富士芝桜まつりを後にした僕は、車を静岡県富士宮市へ走らせた。
目的地は白糸の滝。
白糸の滝
白糸の滝は、崖面の各所から湧き出た水が、幾つもの白い糸を垂らしたように流れ落ちている様から名付けられたと言われている。
その見事な景観から、昭和11年に国の名勝および天然記念物に指定された、全国的にも珍しい湧き水からなる滝。
「富士山 - 信仰の対象と芸術の源泉」の構成資産の一部として世界遺産にも登録されている。
駐車場について
観光地によくある「お土産やを使ったら無料」みたいな駐車場から、専用の駐車場まで幾つかあって、僕はうっかり奥のほうの空いている駐車場に車を入れてしまった。
300円。
展望台
最初、駐車場選びに失敗したかな?とも思ったが、ここから滝に向かう途中の展望台は、滝と富士山を1枚に収められる唯一の場所であり、他の駐車場に停めていたら来なかった場所なので、これはこれで良かったのかもしれない。
階段を下りて白糸の滝を間近で見る
ゴールデンウィークということもあり、人の往来はなかなか多めのような気がした。
滝の近くに行くと水しぶきが霧状になって飛んでくる。
周辺の地質は、上部に水を透し易い地層(白糸溶岩流)があり、下部に水を透し難い地盤(古富士泥流)があります。
富士山麓に降った雪解け水などは、上部の地層の内部や層の境目を流れ下っていると考えられており、崖面では上部の地層や層の境目から水が湧き出ている様子が観察できます。
案内板より引用
・・・とある通り、白糸の滝では上の写真のように崖面の境目から水が湧き出ているところが結構あって、一般的な滝とは少々違うようだった。
滝を撮ると言えばスローシャッターだが・・・
滝や川などをは、三脚にカメラを固定して、シャッタースピードを落として水の流れを柔らかく写すのがポピューラーな撮影方法。ただ、シャッタースピードを落とすとカメラのセンサーに光を取り込みすぎてしまい、写真が白飛びしてしまう。
昼間にそういう撮影をする場合は減光するためのNDフィルターが必要になる。
僕はNDフィルターをまだ持っていなかったため、上の写真のような比較的暗いところなら何とかなるが、日の当たっている場所ではシャッタースピードを落として撮影することはできなかった。
というわけでシャッタースピードを落とせないならシャッタースピードをマックスにして撮ってみようということで、滝の水しぶきを撮影してみることにした。
シャッタースピードマックスで撮った滝
D750のシャッタースピードは最大1/4000と、少々物足りない速度であるものの、水のしぶきを撮影するには十分だった。
適当にパシャパシャと撮影したところで撮影終了。
お土産屋を冷やかして駐車場に戻った。
本栖湖の裏山登り、富士芝桜まつり、そしてこの白糸の滝と午前中歩きまくったこともあり、体はぐったり。まだどこか観光するには十分な時間があったが、予定していた行程は達成できたため帰宅することに。
ゴールデンウィークの中日であるため、東名高速道路は渋滞することなくスムーズに走ることができた。
今年は新緑の時期に西沢渓谷に行こうと思っているため、NDフィルターをそのうち買うつもり。
次は水がしゅわーってなっている写真を撮ります。