Pixel 6 Proを買いました。
約2年前にiPhone SEの後継機種の発売を待ちきれずにPixel 3aに機種変更して「小さいほうが良かったけどデカくても特に不満はなさそうだ」みたいな内容の記事を公開したところ、辛辣なブックマークコメントが多数寄せられ、何とも言えない気分になりました。
今回はそんな僕がさらにデカいスマートフォンを購入して写真や動画を撮ってきましたよ、という感じの内容になっています。
小型のスマートフォンを求めていた僕はどこへ行ってしまったのでしょうか…。
Pixel 6 Proを衝動買い
via:https://store.google.com/jp/product/pixel_6_pro?hl=ja
2年前に購入したPixel 3aの動きが最近モッサリしてきたような気がしていたのと、4K動画を撮影しようとすると撮り始めの数秒がコマ落ちしたようなカクついた映像になってしまうのが気になっていました。
また本体のストレージも64GBと少なく、残りの容量が少なくなってきていました。
そんな折、カメラが進化した(というかもうそれしか売りがなさそうな)iPhone13が発売され、数年ぶりにiOSに戻ろうか…と心が揺れ動きましたが、iPhoneにTouch IDとUSB-Cが搭載されていないこと、Androidにすっかり慣れてしまったこと、iOSにしてしまうと登山で使う山と高原地図のアプリ内の地図を新たに買い直す必要がある…といった幾つかの理由により買い替えを躊躇していました。
かといって安価なPixel 5aにするのもなぁ…と思いつつ、発売が近くなり様々な情報が出始めたPixel 6やPixel 6 Proの記事を色々見ているうちにどんどん気になりだして思わず衝動買いしてしまいました。
発売日前日に到着
Pixel 6とPixel 6 Proの発売日は10月28日でしたが、なぜかPixel 6は10月26日に、Pixel 6 Proは27日に注文したユーザーの元に届いたようです。
僕は割と遅めに注文しましたが27日に到着しました。
ポテトチップス
my new gear...
— はらですぎ (@hara_desugi) 2021年10月27日
緩衝材も入ってた🙂 pic.twitter.com/z2XvtH7U19
新型PixelにはGoogleが自社開発したスマホ用のチップ「Google Tensor(グーグルテンサー)」が搭載されていますが、今回はそれにちなんでスマートフォン本体の箱を入れたダンボールの緩衝材代わりにGoogleオリジナルのポテトチップスが入っていました。(数量限定)
チップとチップスをかけたおやじギャグのような商品ですがポテトチップスが大好きな僕は即座に完食。
普通に美味しかったです。
Pixel 3aとPixel 6 proのサイズ感
iPhone SEを使っていた頃の僕であれば絶対に手を出さない巨大サイズです。
Pixel 3aに機種変更した時は「結構大きくなったな」とiPhone SEから大きくなった本体に若干の戸惑いを感じていましたが、今回は「かなりデカいな…」というのが率直な感想です。
とにかくデカい。
そして重い。
Pixel 6 Proで夜の横浜散歩
気になるのはとりあえずカメラ…ということで、仕事を終えた夜に横浜周辺をフラフラ歩いてカメラの試し撮りをしてきました。
まずは横浜の勝烈庵で腹ごしらえ。
夜景モード
食後は横浜駅西口周辺をウロウロしてみます。
しばらく見ない間にTHE SUIT COMPANYが空き店舗になっていました。
光源がそれなりにあればまったく問題ありません。
モーションモード(アクションパン・長時間露光)
Pixel 6 & Pixel 6 Proのカメラには「モーションモード」という新機能が搭載されていて、アクションパンと流し撮りが撮影できるようになっています。
上の車はアクションパンで撮影したもの。
1回の撮影で元画像(左)と加工されたもの(右)でカメラ内に写真が2枚記録されます。
こちらは長時間露光。
こちらもアクションパンと同様に1回の撮影で2枚の写真が撮影されます。
色々な画角で夜景モード
屋上庭園うみそらデッキにやってきました。
こちらも真っ暗でない限りはそこそこ写ります。
日本大通りにやってきました。
