雨の日にテントを撤収するとき、皆さんはどういう片付け方をしていますか?
僕はテントの収納袋に突っ込んで、スーパーのビニール袋に入れてバックパックに入れることが多いです。
最近はドライバッグに圧縮用の紐がついたものに入れたりもしていますが、テントが濡れた状態で何度か使ったところ、ドライバッグ内部のシームテープが湿気で剥がれてきてしまいました…。この手の製品は本来外側からの水を防ぐものなので、濡れたものを入れるのは想定された使い方ではありません。(裏返して使えば良かったかも?)
何か良い方法はないかな?と思っていたところ、以前にステーキの低温調理用に購入したジップロックのLサイズが目に留まりました。
「これにテントのフライシート入りそうだな…」
ジップロックに登山道具を入れる
試しにジップロックに畳んだフライシートを入れてみたところ、多少の余裕を持たせた状態で収納することができました。
しっかり空気を抜いて入れれば既存の収納袋よりもかなり圧縮することができますし、空気戻りもありません。(追記:しばらく置いておくと若干の空気戻りがありました)しかも外部に水が漏れだすこともないので、濡れた状態でも安心して収納できそうです。


そしてインナーテントを同サイズのジップロックに入れて、グランドシートを小さいサイズのジップロックに入れてみました。
ちゃんと空気を抜けばスタッフバッグに入れた時よりも圧縮できそうな感じ。
その後、同じサイズのイージージッパーの方が簡単に空気を抜くことができそうだなと思って近所のスーパーで買ってきました。
イージージッパーは簡易的に取り付けられたプラスチックの持ち手をスライドさせるだけで、ジップロックを開閉することができます。
これにオニドーム1のフライシートを入れて、
空気を抜くために少しだけ隙間を開けた状態で、膝で押し付けて空気を抜いていき、圧縮しきったところで締めます。
一気に体重をかけると締めた部分にも圧がかかってパカっと開いてしまうので、空気を抜くときは少しずつ慎重に行ってください。
ペッタンコになりました。
インナーテントはジャストサイズ。
雨や湿気で水を含んだ状態でも入るかどうかは今後検証していきたいと思います。
グランドシートはフリーザバッグMにピッタリ収まります。こちらも濡れた状態だと入らない可能性があります。
色々試してみる
せっかくなので他のサイズのジップロックなども使って色々入れてみました。
左からレインウェア、エスケープヴィ、トイレットペーパー。
夏山装備なら③のようにシュラフも入ります^^;
- レインウェア
- オニドーム1のフライシート
- OMM MountainRaid 1.6(夏用の化繊シュラフ)
- エスケープヴィヴィ
- オニドーム1のインナーテント
- 着替え(ズボン・パンツ・靴下・Tシャツ)
ジップロックを登山で使う際の注意点
便利なジップロックですが登山での使用を想定していない商品なので、山に持っていく場合は以下の注意が必要です。
気圧で膨らむものは入れない
ジップロックにカロリーメイトやアマノフーズの味噌汁をビッシリ入れて山に持っていったところ、気圧で膨らんだ各食品の内圧でジップロックが破裂して破れていました。
開ける時に力を入れすぎない
ジップロックはある程度耐久性がありますが、封をする部分の脇が破れやすいです。勢いよく開けると両サイドが簡単に裂けてしまうので、中のものを取り出すときは慎重に開けるようにしましょう。
予備のジップロックを持っていく
ジップロックは登山用の商品ではないので、思わぬところで裂けたり破けたりしてしまいます。ジップロックに登山に関連するものを入れていく場合は、ある程度の予備を持って行った方がいいと思います。
外で荷物をジップロックに入れようとすると結構大変
家の平らな床でなら簡単に入れられた荷物が、テント場だとなかなかうまくいきません。テントの中で小物を入れるくらいなら問題ありませんが、テントのフライシートやインナーテントなどを片付けるには慣れが必要です。
雨の日の撤収ともなればなおさら…。
全てをジップロックに入れようとするとパッキングが難しくなる
最初はできる限りジップロックに入れて、ランドセルに入れる教科書みたいに入れていけるかな?と思っていたのですが難しいですね…。
ある程度空気が入っていて柔軟性がある状態であれば、荷物と荷物が押し合って形を変えながら隙間を埋めてくれるのですが、カチカチになった状態だとそれができずに隙間だらけになってしまいます。
何事もほどほどに…ですね。