はらですぎ

山とビールを愛するメタボリックおやじの登山ブログです。

マイカー登山から公共交通機関を使った登山に移行した経緯と思ったことなど

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車に乗らなすぎてバッテリーが上がってしまい、自動車保険に付帯したロードサービスを利用するという事態が2年の間に2回ほど発生しました。

駐車場代や保険料、その他維持費を払っているのに、バッテリーが上がるくらい乗らないのは車を必要としていない証拠だよな・・・と思い、車の売却を検討し始めたのが今年の初め頃。

当初は車を売ってしまうことで趣味の登山に影響が出ないか不安でしたが、無いなら無いなりに何とかなるだろうという結論に至り、3月末に最寄りのオートバックスの買取サービスを利用して車を売却しました。

そんなわけで今年の春からマイカー登山から夜行バスや電車などを利用して自宅と現地を行き来するスタイルに変わりました。

今回はそんな話をダラダラと書いてみたいと思います。

僕のマイカー登山

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これまでテント泊登山は、登山口近くの駐車場まで前日の夜に移動して、車内で仮眠して翌朝出発するといった流れでした。

登山を始めた段階で車を所有していたので、マイカー登山は自然の成り行きで、当時は公共交通機関を利用して移動するという選択肢はありませんでした。

登山を始めて3年目の夏に縦走登山に挑戦した時に毎日あるぺん号を利用して、自分の車以外で登山に行く方法があるのだということを認識しました。

そんなマイカー登山メインの僕が車を売却したのは前述した通りです。

車を売って変わった登山口までの移動方法

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車を売却してからは公共交通機関を利用して登山口まで移動しています。

当初は公共交通機関の利用が難しい場合はレンタカーも・・・みたいなことを考えていましたが、結局一度も利用しないまま現在に至ります。

往路は基本的に前日夜発の夜行バス(毎日あるぺん号、さわやか信州号)。

以前に帰りのバスで中央自動車道の渋滞にハマってしまい、新宿駅到着時刻が終電ギリギリになった経験から、復路は多少時間が掛かったとしても帰りは下山した場所から最寄りの駅まで移動して電車で帰るように心がけています。

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ちなみに復路の電車移動は、事前に下山した場所からバスで駅まで移動できるか、そして最終のバスが何時かを調べておいて、電車の混雑が予想される場合は事前にえきねっとで予約をしておき、そうでない場合は駅に到着してから切符を手配しています。

電車はトイレも完備していますし、大きなトラブルが発生しない限りは時間通りに目的地に到着するので安心してビールを飲むことができます。

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駅周辺で美味しい食事を済ませてから帰ったり、ビールを飲みながら駅弁を食べたり・・・と、優雅に帰ることができる復路の電車利用は非常に気に入っています。

足元ゆったりの座席に座ってビールを飲みながら帰る喜びを知ってしまったいま、レンタカーを借りて長距離運転する自信がありません・・・。

不便だなと思うとき

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往路に夜行バスを利用すれば早朝に目的地に到着することができ、マイカー登山の方々とほぼ同じ時間にスタートすることができますが、登りたい山の登山口周辺に夜行バスが走っていない場合は出発時間が大幅に遅れます。

出発時間が遅くなれば下山の時間も遅くなりますので、帰りのバスや電車の時間を気にしながら歩くことになり、精神衛生上あまり好ましくありません。

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特にこれからの季節は日照時間が短くなってくるので、マイカー登山であれば日帰りで登れる山も、公共交通機関を利用した場合は1泊2日で山小屋泊・・・みたいなプランにせざるを得ないケースも出てくるのではないかと思います。(それはそれで楽しいとは思いますが休みが・・・)

あとは車であれば下山後に使う荷物は車内に置いていくことができますが、公共交通機関を利用する場合は、あらゆるものをすべてパッキングして移動する必要があるので荷物が増えます。

着替えやお風呂セットなどなど・・・大した荷物ではありませんが、マイカー登山の時よりも荷物の嵩は確実に増えました。

・・・というわけでマイカー登山から公共交通機関に移行して不便に感じたポイントは、時間の融通がきかないのとパッキングする荷物の量が増えるという2点でした。

時間的な問題や荷物の問題は車移動でしか解決できないと思うので、そういう山に登る場合は行程に余裕を持たせるか、レンタカーを手配して自分で運転していくかのどちらかになりそうです。

費用について

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今年登った北穂高岳の交通費をマイカー登山の場合と公共交通機関を利用した場合を比べてみます。(出発地点は横浜在住ということで、車は横浜町田で電車は横浜駅を起点にしました。)

マイカー登山

往路

横浜町田~松本:5,460円

駐車場代:600円(日付変更後に駐車)

バス代:2,050円(往復割引運賃)

復路

松本~横浜町田:4,320円

ガソリン代:距離:499.8km(横浜町田~沢渡バスターミナルを往復)

499.8km × (128円÷10) = 6,397円

合計:18,827円

公共交通機関

往路

横浜駅~東京駅:480円

さわやか信州号3列シート:9,800円

復路

上高地バスターミナル~松本駅:2,500円

松本駅~横浜駅:6,530円

合計:19,310円

公共交通機関のほうが483円割高という結果になり、どちらも大差はありませんでした。(新幹線などを利用すると公共交通機関の費用が大幅に増加します)

これはソロ登山の場合なので、自分の車に複数人乗せて割り勘で移動する場合は一人当たりの負担額が大幅に減ります。

グループ登山が好きな方は車移動一択になりますが、僕はソロが好きなので1回当りの費用が高額になってしまうのは仕方がないと割り切っています。

まとめ

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車を売る前は登山に行く回数が減ってしまうのでは?という不安がありましたが、売る前も売った後も山に登る回数はたいして変わりませんでした。

不便に感じる点もありますが、電車移動が快適すぎて車には戻れないかも・・・。

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これから季節は晩秋を経て冬に入ります。

僕のレベルで登ることができる山が限られてくると同時に、公共交通機関を利用した移動の選択肢も狭くなってくると思うので、どのようにして登山口まで移動するかを今後考えていきたいと思っています。

何か良い方法や、自分はこうしているよ・・・みたいな話がありましたらブックマークコメントかこの記事のコメント欄で教えて頂けると幸いです。

 

山では写真以外に動画も撮影しています。

ぜひご覧になってみてください。

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