はらですぎ

山とビールを愛するメタボリックおやじの登山ブログです。

冬の丹沢登山「大山の山頂で米を炊いてカレーを食う」

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雪山装備を揃えたのに雪山に登る機会がなかなか訪れない今日この頃。

だからといって家に引きこもっていても面白くないので、最寄りの山にでも登ろうかなと丹沢周辺の山を検討しました。

自宅からアクセスしやすい丹沢の山と言えば塔ノ岳なのですが、もう何回も登っているし最近も登ったしなあ・・・と思い、昨年友人と登って写真も動画も撮らなかった大山に登ってみることにしました。

東海道線・小田急・神奈中バスを使って伊勢原駅へ

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自宅から最寄り駅まで移動し、始発の東海道線に乗って小田原へ。

そこから小田急線に乗り換えて伊勢原駅で下車し、北口のバス停で大山ケーブルカー行きのバスに乗り換えます。(駅の階段を下りて左に向かうと大きい看板があるのですぐに分かります)

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スタート地点のインフォメーションセンターに到着しました。

準備を整えて出発します。

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1月2~3日に七ツ石山と鷹ノ巣山を縦走した時は久しぶりのテント泊装備にバテバテでしたが、今回は日帰り装備なので軽快に歩けそうな予感。

大山ケーブルカーバス停から登山開始

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インフォメーションセンターからケーブルカー駅までは色々なお店が軒を連ねる緩い階段が続きます。

まだ午前8時前なので、どのお店も開店準備中。

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当然ケーブルカーも営業開始はまだ。(営業開始は午前9時から)

とりあえず往路はすべて歩いて登っていくことにしました。帰りは体の状態とケーブルカーの混雑状況を見てどうするか決めることに。

女坂?男坂?

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ケーブルカー駅の脇の階段を登ってすぐのところに「女坂」「男坂」の分岐にさしかかります。

事前にインターネットで調べてみたところ、女坂は割と優しめのコースで、男坂は急な石段が続く道とのこと。最初から楽をしても面白くないので、とりあえず登りは男坂を歩いてみることにしました。

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オレはようやくのぼりはじめたばかりだからな

このはてしなく遠い男坂をよ・・・

・・・というわけで男坂にのぼりはじめます。(知っている人どのくらいいるかな?)

男坂を登って阿夫利神社下社へ

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男坂は事前に調べていた通り、石段が延々と続く道でしたが、今回は日帰り登山の軽装備だったので割と楽々登ることができました。

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写真を撮ったり動画を撮影したりしているうちに、あっという間に阿夫利神社下社に到着しました。

この日はドライウォームにベースレイヤーを着て、その上にフリースを着て歩いていました。序盤の登り始めの段階で結構暑かったのですが「もう少し歩いてから」を繰り返していたら阿夫利神社まで来てしまいました。

バックパックを下してフリースを脱いだら上半身から湯気がもわもわと出ていました。

表参道を登って大山山頂へ

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天気が良い日は阿夫利神社下社から眺めの良い景色が楽しめるのですが、この日は空気が霞んでいて遠方の景色がよく見えませんでした。

そんなわけで休憩はほどほどにしておいて大山の山頂に向かいます。

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阿夫利神社下社を左に進み、急な石段を登っていきます。

この石段を登り終えたところからが本格的な登山道になります。

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大山は道中に「〇〇丁目」と書かれた石柱が立っていて、山頂に近づくにつれ数字が増えていき、山頂の28丁目まで続きます。

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山頂に続く道はごく普通の登山道。

小学生低学年でもスイスイ登れてしまう優しいコースなので、中には普段着に普通のスニーカーで登っていく大人たちも・・・。

富士見台

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しばらく歩いて富士山がよく見える富士見台に到着。阿夫利神社からの展望は空気が霞んでイマイチでしたが、富士山の方角はよく見えます。

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この辺りまで来ると霜柱が出ていたり、登山道が少し凍っていたりと冬っぽさを少しだけ感じることができます。

山頂まであと少し

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ひとつ目の鳥居を初めて見た時はここが山頂だと思いましたが、ゴールは次の鳥居をくぐってからです。

大山の山頂に到着!

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男坂、表参道を歩いて大山の山頂に到着しました。

周囲は昨日少し雪が降ったのかうっすら白くなっていました。 

昨年友人たちと登った時は、山頂に到着した段階で周囲の景色が全然見えなかったので、山頂のすぐそばのベンチで食事をして来た道を戻りましたが、今回は天気が良いので山頂周辺を散策してみることにしました。

トイレ裏手の富士山がよく見える展望スポット

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トイレに向かう階段を下りて右に向かうと関東平野が一望できる広場に出ます。

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ただ阿夫利神社で見た時と同様に空気が霞んでいて遠くがよく見えません。

天気はいいんですけどね。

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トイレのほうに目を向けると裏手に歩いていく人がいたので、あとについていくと富士山がよく見える展望スポットに!

