山の秋はそろそろ終盤戦。
丹沢も登ったし次は箱根かな・・・ということで明神ヶ岳と金時山に登ることにしたのですが、台風の影響で通行禁止になっているコースが結構あるようで、歩きたかったコースを断念して2年前と同じコースを歩いてきました。
箱根登山バスで宮城野営業所前へ
東海道線の熱海行に乗って小田原駅で下車、そこから箱根登山バスに乗り換えて「宮城野営業所前」まで移動します。
どうやら桃源台線は台風の影響で運行区間が制限されているようです。
宮城野営業所前にはセブンイレブンがあるので、出発前に水や行動食の購入やトイレなどをここで済ませることができるので便利です。
諸々の準備を済ませたところで出発します。
登山開始
宮城野からしばらくは道路を歩き、登山道に入ってからは鬱蒼とした樹林帯を延々と登っていきます。
明神ヶ岳までの木々の紅葉
しばらく登っていくと木々の紅葉が目に入ってきます。
それにしても日曜日だというのに明神ヶ岳への登山道はガラガラです。
明神ヶ岳・明星ヶ岳・宮城野の分岐まで登れば、明神ヶ岳までは割と緩やかなトレイルが続きます。
分岐からしばらくは木々のトンネルの中を進みます。
木々に囲まれている区間では紅葉が綺麗でした。
山頂に近づくにつれて木々の背丈が短くなっていきます。
この辺りまで来ると大涌谷や富士山がよく見えるのですが、動画を撮っていて写真を撮り忘れてしまいました・・・。
山頂直下の展望
しばらく歩くと最乗寺へ下る分岐に到着します。ここからは小田原方面の海がよく見えます。(山頂まで行くと見えなくなります)
今回は宮城野から登りましたが、最乗寺を起点とするコースも楽しいのでお勧めです。
この辺りまで来ると大涌谷もバッチリ見えます。
明神ヶ岳山頂に到着
明神ヶ岳の山頂に到着しました。
快晴の日曜日だというのに山頂には僕を含めた数人の登山者しかいませんでした。到着するのが早かっただけかもしれませんが。
冠雪した美しい富士山を眺めながら持ってきたパンを頬張ってカロリーを補充します。
富士山の手前の"こんもり"した山が休憩後に向かう金時山です。
明神ヶ岳から金時山へ
山頂で小休止した後は金時山に続く登山道を進みます。
明神ヶ岳山頂から緩いアップダウンが続き、大涌谷や富士山を眺めながら気持ちよく歩くことができます。
そしてアップダウンの「ダウン」が徐々に増えていきます。
変化に富んだ自然を楽しめる歩き甲斐のある登山道
高度を下げていくにつれて周囲の木々の紅葉が目立ち始めます。
せっかく登ってきたのに下るのか・・・という気持ちも少なからずありますが、標高を少し下げていくにつれて木々の紅葉が綺麗になっていくので、これはこれで楽しいですね。
こんなに素晴らしいトレイルなのに歩いている登山者が殆どいないのが謎。
曇ってきた・・・
しばらく歩くと再び富士山が見えてきます。
この日の天気予報は晴れのち曇り。
できれば青空が出ている間に金時山まで行きたかったのですが・・・。
天気の好転を願いつつ下山するかのような勢いで下っていきます。
笹のトンネル。
この辺りの登山道は背の高い笹が群生していてトンネルのようになっている場所がたくさんあります。 僕が夏に歩く山ではあまり見られない登山道です。
金時山に向けて最後のひと頑張り
ここからさらに下ってから金時山の山頂に向けて一気に登り返します。
金時山に登っている途中にある広場からは大涌谷がよく見えます。大きな岩の上で家族連れの登山者が休憩していました。
疲労が蓄積してただでさえ重たい身体が余計に重く感じます。
金時山だけ登るなら余裕なんですけどね。
最後の力を振り絞って山頂直下を登り切ります。
金時山の山頂に到着
金時山の山頂に到着しました!
途中で空が曇っていてダメかな?と思いましたが青空が見えてひと安心。
お昼時の到着ということもあって金時山の山頂は登山者で賑わっていました。
山頂付近のテーブル席はもちろん、斜面の岩場もすでに登山者が場所を確保していて座れそうな場所は残っていませんでした。
僕は今回バックパックの軽量化のために火器類は持ってきていなかったので、金太郎茶屋で食事を頂くことにしました。
GpProを持ったまま中に入ったら「ダメダメ撮影禁止だよ」と怒られてしまいました。茶屋の中は来客者の持ち寄った写真が飾られているため撮影禁止とのことでした。
金太郎茶屋で山菜うどんを食べる
ただ頼んだ食事は撮影してもいいとのことだったので、山菜うどんの動画と写真を撮影させてもらいました。
疲れた体に染みわたる優しい味でした。
少し前までは山小屋で食べるのはカレーかラーメンでしたが、思い返してみると今年はよくうどんを食べています。
燕山荘で食べた山菜うどん+焼きおにぎり
殺生ヒュッテで食べた山菜うどん
鍋割山荘で食べた鍋焼きうどん
食後は茶屋の外に出て景色を眺めながら休憩しました。
下山開始
体が休まったところで下山開始です。
まだ昼過ぎということもあり、これから登ってくる登山者と大勢すれ違いました。道が細いところでは登りと下りの登山者で渋滞する箇所も・・・。
この日は金時山から乙女峠バス停に下山して、そこから御殿場方面のバスに乗って(まずありえませんが空いていれば「さわやか」でハンバーグを食べて帰るというオプションも検討しつつ)御殿場駅から横浜に帰るという計画でした。
どんどん歩いて乙女峠に到着。
さらに歩いて歩いて・・・
歩いて歩いて・・・
乙女峠バス停に到着しました。
御殿場行のバスの到着までだいぶ時間があり、Googleマップによれば小田原方面に割と簡単に行けるらしいので、反対車線のバス停に移動して小田原方面行のバスに乗ることに。
乙女峠バス停での誤算
乙女峠バス停から見た富士山は金時山の山頂で見たときよりも雲が取れて綺麗でした。こんなことなら山頂にもう少し滞在していれば良かったかも?
ほどなくしてバスがやってきて乗車しますが、どうやらGoogle先生の検索結果は台風の影響を受けて色々と状況が変わっている現在のダイヤを想定していなかったようで、小田原駅までバスを2回乗り換え、さらに箱根湯本手前で渋滞にハマるなど、必要以上の時間を要してしまいました。
今回のコースは2年ぶりでしたが、前回よりも天気が良く木々の紅葉も綺麗だったので楽しみながら歩くことができました。
当初計画していたコースが台風の影響で通行止めになっていたので、次に箱根まで足を運ぶ際には今回とは違ったコースで金時山まで歩き、御殿場のさわやかでハンバーグを食べて帰りたいと思います。
YouTube動画
今回の登山動画をYouTubeに公開しています。
ブログ記事だけでは伝わらない山の雰囲気を感じてもらえれば幸いです。