5月5日。

天気予報によれば昼くらいまで風のない快晴。

帰りの新幹線が19時過ぎ富山駅発なので、早朝に出発すれば雄山をピストンすることも可能ではありますが、昨日の疲労がたっぷり残っていたのと時間に追われて山に登るのは嫌だなと思ったので、このまま撤収してゆっくり帰ることにしました。

www.haradesugi.com

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雷鳥沢キャンプ場の朝

朝起きるとテントの内部の結露が凍っていました。指で触れるとパラパラと崩れて落ちてきます。融けてから拭き取ってもよかったのですが、気になるので吸水クロスで拭き取ってテントの外で払って落としてを繰り返しました。

周囲が明るくなってきたところで湯を沸かしてコーヒーと無印良品のバナナバウムで軽めの朝食。

8時くらいの出発を目指してテントの中で片づけられるものから着手していきます。

今日が最終日という方が多いようで、撤収を済ませた方々が室堂方面に続々と登り返しています。

テント内に敷いていた銀マットを片付けようとしたところ、テントの下の雪が融けてグランドシートからテント内部にまで染みていたので、持ってきた吸水クロスで水気をできる限り拭き取りました。

この吸水クロスは湿らせた状態にしておくことで抜群の吸水性能を発揮します。現地に持って行ってから濡らすのが面倒なので、出発前に家で水気を吸わせたクロスをジップロックに入れて持って行きくようにしています。

テントの結露や濡れの拭き取り、雨に降られた際のレインウェアの濡れの拭き取りなど、季節を問わず活躍してくれるので登山には必ず携行するようにしています。

テントの底部は完全に水が染みていましたが、吸水クロスでふき取ったあと、テントの中を空にしておいたらすぐに乾きました。

雷鳥沢キャンプ場を出発

諸々の片づけが終わり、予定通りに8時前に出発することができました。

雷鳥沢キャンプ場に来る時は夏道と同じ雷鳥沢ヒュッテに近い所を通るルートを歩きましたが、帰りは管理小屋の裏側あたりを直登するルートを選びました。

来た時よりも食料と水が減っていて軽くなってはいるものの、やはり全ての荷物を持って登るのは結構辛いものがあります。

雷鳥荘前

雷鳥荘前のベンチに到着しました。

この後は朝9時に営業開始になる「みくりが池温泉の日帰り温泉に入る」というタスクを控えているので、あまり遅くなりすぎないように休憩は軽めにして出発します。

雷鳥荘からみくりが池温泉までは緩いアップダウンのジグザグ道になっています。この道の途中のハイマツに長いレンズを装着したカメラを向けている人だかりが目に入りました。

ハイマツとカメラマンとくれば被写体はもちろん…。

つがいのライチョウに遭遇

つがいのライチョウです。

雌は警戒しているのか直立不動で頭から首あたりまでの毛を逆立てていました。

単に頭部の毛がボサボサしているだけかと思いきや、

しばらくしたらまん丸の可愛いシルエットになっていました。

大福みたいで可愛い…。

ライチョウとは一定の距離を保って撮影するため、最大200mmの僕のレンズではいまいち寄りきれませんでした。300~400mmくらいの望遠域が欲しいところですが、こういう時以外に出番が無さそうですし、気軽に山に持って行く重量でもないですし…。

非常に悩ましいところです。

みくりが池温泉の日帰り温泉に入る

みくりが池温泉に到着したのは9時過ぎくらい。

すでに日帰り温泉の受付が始まっていましたが、待ち時間無しで入ることができました。シャワーやシャンプー・ボディーソープなどが完備されているので、山の中の温泉宿というよりかは普通の温泉旅館と大差ない設備でした。

旅の汚れを落とし、湯船につかって温まりました。

温泉に入ったあと食券機の前に行ってみると気になるメニューがあったので注文してみました。

ホットピザハーフと生ビール

ホットピザハーフと生ビールのセット。

朝の10時前からビールを飲むという背徳感…。

ピザの焼き加減も良い感じで、とろけるチーズが美味い。立山に来てからろくなものを食べていなかったから余計に美味く感じます。

www.mikuri.com

みくりが池温泉前のライチョウには会えず

みくりが池温泉前につがいのライチョウがいるという情報を事前に受けていましたが、残念ながら出会うことができませんでした。

室堂へ

みくりが池温泉あたりから登山者と一般の観光者の比率が同じくらいになってきます。危険個所はありませんが、足を滑らせながらスニーカーで歩いている人たちを見ると少し心配になります。