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富士山はバッチリ見えました。

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富士山の手前には塔ノ岳が見えました。

写真中央に尊仏山荘が写っています。

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この辺りは日が当たらないようで設置されている温度計はマイナス1~2度くらいでした。

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そして足元はこんな感じ。

昼食は米を炊いてカレーライス

富士山の展望スポットから少し戻ったところにちょうどよい休憩場所があったので、バックパックを下して昼食の準備にとりかかりました。

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いつもならカップラーメンやアルファ米にカレーを食べるのですが、今回は新しく購入したクッカーの性能を試すために無洗米を持ってきました。

UL/ALUナベ 700が素晴らしい

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UL/ALUナベ 700については別途記事で紹介したいと思いますが、後片付けに手間がかからない非常に素晴らしい製品であることが今回の食事で判明しました。

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吹きこぼれを防ぐために重しになるものを探しましたが、近くに大きな石が無かったので、SEL24105Gを乗せてみたところ、吹きこぼれゼロでした。

まさに便利ズーム。

近くの方にバーナーを借りる

米が炊き終わり、蒸らしている時間で持ってきたレトルトカレーを湯煎しようとしたところ、何度やってもバーナーの火が点きません。(ガスのシューという音も出ず)

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このままだと炊きたての白米1合をひたすら食べるという苦行に・・・。

それは嫌だなと思い、勇気を出して近くで休憩されていた方に「バーナーを貸してもらえませんか?」とお声かけしたところ、快く貸していただき無事にカレーを温め、食べることができました。

こういう時のために予備の固形燃料も携行したほうがいいかも・・・と反省。

※帰宅後に再度試したら点いたのでバーナーの締め込みが甘かったのかもしれません

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クッカーから容器に米を移してカレーをかけて頂きました。

普通のクッカーなら米がこびりついて後片付けが大変ですが、UL/ALUナベ 700は湿らせたクッキングペーパーで付着したぬめりを拭き取るだけで綺麗になります。

米の焦げ付きやこびりつきは一切ありませんでした。

冬場の出番はそれほどないと思いますが、無積雪期の登山では大活躍しそうな予感がしています。ボソボソしたアルファ米とおさらばできる日は近い!?

エバニュー(EVERNEW) UL/ALUナベ 700 ECA149

エバニュー(EVERNEW) UL/ALUナベ 700 ECA149

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ゆっくり休憩したのちに下山

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食事も無事に終わったところで下山します。来た道をそのまま戻るのは退屈なので「関東ふれあいの道」から下りることにしました。

山頂直下の登山道は泥だらけになっていて、どれだけ慎重に歩いても靴やパンツに泥が付着します。

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とりあえず汚れよりも滑って転ばないように歩行に集中して歩きました。

足元はドロドロ、遠方の景色はモヤモヤ。

見晴台

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見晴台はランチタイムでした。

形状的に団体様向けといた感じの休憩場所ですね。

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見晴台から先は山肌を巻くように緩やかな登山道が続きます。

この程度の斜面なら観光目的の方も見晴台くらいまでなら散歩感覚で行けるような気がします。(実際そういう人たちと沢山すれ違いました)

ルーメソ

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最後の階段を登れば・・・

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ルーメソの暖簾が出ているお店の脇に出ます。

ここに繋がっているんですね。

ルーメソが気になりますが少し前に米を1合食べたばかりなので次の機会にしたいと思います。

ケーブルカーを諦めて女坂からインフォメーションセンターへ

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ケーブルカー駅まで行ってみたものの、定員オーバーいなりそうな人数の列ができていたので諦めて歩いて下山することにしました。

帰りは当初の予定通り女坂から下ります。

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男坂よりも緩やかでのんびり歩ける道を想像していましたが、大した違いはないような印象を受けました。

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大山寺を経て男坂・女坂の分岐まで来ればゴールはもうすぐ。

そのまま寄り道せずにインフォメーションセンターに戻り、靴の洗い場でシューズとパンツに付いた泥を洗い流しました。

ここはトイレも綺麗で靴も洗えてサービスが行き届いていて素晴らしいですね。

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下山した時は「トレーニングにもならないくらい余裕だったな」なんて思っていましたが、翌日にしっかり筋肉痛になったので良い脚トレになったようです。

というわけで丹沢の大山に登ってきた際の日記は以上になります。

そろそろ雪の山に登りたいですね。

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参考情報

伊勢崎駅からのバスの時刻表

www.kanachu.co.jp

大山ケーブルカーの時刻表と運賃

www.ooyama-cable.co.jp