はらですぎ

山とビールを愛するメタボリックおやじの登山ブログです。

裏銀座縦走 テント泊登山4日目「槍ヶ岳山荘から上高地に下山」

裏銀座縦走の最終日です。

これまでの記事は以下のリンクからどうぞ。

www.haradesugi.com

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槍ヶ岳山荘で迎えた朝

目が覚めては「1時間しか経っていないな…」と時刻を確認するテント泊縦走も今日で終わりです。

撤収作業

寝たのか寝ていないのかよく分からない状態ですが、午前3時を過ぎたので撤収の準備を始めることにしました。バックパックにパッキングできるものを先に入れていき、これ以上入れるものはない…という状態にしたところで荷物を外に出してテントを片付けます。

今回はどのテント場でも結露が酷く、ダブルウォールテントのフライシートは内側だけに留まらず外側もびっしょり濡れていて拭き取るのが大変でした。

いつもの超吸水クロスで濡れを拭き取って、フライシート・インナーテント・フットプリントをそれぞれの専用ジップロックに押し込んで、さらにビニール袋に入れたうえでバックパックに押し込みました。

槍ヶ岳山荘でご来光を見る

出発できる状態まで撤収作業を終えたところで朝のご来光を待ちます。

テント場周辺、槍ヶ岳山荘前にはご来光を待つ登山者で賑わっていました。

午前5時を少し過ぎたところで朝日が昇ってきました。

槍ヶ岳と常念岳の間くらいに出てきた太陽はこれから下っていく谷間を徐々に照らしていきます。

槍ヶ岳山荘の裏手から見える絶景

ご来光を見たあとは小屋の裏手の岩場に登って反対側の景色を見ました。

まずは笠ヶ岳。

そのうち登ろうと思いつつなかなか足が向かない山第1位。

そして西鎌尾根。

昨日歩いた三俣蓮華岳・双六岳もよく見えます。

朝日に照らされてとても綺麗です。

鷲羽岳・水晶岳・赤牛岳。

遥か先には後立山連峰も。

道中なかなか見えなかった景色が最終日に全て見えました。

終わりよければ全て良し。

上高地へ下山

05:50

槍ヶ岳山荘を出発します。

小屋の前のベンチの足元あたりに無数のイワヒバリがウロウロしていました。

一度にこんなに見たのは初めてかも。

歩きだしてしばらくは振り返れば奴がいる状態。

殺生ヒュッテの分岐を過ぎると常念・蝶の稜線もそろそろ見納めといった感じ。

そして槍ヶ岳も。

槍沢ルートから登る時は嫌と言うほど見る光景ですが、下りながら少しずつ遠ざかっていく槍ヶ岳には名残惜しさを感じます。

その後は黙々と下って行き…

延々と歩き…

槍沢ロッヂ

08:03

槍沢ロッヂに到着。

C.C.レモン休憩。

生き返りました。

新村橋は架け替え中

横尾を過ぎて徳沢の手前あたりまで来ると、あるはずの新村橋がありませんでした。

どうやら架け替えの工事中のようで、工事が完了するのは例話6年の3月末とのこと。今年の秋のパノラマコースはどこかを迂回させられるようです。

www.city.matsumoto.nagano.jp

徳沢で例のやつ

09:56

徳沢に到着。

いつものソフトクリームで火照った体をクールダウンさせました。

その後は明神館でもソフトクリームを食べ、黙々と歩き…

上高地バスターミナルに到着

11:37

上高地バスターミナルに戻ってきました。

コロナ禍で昨年まで使えなかった上高地インフォメーションセンターのシャワーが利用できるようになっていたので、4日間の汚れをここで落として持ってきた帰り用の衣類に着替えました。

そして大混雑の上高地食堂に並び、生ビールと山賊焼き定食を注文。

ペロリと平らげて予約していたバスで新島々まで移動し、そこから電車に乗り換えて松本駅へ。

特急あずさの座席の予約がなかなか取れず、少し遅めの電車になってしまったので、それまで駅1階のモスバーガーで時間を潰しました。

モスバーガーで注文したモス野菜バーガーセットはあっという間に平らげてしまったので、追加でアイスカフェラテを注文してちびちび飲みながら電車の時間を待ちました。

まとめ

当初はブナ立尾根から薬師岳方面に向かい、立山あたりまで歩くつもりでいましたが、連日昼過ぎから天気が下り坂になるという予報と、自分自身の状況を鑑みて無難なルートに変更しました。

上高地に着いた段階で「もっと行けたかも」という余力を感じたので、もしかしたら当初の計画通りに歩いていても問題はなかったのかもしれません。まぁ終わってからあれこれ言っても仕方がないので、引き続きトレーニングを継続して次に備えたいと思います。

…というわけで今年の夏休みはなかなか楽しい縦走登山になりました。

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