はらですぎ

山とビールを愛するメタボリックおやじの登山ブログです。

イケハヤ氏に憧れて高知にやってきたイケハヤ書生・元書生の現在(いま)

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イケハヤ書生が来年から装いを新たに再スタートするようです。

以前にこのブログでも何度か書生の方々を取り上げてきましたので、彼らの現在が気になっている方もいらっしゃると思います。

今回はイケハヤ書生・元書生の方々が現在どういう活動をされているかをまとめてみました。

長いです。

イケハヤ書生プログラムとは?

イケハヤ書生プログラムは、イケダハヤト氏が高知に若者を呼び込んで「毎月最低限の生活費(10万円程度)を補助するから自立できるまで好きにやってよ」という制度でした。

イケハヤ氏は当初「ベーシックインカムです」とドヤっていましたが、木村すらいむ氏(元書生)がタクスズキさんの記事上で請求書について言及してしまったことにより、イケハヤ書生へのベーシックインカムは単なる外注費であることが発覚しました。

イケダ 普段、お仕事は何をされているんですが、アシスタントですけど、知らなくて(笑)。

木村 書き起こし、ライティング、ホームページ作りの仕事などをしています。また、アンケートの集計なども行っています。

イケダ アンケート集計とかは、クラウドソーシングですか?

木村 いえ、直接クライアントの方からお仕事をいただいています。

イケダ それはすごい!営業能力がありますね。そういった仕事はどこからもらっているんですか?

木村 独立前からお付き合いのあった方々からです。お仕事は、「フリーランスになります」と宣言したら、回してもらえるようになりました。

あと、このタイミングだから言えますが、ぼく、ベーシックインカムをもらってないんですよ(笑)。最近、請求書を出してません。

イケダ え!(笑)そういえば、もらってないようなw

(※イケハヤベーシックインカムは、アシスタントがイケダさんに請求して、イケダさん側で”外注費”としてお金を払う)

「東京でタワマンにお金を使うのはつまらない」イケダハヤトはなぜ高知でベーシックインカムを払い続けるのか?より引用

ただ、お金を支払ったから何かやらせているというわけでもなく、基本的に放置状態だったようです。

まるで初対面のような上記の会話がそれを物語っています。

www.haradesugi.com

まあ請求書を出すだけで毎月10万円もらえて、あれこれ注文付けられずに好き勝手に生活できるっていうのはそれはそれで良い環境だったのかもしれません。

労働の実態がないのに支払ったお金を経費で落とすのはどうかと思いますが。

それではそんな環境下に置かれて活動してきた書生・元書生の方々の現在を見てみたいと思います。

 

元イケハヤ書生

矢野大地:NPO法人ONEれいほく代表

矢野大地@滞在者募集中! (@123Vaal) | Twitter

イケハヤ書生1号で、現在はNPO法人の代表として活躍中です。

イケハヤ氏の会社(税金対策用)の住所が矢野さんの自宅になっていたり、ONEれいほくの理事になってもらっていたりと、書生・元書生のなかでもっともイケハヤ氏にべったりな関係のようです。

残念ながら、法人自体は赤字経営のようで、黒字化に向けてイケハヤ氏にアドバイスを受けているようです。

ショートした資金は誰が補填しているのでしょうか?

また、以前このブログでも取り上げたシェアハウスですが、コンセプトを新たに「わんく」という名前で入居者を募集しているようです。

里本 裕規(サトモトヒロノリ):NPO法人ONEれいほく会計

里本 裕規 @高知本山町 (@satohiro67) | Twitter

ぼくは人の目を見て話さないので、会ってもよくわかりませんが。

サトモトヒロノリさんは、書生になった当初はライターを目指しており「ライターとしてお仕事ください。高知の方々、連絡お待ちしております」(元記事削除)という記事を書いて注目を集めました。

その後は鳴かず飛ばずで、月収5千円ブロガーとして細々と活動していましたが、なぜかイケハヤ書生を卒業し、高知の日曜市でフルーツポンチの売り子をしたり、クラウドワークスで低単価の案件をこなしたりとしばらく迷走していました。

里本 裕規さんが卒業した際のイケハヤ氏のコメントは以下の通り。

何もない状態で高知に来て、1年ほどうろうろしたところ、なんだか次の仕事を見つけることができたそうです!あんまり詳しく聞いてないのでわかりませんが、生活に必要なお金は自力で稼げるようになったということなのでしょう。

イケハヤ氏が里本さんという人間にまったく興味がないのが伝わってきます。

そんな里本さんですが、今年に入って高知の嶺北に引っ越して、矢野大地さんのONEれいほくに合流して会計スタッフとして働いているようです。

ブログの方は過去のインタビュー記事をリライトしているだけで、新しい記事はほとんどなく放置状態になっていますが、本人は元気そうです。

左耳に花を付けて汗見川に入る里本さん。

なかがわ:不明

なかがわたつや (@nacagawatatsuya) | Twitter

  • 書生を卒業したかどうかも不明
  • ブログ、Twitterともに更新停止

イケハヤ氏の電子書籍(ダイレクト・パブリッシング )担当としてしばらく活動していましたが、2016年10月6日のツイートから一時音信不通に。

2017年5月よりツイートを再開していますが、すでに高知にはお住まいではないようです。現在何をされているかは分かりませんが、筋トレに関する情報を時々ツイートしています。

