はらですぎ

山とビールを愛するメタボリックおやじの登山ブログです。

雪が積もって真っ白になった丹沢の塔ノ岳に登ってきました

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土日を使って八ヶ岳の高見石小屋か黒百合ヒュッテにテント泊するつもりでいましたが、土曜日に急きょ仕事が入ってしまい連休が潰れました。

そんな2020年1月18日の土曜日に雪が降りました。

市街地は雪が降っただけで積もることはありませんでしたが、関東周辺の山々にはそれなりの量が積もったようです。

連休と登山の予定が潰れた僕は、仕事帰りにビールをしこたま買い込んで家で飲んでいたのですが、丹沢周辺に雪が積もっているという情報を見かけたので「結構飲んじゃったけど朝起きれたら・・・」と土曜の夜に日帰り登山用に道具をパッキングしたのでした。

東海道線と小田急線を乗り継いで渋沢駅へ

予定通りに起床できましたが、気持ちがイマイチ乗らず・・・。出発時間の5分前まで行くかどうか迷いましたが、行かなきゃ絶対に後悔すると自分に言い聞かせて最寄り駅に向かいました。

始発の東海道線に乗り、小田原で小田急線に乗り換え渋沢駅に向かいます。(東海道線を下りたあとにダッシュで小田急線のホームに向かうとGoogle Mapの経路案内よりも1本早い電車に乗ることができます)

バスを待たずに通りすがりの登山者の方とタクシーで登山口へ

渋沢駅に到着すると大倉行のバス乗り場にはすでに数名の登山者がいました。

僕は雪が溶けだす前に山頂まで登りたかったので、近くを歩いていた登山者に声をかけてタクシーで登山口まで移動することにしました。

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タクシーを使ったおかげでバスなら7時過ぎに大倉に到着するところを、6時30分に出発することができました。

タクシー代は1,700円ちょっとくらいだったので割り勘にしても若干高めですが、山は待ってくれても雪は待ってくれないので・・・。

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振り返ると空は赤みを帯びてきていました。

気温が上がって雪が溶ける前に塔ノ岳山頂を目指します。

朝日を浴びながらマックスパワーで山頂を目指す

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登り始めて結構早い段階で登山道の脇に雪が確認できました。

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そして日が昇ってきます。

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いいですね。

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ここでこれだけ雪が残っているのであれば山頂にはもっと・・・と期待を膨らませながらガンガン登ります。

見晴茶屋

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見晴茶屋から朝日がよく見えました。

最高の登山日和であることを改めて確認します。

白くなった大倉尾根

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いつもなら途中で嫌気がさしてくるバカ尾根の階段地獄も・・・

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・・・この景色!

いつもと違うテンションで登ることができました。

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ガンガン登っていきます。

駒止茶屋でチェーンスパイク装着

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駒止茶屋の手前あたりから地面の露出が少なくなってきました。

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そろそろ頃合いかなと思ってチェーンスパイクを装着します。(前かがみになったら腹筋がつりました)

大倉尾根は雪が積もっても危険が伴う斜面などはないので、個人的にはチェーンスパイクで十分だと思いますが、軽アイゼンや12本爪アイゼンなどを使われている方もおられました。

シューズはTHE NORTH FACE「Endurus Hike Mid GORE-TEX」です。

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堀山の家

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堀山の家の休憩スペースから真っ白になった富士山が見えました。

山頂に到着するまで雲が出ないでいてくれることを願いつつ先を急ぎます。

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太陽が昇ってきてそこそこ時間が経っていますが、登山道の雪は踏み込むと「ギュッ、ギュッ」といい音がしてまだまだ大丈夫そうな感じです。

花立山荘

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花立山荘に到着しました。

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この辺りまでくると展望が開けてきます。

雲は殆どなく、空気も澄んでいるので遠くまで見渡すことができます。

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そろそろ休憩してもいいかな?と思いましたが、先を急ぎたかったのでトイレを済ませて出発しました。

雪の塔ノ岳

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山頂に近づくにつれてどんどん雪深くなっていきます。

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こんな塔ノ岳は初めてなので、ついつい足を止めて写真を撮ってしまいます。

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3年前の同じ時期に塔ノ岳に登った時は、積雪はあったもののここまで真っ白ではありませんでした。

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最後の登り。

塔ノ岳山頂はもうすぐ。

塔ノ岳山頂に到着

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塔ノ岳山頂に到着しました。

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渋沢駅からの始発バスを置き去りにかっ飛ばして登ってきたので、山頂には多少の登山者はいますがそれほど混雑していません。

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塔ノ岳山頂から見える富士山の眺めはこれまで何度も見てきましたが、今回のような白みを帯びた景色は初めてです。

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南アルプス方面の山々もバッチリ見えました。

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丹沢山・蛭ヶ岳方面もいい感じに白くなっています。

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海側は少し雲が出てきました。

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こっちは大山方面でしょうか。

しばらく山頂付近をウロウロと歩いたところで登山中ずっと飲みたかったコーラを尊仏山荘まで買いに行きます。

昼食は味噌煮込みうどん

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尊仏山荘で買ったコーラを飲みながら景色を楽しんだあとは、持ってきた食材で早めの昼ごはんを食べることにしました。

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スーパーで買ってきた味噌煮込みうどんに、別途用意した具材(長ネギ・油揚げ・鳥つくね)を入れて煮込みます。

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事前に家で試してきたこともあって味は最高でした。(見た目はいまひとつですが)

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この日は昼過ぎくらいから曇りの予報でしたが、割と早い段階で雲が出てきました。

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最高の景色と美味い昼飯を堪能することができたので撤収します。

休憩後は来た道を戻る

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目的を達成したのでサクッと下山したいところでしたが、大倉尾根から登ってくる登山者が後を絶たず、すれ違いに難儀しました。

花立山荘を過ぎたあたりから普段通りのペースで歩くことができました。

帰り道は泥と雨?

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下りの大倉尾根は積もっていた雪が溶け、朝とはまったく異なる登山道になっていました。歩くたびに溶けた雪と泥が跳ね、ゲイターを汚していきます。

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堀山の家まで来たところでチェーンスパイクを外しました。

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登山道にまだ雪が残っていましたが、気を付けて歩けば問題ないレベル。

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登山道の雪が溶けて泥道になることは想定していましたが、木々に積もった雪が溶けて雨のように降ってくるのは想定していませんでした。

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場所によっては小雨どころでは済まないレベルの量の水滴が落ちてきて、防塵防滴に「配慮」したカメラがちょっと心配になりました。

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登山口に近づいてきたところで水滴が止みました。

大倉バス停に到着

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大倉バス停に戻ってきました。

バス停に到着した段階で出発直前のバスが停まっていましたが、ドロドロの登山靴とゲイターを洗いたかったので次のバスに乗ることにしました。

トイレの前にある足洗場で靴とゲイターをしっかりと洗ってからバスに乗って帰りました。

まとめ

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最高の塔ノ岳登山になりました。

もし冒頭に書いたような感じで今回の登山を見送っていたら、他の登山者の投稿した写真を見て悶絶していたに違いありません。

急な仕事で本来予定していた山登りはできませんでしたが、結果オーライの素晴らしい登山になって満足しています。

YouTubeに動画を投稿しました

塔ノ岳登山の様子をYouTubeにアップしています。

今回は速報性を重視してカット編集に音楽を乗せただけで、テロップやタイムスタンプは入れていませんが、雪の降った素晴らしい丹沢の風景がたくさん詰まっていますので是非ご覧になってみてください。

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YAMAPに今回の活動日記をアップしています

yamap.com