
北アルプス裏銀座縦走3日目。
当初は三俣山荘から薬師岳を経て立山方面に向かう計画でしたが、連日午後から天気が崩れるという予報を考慮して薬師方面への縦走は諦めました。(行動時間が長くなる薬師峠~五色ヶ原の区間で風雨にさらされるのは嫌だなと思ったのが計画を変更した理由です)
…というわけで今日は三俣蓮華岳と双六岳のピークを踏んで、双六小屋まで降りたところで新穂高に下山するか槍ヶ岳に行くかを決めることにしました。
三俣山荘を出発

テントの撤収でもたついてしまい、三俣山荘を出発したのが4時40分くらい。
出発直後にGoProのバッテリーの調子が悪いことに気が付き、バックパックを降ろしてバッテリーを入れ替えたり、なんだかんだしているうちに「まぁそんなに急がなくてもいいか」という気分になり山頂でのご来光を諦めました。

…というわけで三俣蓮華岳の山頂と巻道の分岐手前あたりで日の出を迎えました。
まぁある程度の眺めのところで見れればいいですよね。

この辺りで迎える朝は何度見ても最高です。
三俣蓮華岳の山頂に到着

05:30
三俣蓮華岳の山頂に到着しました。
3日目にしてようやく「快晴!」と言える景色を見ることができました。
風は若干強めではありますが、眺めは最高です。

槍ヶ岳と穂高連峰。

黒部五郎岳。

薬師岳。

この時間帯ならではの美しい景色を堪能しました。
あまり先を急ぎすぎるとこの絶景が見れないので、三俣蓮華岳山頂かその近くあたりで日の出を迎えるくらいの計画が個人的にお勧めです。
双六岳へ

三俣蓮華岳でひとしきり撮影したあとは双六岳に向かいます。

三俣蓮華岳から双六岳は多少のアップダウンはあるものの、

この天気なので目に入ってくるもの、体で感じるものすべてが楽しい。

双六岳の山頂が見えてきました。
山頂の手前で少しだけ登りますが、大して時間はかかりません。
双六岳の山頂に到着

06:38
双六岳の山頂に到着しました。
この辺りは携帯の電波が入るので、山の天気予報の更新や職場のメールチェックなどを行いました。

黒部五郎岳と薬師岳。
当初は黒部五郎岳から薬師峠まで移動して、翌日に薬師岳を越える予定でしたが、連日続く午後からの雨予報に日和って双六岳に来てしまいました。

歩いてきた稜線。
天空の滑走路

双六岳から見た西鎌尾根と槍ヶ岳。
最近では天空の滑走路なんて呼ばれているようですが、名称はともかく槍ヶ岳を臨む素晴らしい稜線であることには違いはありません。
天気の良い日にここを歩くのは3回目になりますが、何度来ても飽きませんね。

途中でバックパックを降ろしてこんな自撮りをしてみたり、

YouTubeのサムネイルで使えそうな写真を撮ってみたり…
やはりこの稜線は人がいてもいなくても絵になりますね。

笠ヶ岳方面の稜線も良く見えました。
天気がよく眺めもよいことから、写真や動画を撮ったり、周囲の景色を眺めたりとなかなか足が進みません。
双六小屋へ

最高の稜線を経て双六小屋に向かいます。

今朝出発した三俣山荘が見えました。
右にそびえ立つのは鷲羽岳。
双六小屋で作戦会議

07:35
双六小屋に到着しました。
小屋でCCレモンを買って、バナナバウムを食べながらゴクゴク飲みました。
双六小屋に下ってくる途中で「今日は朝からご来光をはじめ見たいものをだいたい見れたし、このまま新穂高に下山して温泉に入って帰るのもアリだな…」と思い始めていました。
そこで登山地図アプリで新穂高に下山した場合と、西鎌尾根を歩いて槍ヶ岳山荘まで歩いた場合の時間を調べてみたところ、槍ヶ岳に行くほうが行動時間が短くて済む可能性が高いことが分かりました。(帰宅後に調べたら2分しか違わなかった…)
ダルい下山で長時間歩くよりもサクッと槍ヶ岳山荘まで行ってビール飲んだほうがいいかも…と休憩して元気になってきた僕は下山せずに槍ヶ岳に向かうことにしました。
槍ヶ岳に向かう

