写真も動画も自分の撮影スタイルでは今持っているもので十分…なんて最近まで思っていましたが、Insta360から発売された新しいカメラの作例をYouTubeで見た瞬間に物欲の火柱が上がりました。
118,800円という販売価格を見て燃え上がった物欲の炎は一瞬にして鎮火されましたが、その後もYouTubeにアップされている動画を見続けているうちに我慢ができず…。
Insta360 ONE RS 1-Inch 360 Editionが届いた
…というわけで届きました。
当初はInsta360の公式ストアで注文していたのですが、7日以内の発送となっているのに準備中の状態から一向に発送される気配がなく「これは7日以内発送ではなく7日後に発送なのでは…」と心配になってきたので、注文をキャンセルして到着の早いAmazonでポチりました。
内容物は本体とレンズキャップ、USBケーブル、説明書、ステッカーといったところでしょうか。(より詳しく知りたい方はYouTubeなどで検索して開封動画を探してみてください)
マイクロSDカードを入れて充電して、スマホに入れたInsta360のアプリを経由してペアリングし、最新の状態にアップデートすれば使えるようになります。
ちなみに推奨microSDカードは、UHS-Iバスインターフェース・動画スピードクラスV30となっています。取り扱うデータが大きいので書き込みスピードが速いカードが推奨されているようです。
鎌倉のハイキングコースで「Insta360 ONE RS 1-Inch 360 Edition」を使ってみた感想
…というわけで鎌倉のハイキングコースで試し撮りしてきました。
7月10日は北鎌倉から天園ハイキングコースに入って獅子舞の谷まで、7月17日はJR港南台駅から横浜市最高峰の大丸山を経て天園ハイキングコースに入って瑞泉寺まで歩いてきました。
どちらも晴れの日を狙って歩きましたが、7月10日は終始曇りで17日は何故か雨が降ってハイキングコースがドロドロになるという撮影には向かない天候になってしまいました。
そんなわけで両日ともに薄暗いハイキングコースを延々と歩く試し撮りには向かないコンディションでしたが…
綺麗に映る
クソ高いInsta360 ONE RS 1-Inch 360 Editionを購入した理由は、これまでの360度カメラには無かった解像感です。発売直後に見たYouTuberの作例を幾つも見て「これまでにない綺麗な映像だ…」と思い購入を決めました。
実際に使ってみて画質の良さを実感しています。
これまでの360度カメラはモヤっとしたぼやけたような解像感が課題でしたが、4Kの解像度にリフレーミングしてもシャープに解像してくれます。
手振れ補正が良い
そして手振れ補正。
最近のこの手のカメラのソフトウェア手振れ補正はどれも優秀で、Insta360 ONE RS 1-Inch 360 Editionも例外ではありません。伸ばした自撮り棒で激しく動いてもしっかり補正してくれます。
公開したYouTube動画の中では走っているシーンが結構ありますが、見るに堪えない酷い手振れは発生していません。
レンズカバーが使いやすい
GoPro MAXは2つのレンズに独立したカバーを被せる必要があり、外したり被せたりするのが結構大変でした。
Insta360 ONE RS 1-Inch 360 Editionは両面のレンズを挟み込むようなシリコン製のカバーになっていて脱着がとても簡単です。ただカバーを外す際に指がレンズに触れてしまうようで、時々チェックして汚れを拭き取る必要があります。
暗所でも綺麗に撮れるが白飛びしがち
イメージセンサーが大きくなったことで、暗所性能も向上しています。
鎌倉のハイキングコースは、草木が生い茂った薄暗い場所が結構あって、そういう場所を中心に撮影しましたがノイズもそれほど気にならず綺麗に撮れていると思います。
GoProなどでは微ブレが発生してしまうような暗めの場所でも問題なく撮影できます。
ただ、薄暗い場所に全力で露出を合わせる傾向にあるため、明暗差の大きい場所で撮影すると明るい部分が白飛びしがちです。
こちらの動画は1本目の動画の翌週に撮影した鎌倉のハイキングコースですが、結構な頻度で白飛びが発生しています。
ただ、この手のカメラではよくあることなので、それほど気にするほどの欠点ではないと思っています。そもそもInsta360 ONE RS 1-Inch 360 Editionを購入した目的は、晴れたアルプスの稜線上でダイナミックな映像を撮るためなので。
重い
1インチセンサーを2枚積んでいるからだと思いますが、GoProなどのカメラと比較すると結構重いです。自撮り棒に取り付けた状態で120cmまで伸ばすと若干のたわみが出ます。(それでも棒はほぼ消えます)
これを登山用のヘルメットにマウントするのはちょっと厳しいような気がします。
バッテリーの交換が大変
via:https://store.insta360.com/product/one_rs_1_inch_360
Insta360 ONE RS 1-Inch 360 Editionはモジュール型のInsta360 ONE RSがベースになっており、GoProのような交換式のバッテリーにはなっていません。
したがって予備のバッテリーベース(別売)を交換しようと思ったら合体した状態の本体をバラしてバッテリーベース部分を交換しなければなりません。
そしてバッテリーベースは近日発売予定になっており、交換式のバッテリーではないので販売価格は結構高くなりそうな予感…。
このような状況なので、しばらくはUSB給電しながら使うのが無難ではないかと思っています。
凝った編集をしようと思うと結構大変
これはInata360に限った話ではなく、360度カメラ全体に言えることなんですが、撮った映像のリフレーミングに時間がかかります。
全方位の映像が記録されているので、撮影した映像のどの部分を使うか選ばなければなりませんし、映像に複雑な動きを付けようとすると更に時間がかかります。
撮影した動画をリフレーミングを含めてすべてPremiere Proでやろうとすると結構大変なので、Insta360の編集用アプリでリフレーミングして書き出してからPremiere Proに取り込んで編集した方がいいと思います。
ただ、すべてPremiere Proで編集した方ができることが多いので、ここぞという場面を撮った場合はPremiere Proでじっくり追い込んだ編集をしたほうがいいかもしれません。
まとめ
色々書きましたが、期待していた通りの映りの良さに満足しています。
アウトドアシーンで使用するのをためらう価格のカメラですが、そんなことも言ってられないので、レンズに傷をつけないように山の絶景を撮影したいと思います。
今後もInsta360 ONE RS 1-Inch 360 Editionで撮影した映像を動画内に入れていきますので、興味のある方はチャンネル登録よろしくお願いします。