新港サークルウォーク。
暗くなってくると粗が目立ってきます。
画素の低い広角レンズで撮ったから余計にそう感じるのかも…。
よこはまコスモワールドの観覧車。
…をズームで。
パシフィコ横浜。
モクモク ワクワク ヨコハマ ヨーヨー。
だいぶ前から存在は知っていましたが、この記事を書くまで名前を知りませんでした。
YOKOHAMA AIR CABIN。
片道1,000円。1,000円あったら駅の反対側の一蘭に行きたい。
…といった感じで夜の横浜・みなとみらい周辺を撮ってみました。個人的にはスマホの手持ち撮影でここまで綺麗に撮れれば十分ではないかと思いました。
Pixel 6 Proで登山
先日北アルプスの下ノ廊下を歩いてきました。
詳細は改めて別の記事で公開予定ですが、山でもPixel 6 Proは大活躍でした。
夜明け前の扇沢駅です。
朝日の染まる木々のオレンジが綺麗です。
これは確か広角カメラで撮りました。
下ノ廊下を歩いている途中で対岸の木々をズームレンズで撮りました。
近くの被写体をズームを使って撮ると後ろがボケてそれっぽい写真になります。
テント場では石にPixel 6 Proを立てかけて(スマホ用のホルダーを忘れました)天体撮影モードで撮ってみました。
僕が一眼で撮るより上手に撮れています…。
次に山に持っていく時はスマホを固定するホルダーを忘れずに持って行って、ちゃんと構図を決めた星撮りに挑戦してみたいと思います。
朝の時間帯もいい感じの露出で綺麗に撮ってくれます。
紅葉の発色もいい感じです。
モーションモードで滝を撮るとこんな感じになります。
水平歩道の大太鼓展望台では、手前の岩の通路と奥の奥鐘山がきれいに撮れました。この写真は一眼で撮ったと言ってもバレないような気がします。
こちらはズームを使って撮影した1枚。
最後は下山途中で撮った奥鐘山と後立山連峰。
PixelはRAW撮影もできるので、次はJPGではなくRAWで撮って現像時にどのくらい調整できるか試してみたいと思います。
先日の下ノ廊下で撮ったPixel 6 Proの動画を一部まとめてみました。
— はらですぎ (@hara_desugi) 2021年11月3日
すべて手持ち撮影。
手振れ補正に若干のクセがあるけど気を付ければ歩きながらの撮影もできそうです。
これらのカットは編集中の本編でも使う予定です🙂 pic.twitter.com/vy2wJCqcrY
ご覧の通り写真だけでなく動画撮影カメラとしても優秀です。
Pixel 6 proだけで撮影した動画をYouTubeに公開しました。
Pixel独自の機能「消しゴムマジック」の精度は?
今回のPixel 6とPixel 6 Proには「消しゴムマジック」という写真に写った邪魔なものを消す機能が搭載されています。
Pixel側が自動的に「消したいのはこれですよね?」と提案してくる場合もあれば、自分で選択する場合もあり写真によってまちまちです。
上の写真は消しゴムマジック適用前と後の2枚です。
この写真はPixelが自動的に選択してくれたものをそのまま適用したものです。パット見は綺麗に消えているように見えますが、右奥でトイレの扉を開けていた人の部分が不自然です。
恐らくPhotoshopの「コンテンツに応じた塗りつぶし」と似たような機能で、近接する部分をいい感じにコピペして対象物を消しているので、見るからに破綻した奇妙な写真になるケースも結構あると思います。
あくまでもお遊び程度の機能と考えておいたほうがいいと思います。
軽く使ってみた感想
2年ほどPixel 3aを使っていてスマートフォンのカメラの進化に触れていなかったのでPixel 6 Proのカメラ機能には衝撃を受けました。
写真はあらゆる場面で「そこそこ」綺麗に撮れますし、動画は手振れ補正が強力なので手持ちで歩きながら撮ることも可能です。
エッジディスプレイ(曲面ディスプレイ)で背面の指紋認証がなく、液晶保護フィルムを貼るとディスプレイ指紋認証がまともに機能しない(貼る商品によるのかもしれませんが)あたりの欠点はありますが、非常に満足しています。
写真や動画はPCやテレビでは見ずにスマホやタブレットのみで、印刷などもせずSNSに使う程度…という方にはもうこれ以上のカメラ性能はいらないような気がします。