そんなわけで下山ムードが双六小屋での休憩で一転。
槍ヶ岳に向かうことになりました。
樅沢岳

08:20
双六小屋から壁のように見えていた樅沢岳の山頂は意外とあっという間。

今日歩いてきた稜線。

笠ヶ岳方面。
槍への稜線

そしてこれから歩く稜線。

西鎌尾根から槍に向かうのは2015年以来8年ぶり。
まだまだ先は長そうです。
ガスが出てきた

硫黄乗越を越えたあたりから槍・穂高方面に雲が出始め、あれよあれよと真っ白に…。
残念ながら朝の快晴はここまでのようです。

9:42
左俣乗越に到着しました。

来た道を振り返るとまだ青空が。

ここから先はガスの中を歩いて行くことになりそうです。
ライチョウ登場!

西鎌尾根に突入して、そろそろ千丈沢乗越かな…というあたりでライチョウに遭遇しました!
鎖場の狭い登山道をスタスタと歩いて登場。

そしておもむろに砂浴び開始。

向こう側からトレイルランナーの方々がやってきましたが、ライチョウの砂浴び終わり待ちでお互い身動きが取れず^^;


しばらくすると登山道から外れたところまで移動してくれました。
思わぬところで今シーズン初のライチョウ遭遇となりました。
千丈沢乗越

10:49
千丈沢乗越に到着しました。
ここまで来れば槍ヶ岳山荘までもう一息です。

まだまだ余力はあるものの、先の見えないつづら折りが続き、徐々にモチベーションが下がっていきます。

背後も徐々に雲に覆われてきました。
槍ヶ岳山荘に到着!

11:52
長いつづら折りを経てようやく槍ヶ岳山荘に到着しました。

穂高方面は真っ白け。

常念岳・蝶ヶ岳方面はよく見えました。
テントを設営してラーメンを食べる

小屋でテント場の受付を済ませ、案内されたAという場所にオニドーム1を設営しました。
槍ヶ岳山荘のテント場はネットが入る最高のテント場ですが、このAというスペースはテントの中に入ると圏外になる少々残念な場所でした。
テントで寝そべって映画やYouTubeを見ようと思っていたのに…。

テントから槍ヶ岳がまるっと見える絶好の場所ではあるんですけどね。

テントを設営したあとは小屋の食堂でラーメンを食べました。(昨日同様に持ってきた食料を食べる気になれませんでした)
山小屋によくある素朴でシンプルな醤油ラーメンですが、疲れた体にはちょうど良い味で最高でした。
槍の穂先はまた今度

到着した段階で西鎌尾根方面と穂高方面は真っ白で、見えるのは常念岳方面のみだったので、大して展望のない穂先まで行く必要はないなと判断しました。
結構混んでますし何回も登っているので。

そんなわけでテントを張って昼食を食べたあとは、テントでゴロゴロしたり小屋に行ったりと暇を持て余しました。
ヘリコプターの荷揚げを見物

槍ヶ岳山荘も他の山小屋と同様にヘリコプターによる荷揚げのタイミングだったようで、荷物をぶら下げたヘリコプターが何度も往復していました。

ヘリポートが槍ヶ岳と槍ヶ岳山荘の間にあるので、ヘリコプターが来ている間は槍ヶ岳と山小屋間は一時通行止めになります。(と言ってもほんの僅かな時間ですが)

ヘリコプターから降ろされた荷物は山小屋スタッフの方々が手際よくリヤカーに乗せて山小屋に運んでいきます。
小屋の自動販売機に売り切れが目立っていたので助かります。
その後…

その後は近くのテント場にX(旧Twitter)でFFの方がおられたのでご挨拶して、少しお話したのちにテントに戻って晩飯の準備を始めました。
18時過ぎにポツポツと雨が降りましたが、そこまで酷い天気になることはなく夜はふけていき、外が暗くなったところでシュラフに入って眠りました。
つづく。