ミヤザキ:ゲストハウス運営やカメラの海外輸出

ミヤ (@utautanayuta) | Twitter

現在は車中泊のブログ記事を量産していて、Twitterでの情報発信も定期的にされているようです。ただ、ブログに掲載している写真が他のサイトからのものが多く、先方に許可を得ているのか微妙な気がします。

無断転載でなければいいのですが。

この方は書生になられた当初からご自身で稼ぐスキルを持った方でした。

H:不明

イケハヤ氏のブログのデザインを担当していたHさん。

雇っていたイケハヤ氏からの言及も数回程度で現在はどうなっているかさっぱりわかりません。

木村すらいむ:不明

木村すらいむ (@kimu3_slime) | Twitter

書生の中で早い段階で自立した方。

ニコニコ動画のMAD系の動画が好きらしく、ツイッターを見ても何を言っているか僕にはよく分かりません。

現在は茨城にお住いのようです。

さりげなくイケハヤ氏をdisる木村さん。

 

現イケハヤ書生(だと思われる人たち)

ワクイヒトシ:療養中?

Hitoshi Wakui (@wahidesu) | Twitter

卒業予定のはずがその後は続報なし。

どうやら体調を崩されて沢田マンションで療養中のようです。

ワクイさんはプログラミングやウェブ制作のスキルがあり、外注を受けて出張しながらのハードワークが続いていました。イケハヤ書生を卒業するためにと頑張りすぎた反動が出てしまっているのかもしれません。

イケハヤ氏は他人に興味がなくて気が利かない人間なので、そろそろ区切りをつけて実家でじっくり治療に専念したほうがいいのではないでしょうか。

コーヘイ:ブログやり方アドバイザー

コーヘイ(宮岡 康平) (@k3809) | Twitter

彼はイケハヤ書生であり、立花岳志さん(No Second Life)の熱狂的な信者らしく、高知に住みながらも東京までセミナー受講に出かけたりと、現在も自分探しの旅の最中のようです。

日々のブログ執筆の傍ら「ブログやり方アドバイザー」としても活動されているようです。

コーヘイさんは介護福祉士、社会福祉士の国家資格を持っているので、元書生・現書生の方々の中ではもっとも再就職に困らない方だと思います。

片岡慎悟:はりまや橋ゲストハウスの店主

片岡慎悟(高知市・はりまや橋ゲストハウス (@KT_OKey) | Twitter

片岡さんは大学時の奨学金借入残金があるのに就職せずにイケハヤ書生となった新卒フリーランスで、ウォーリーを探せのウォーリーに似ていると自称して赤と白のシマシマ模様の服を着用して出歩いているようです。

ゲストハウスの店主をしているということなので、もしかしたらイケハヤ氏への請求書は出していないかもしれませんが、Twitterのプロフィール欄に「イケダハヤト氏アシスタントに」という記載がまだあったので、現書生にカテゴライズしました。

北海道でやりたいアイデアを4つほど浮かべてみる。 - 片岡、100年越しの故郷へ。

このような記事を書いているので、もしかしたら高知から故郷の北海道に戻るのかもしれません。

初期のころからブログを読んでいますが、何度もブログタイトルを変えたり、レイアウトがガタガタだったりと、何がしたいのかよくわからない方です。

 

楽しいかどうかは本人たちに聞いてみないとわかりませんが、イケハヤ書生になったことによるメリット(金銭的な部分以外で)みたいなものが彼らからあまり感じられませんでした。

 

新しいイケハヤ書生プログラムとリスク

イケハヤ氏はこれまでの書生を完全放置してきたことを反省したのか、税理士から「労働の対価としてお金を支払わないと経費で落ちない」と言われたのかは分かりませんが、次の書生たちには何らかの労働が待っているようです。

来年からのイケハヤ書生プログラム

上記ツイートをまとめると、

  • 仕事はヤギの世話と草刈りなどの雑用
  • 稼ぐノウハウはイケハヤ氏が提供
  • 家と食事とネット環境を提供
  • 金は出すけど基本的に口は出さない
  • イケハヤ氏のできる範囲で人と繋げてくれる

・・・となります。

食事は奥さんが作るのかな?

口だけで本当にやるかどうか疑問ですが、以前の書生制度よりは幾分かはマシになるかもしれません。

これらを本当に持続するつもりがあればの話ですが。

イケハヤ書生はケガや病気の時に消耗するかも

このように言っていますから、イケハヤ書生は社会保険には加入できず、国民健康保険に加入することになります。もしケガや病気で長期間働けなくなっても傷病手当金の支給は受けられない可能性が高そうです。

また、イケハヤ書生は労働保険の加入もないので、書生を卒業した後に定職に就くことができない期間があっても失業保険を受給することができません。

在籍中に他の収入源を確保しておかないと、卒業した瞬間に無収入になってしまうので注意が必要です。

  

・・・というわけでイケハヤ氏の説明が適当でまとまった情報がなかったので、これまでの経緯などをまとめてみました。