まぁ仮に転んでも大怪我につながるようなことはないと思いますが。

そんなことを考えながら歩いていたら室堂に到着しました。

10時30分。

帰りの新幹線が富山駅19時8分発なので、まだまだ時間に余裕があります。

レストラン立山で何か食べようかと思いましたが、みくりが池温泉でピザを食べてからまだ時間が経っていなかったので、食後の運動がてら雪の大谷を見てくることにしました。

雪の大谷へ

室堂バスターミナル内の案内に従って外に出て道路沿いを歩いて行きます。

道路は半分が歩道、半分がバス用の片面通行になっていました。

これまでニュースなどで雪の大谷の存在は知っていましたが、実際に目の当たりにすると迫力がありますね。

雪の壁の最高地点あたりではバスの倍の高さくらいの積雪がまだ残っています。

あと2ヶ月少々で夏がやってきますが、それまでにこの雪の壁がどのようにして消えていくのか…ちょっと気になります。

富山駅へ

室堂バスターミナルに戻ると扇沢駅行、立山駅行それぞれのバス乗り場が行列になっていました。バスが出発して人がいなくなっても、次の便の30分くらい前から徐々に人が集まってきます。

僕には十分すぎるくらいの余裕時間がありますが、ここで時間を潰すよりも富山駅まで移動したほうが快適にすごせそうな気がしたので、室堂を後にすることにしました。

室堂から美女平までバス、美女平から立山駅までケーブルカー、立山駅から富山駅は電車で…といった感じで2回の乗り換えを経て富山駅に到着しました。

きときと市場とやマルシェで天丼と寿司を食べる

電鉄富山駅からJR富山駅の「きときと市場とやマルシェ」に移動し、建物の裏手にあるコインロッカーに荷物を預けます。

toyama-stationcity.jp

僕のような大きい荷物を持った人がそれなりにいるらしく、コインロッカーの大きい荷物を入れるところはすべて使用中で空きがありませんでした。

「ここは無理だろ…」という所に60リットルのバックパックを試しに入れてみたところ、ギリギリ入ったのでそこに荷物を預けて施設内に戻りました。

時刻は15時過ぎ。

ようやく昼食にありつけます。

白えび亭

廻る富山湾すし玉の店の前に長蛇の列ができていたので、腹ペコだった僕は列ができていなかった白えび亭に入って白えび天丼と瓶ビールの中瓶を注文!

白えび天丼は、ひとつひとつしっかり揚げられた白えびの天ぷらがたっぷり入っていてとても美味しい。

じっくり味わいながら食べて、残ったビールをちびちびと頂いていたら、店の外に順番待ちの列ができていました。どうやらたまたま列が切れた時間帯に入店できただけだったようです。

廻る富山湾すし玉富山駅店

2件目は廻る富山湾すし玉です。

白えび亭に入る前の段階では長蛇の列ができていたのに、いつのまにか列は消えていて数分で店内に案内されました。できれば行列に並んで、待っている間に胃袋を少し休ませたかったのですが仕方がありません。

前回ここに訪れた時は腹ペコだったので、色々と注文しまくって会計が結構大変な額になりましたが、今回は白えび亭で天丼を食べてきたので無茶な食事にはならないはず…。

事前に天丼を食べて胃袋の空きスペースに限りのある僕には、1皿2貫で食べる余裕は残されていません。そこで色んな種類の寿司が食べられる「厳選かがやきセブン」を注文。

こちらも激ウマでペロリ…でしたが、白えび天丼から間髪入れずの寿司で胃袋は満タンになりました。締めに白えびの唐揚げを食べて終了。

入り口まで会計に向かうと外に長蛇の列ができていました。白えび亭もすし玉も行列の合間を縫った絶妙なタイミングで入店していたようです。

 

食事を終えた段階で新幹線の出発時間まで2時間くらいありましたが、腹がパンパンになって周辺を散策する気が失せてしまったので、駅改札内の待合所で今回の旅のブログ記事のたたき台をスマホでひたすら入力しました。

終わりに

右足の足底腱膜炎の影響で、今年の元旦に登った塔ノ岳以降は登山から遠ざかっていましたが、4月中旬くらいに回復の兆しが見え始め何とか復活することができました。(まだ完全に治ったわけではないので無理は禁物ですが)

今回の旅は若干の消化不良感はあるものの、ネットで繋がりのある方々と実際にお会いすることができたり、道中で美味い食事を堪能できたりと楽しい2泊3日になりました。

強風のせいで断念した立山三山周回は夏あたりにリベンジしたいですね。

 

立山の室堂周辺は登山目的でなくても楽しく滞在することができますし、ふるさと納税の返礼品に立山周辺の宿泊施設で利用できる「割引宿泊券」がありますので興味のある方はチェックしてみてください。

 

…というわけで足の調子が戻ってきたので、今後はもう少し登山の頻度が増えてくると思います。それに伴ってブログの更新、YouTubeでの動画公開などの発信も増えていくと思いますので今後ともよろしくお願いします。

今回の旅の様子をYouTubeに後悔しました。

動くライチョウも登場しますので是非ご覧になってみてください!