「GW直前 残雪期の燕岳にテント泊してきた 1日目」の続き。
昨晩は寝ては起きての繰り返しでなかなか寝付けなかったが、最後に時刻をチェックした深夜0時頃を最後に眠りに落ちていたようだ。
時刻は4時半。
テントの中でも外が薄明るくなっていることがわかる。
テントのベンチレーターから外を覗いてみると、空や雲がオレンジ色に色付いてきていた。これはマズイと思い、慌ててシュラフから飛び出し、カメラと三脚を持って燕山荘まで走った。
燕山荘の朝
外は見事に晴れ渡っていた。昨日の夕方から続いていた風が雲をどこかに吹き飛ばしてくれたようだった。
燕山荘のスタッフさんにおおまかな日の出の時間を伺ったところ5時少し前とのこと。目覚ましのアラームもセットせずに寝てしまい、危うく日の出を見逃すところだった。
山荘でトイレを借り、外のベンチで日の出を待った。
天気はまずまずの晴天だったが、風は昨晩から変わらず結構強い。ミラーレス一眼を三脚にセットして日の出をタイムラプスで撮影したが、風で三脚が揺らされて動画にするにはお粗末な出来となってしまいお蔵入りとなった。
日の出
山の醍醐味のひとつが朝のこの時間。
1日の始まりをひとしきり撮影しきったところでテントに戻り朝食。
朝は尾西の白飯に無印良品のサムゲタン。しっかり味付けされていてなかなか美味しかった。食後のコーヒーで一息入れ、下山の準備にとりかかる。
撤収
昨晩降った雨が雪に染み込み、冷やされた結果、雪面がガチガチに凍ってしまい、ペグの代わりに使用したストックやアイゼンなどを掘り出す作用に難儀した。ピッケルで地面を削るように掘り、テントを固定するために埋めたペグ代わりの道具たちを掘り起こした。
その後の作業はいつもと同じ。撤収しながらザックのパッキングをしたものの、持ってきた荷物がまったく入らず、中身を全部出して再度詰め直すという作業もいつも通り。これはいずれどうにかしたい。
中房温泉へ向けて出発
燕山荘でテント泊用の札を返却し、トイレを済ませ、下山開始。
昨日はあいにくの空模様で、景色を楽しみながら登ることができなかったが、この日は空は青く展望は最高で、景色を堪能しながらゆっくりと歩いた。
燕山荘を振り返る。次ここに訪れるのは表銀座縦走の時かな。
この日は祝日ということもあって、燕岳を目指して登ってくる人は前日以上だった。ところどころで休憩を入れながらゆっくりと下山し、スタート地点の中房温泉にたどり着いた。
今回は下山時に膝痛がまったく発生しなかった。
新たに導入したC3fitのサポートタイツが効いたのか、または雪面がクッション代わりになって足への衝撃を緩和させていたのか、それとも足や膝の強度があがったのか、何が要因なのかはわからないが無事に下山することができてよかった。
まとめ
雪山を登るのは今回で3回目だが、テント泊装備で登るのは初めてだった。色々込みで15キロほどの荷物を背負っての登山も初めてだったと思う。想像していたよりも大変で、肉体的に辛い山行ではあったが、新しい経験を積むことができたし、次の山へのモチベーションも上がった。
次はゴールデンウィークかな。
おまけ
GoProとGX7で撮影したタイムラプス動画。