はらですぎ

山とビールを愛するメタボリックおやじの登山ブログです。

東京レガシーハーフマラソン 2023 雨天の21.0975kmを走ってきました

おもに登山のパフォーマンス向上のために昨年から始めたランニング。

今年の3月には初めてのフルマラソンを4時間ちょっとで完走し、1年が経ったいまも朝の習慣として走り続けています。

www.haradesugi.com

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日々のランニングのおかげで登山時のパフォーマンスは向上して体重も少し落ちましたが、ことあるごとに故障しており「トータルで見ると不健康なのでは?」と思えてきますが、フルマラソンで4時間を切るという目標をまだ達成できていないので、少なくともそれまでは頑張るつもりでいます。

…というわけで、フルマラソンの前哨戦として当たればラッキーくらいの気持ちでエントリーした東京レガシーハーフマラソンに当選したのが6月下旬。

当選した直後はやる気に満ち溢れていましたが、夏のうだるような暑さにやる気をそがれ、グロインペイン症候群やシンスプリントなどが原因でハードなトレーニングがなかなかできず、軽いジョギングで済ませる日々が続きました。

そして圧倒的練習不足の状態で迎えたレース前日。

レース前日

東京レガシーハーフマラソンに参加するランナーは、金~土曜日で事前に受付を済ませる必要があります。規模の大きくない大会ではゼッケンなどは郵送してくれるのですが、大規模な都市型マラソンではそうもいかない事情があったりするのでしょうか…。

…というわけで面倒ではありますが、受付を済ませないと走れないので土曜日の昼にJR千駄ヶ谷駅を下車して国立競技場に向かいました。

事前にメールで送られてきた電子チケットに記載されているゲートから入場して、所定の場所で電子チケットと身分証明書を提示して受付完了です。

ゼッケンと記念品のタオル、その他冊子やチラシなどを受け取り、競技場内を軽く見物してから帰りました。

マラソン日和の天気ではありますが走るのは明日。

天気予報によれば「マラソンが開催される時間のみ激しく雨が降る」という誰かが仕組んだ罠のような悪天候になる可能性が非常に高いということで前日から気が滅入ります。

レース当日

朝起きてすぐに外の天気を確認しますが残念ながら雨。

昼過ぎから徐々に天気が回復する予報になっていたので、それが少しでも早まれば…と予報が外れるのを願いつつ現地に向かいます。

今回の東京レガシーハーフマラソンは9時50分スタート。

ゆっくり家を出ても間に合うスタート時間ではありますが、この日はオリンピック日本代表を決めるMGC(マラソングランドチャンピオンシップ)が8時にスタートするので、それに間に合うように自宅を出発しました。

千駄ヶ谷駅の改札近くのニューデイズが激混みだったので、少し離れたところにあるミニストップで朝食のおにぎりと飲料を購入して会場に向かいました。

入場して客席でしばし観戦

指定されたゲートから国立競技場に入り、更衣室のある4階まで移動して競技場内を覗いてみると、ハーフマラソン車椅子がちょうどスタートしようとしていました。

その後にMGCの選手入場が始まったので、そのまま席に座って男子のスタートを見届けました。

男子に続いてスタートする女子も見るつもりでいたのですが、昨夜から続いている謎の腹下りの波がやってきてしまい、トイレに籠っているうちに入場・スタートともに終わっていました。

更衣室で着替えて荷物を預ける

トイレを済ませた後は更衣室で半袖短パンに着替え、アームウォーマーを装着。そして雨対策として用意しておいたゴミ袋をカットした即席雨具を被り、レースに不要な荷物を所定の袋に入れてゼッケンに記載された場所に預けます。

そして階段を下りて事前に定められた集合場所に向かいました。

雨の30分

参加選手はA~Lのブロックに振り分けられていて、スタートラインは同じですが待機場所が以下の図のように異なります。

僕は前から4番目のDブロックでした。

ひとつ前のCブロックは、立体交差した道路の真下が待機場所になっていて、雨に降られずに済む絶好の雨宿りスポットになっていますが、Dブロックは残念ながら屋根のないただの路上です。

整列時間の9時20分からスタート時間の9時50分までの約30分間、Dブロックの選手たちは遮るものがない路上で雨に打たれ続けました。これが真冬なら低体温症まっしぐらですが、10月ということもあり何とか耐えられるレベルでした。

しかし耐えられるとはいえ寒いものは寒い…スタートの時間が近づくにつれトイレに行きたくなってきました。(着替える前と後で3回くらい行ったんですけどね…)

スタート

しかし今さらトイレに行くわけにもいかず、小便を我慢した状態でスタート。

序盤は大勢のランナーの間をするすると追い越しつつ、いつトイレの案内が出てきてもいいようにコースの左脇を走りました。

しばらくするとトイレの案内が見えたのですかさずコースアウト。しかしトイレにはすでに順番待ちの列ができており、これがなかなか進みません。

結局トイレ待ち&トイレでタイムを5分弱くらいロスしてしまいました。

用を足したあとは身も心も軽くなり、遅れを取り戻すべくペースを上げて走りました。

上の図はガーミンの腕時計が記録した1kmごとのラップです。

2kmの平均ラップが9分弱かかっているのはトイレ待ちで立ち止まっていたからです。

その後はキロ5分前後のペースで刻んでいきますが、16kmを越えたあたりから徐々にペースが落ちていきます。

15km過ぎくらいからゴール直前の20kmくらいまで地味に続く登りと、普段の練習でも滅多に出さないペースで走り続けてきたことによる足の疲労が原因です。

とはいえキロ5分ペースでここまでよく頑張れたと思いますし、登り坂区間に入ってからも大きく失速せずに頑張れたほうでは…と思います。

ゴール

登り坂区間に入ってからはガーミンの腕時計が示す心拍はずっとレッドゾーンでしたが「2時間切りは死守!」を脳内で連呼しながら最後の力を振り絞りました。

そして国立競技場に入り、トラックをぐるりと走ってゴール。

2時間切りは死守できましたが、目標にしていた1時間50分切りは僅かに届かず…といったタイムでした。トイレに行かなければ切れていただけに朝の頻尿モードが悔やまれます。

ゴール後は完走メダル・ポカリスエット・ゼリー飲料を受け取り、手荷物を預けた場所員戻り、持ってきた着替えに着替え、競技場の客席でしばし余韻に浸りました。

おわりに

普段は独りで練習しているので、ついつい「今日はこの辺で…」とハードなトレーニングから逃げてしまいがちですが、本番のレースでは沿道の応援や他のランナーの勢いに乗せられて限界まで頑張ることができました。

当初はこのレースを経て、11月5日の富山マラソンをフルマラソン初戦にするつもりでしたが、半分の距離を走っただけでボロ雑巾のようになってしまったのと、レース前から痛めていたシンスプリントが悪化してしまったのでDNS(欠場)することになりそうです。

とりあえず年明けあたりのレースにエントリーして、それを目標に引き続き頑張りたいと思います。