はらですぎ

山とビールを愛するメタボリックおやじの登山ブログです。

鎌倉の石切り場跡から衣張山の山頂を経由して逗子のゆうき食堂へ!少し歩いて沢山食べるカロリーオーバーな休日

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今年は4月28日の平日を休みを入れて、28~29日の2日間で上高地から残雪期の蝶ヶ岳に登る計画を立てていましたが、新型コロナウイルスの感染拡大に伴い計画は白紙に…。

というわけで、せっかくの休みを無駄に消費するのは勿体ないと思い、近場のハイキングコースを歩くことにしました。

天園ハイキングコースから鎌倉宮方面へ

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JR北鎌倉駅から明月院に向かい、そこから少し入ったところにある天園ハイキングコース入口からスタート。

勝上巘展望台

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入口から少し歩いて行くと、建長寺の勝上巘展望台に到着します。

天気が良いと富士山が見えるのですが、この日は雲が多く見えませんでした。

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別の日に同じ場所で撮影した写真ではご覧の通り富士山がよく見えています。

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分岐から覚園寺方面に下山

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勝上巘展望台から少し歩いたところにある分岐で覚園寺方面に下山します。

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瑞泉寺方面の通行止めが解除されていれば、そちらから下りたいところですが、この区間は長い間通行止めが続いています。

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しばらく歩いていくと住宅地に出ます。

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そして鎌倉宮から20分弱くらい一般道を歩いて次の目的地である衣張山のスタート地点に向かいます。

平成巡礼道を歩いて衣張山へ

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ここから衣張山の山頂までは10~15分くらい。

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スタート直後に大きな倒木が数本ありました。

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衣張山に登るのは3回目くらいだと思いますが、今回は最近知った山頂直下の石切り場跡に立ち寄ります。

山頂直下の分岐を左に進む

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そろそろ山頂かな?という辺りで道が左右に分岐します。

特に表記がなければ階段のあるほうが正規のルートだと思って右に進みますよね。僕もこれまで何も考えずに右に進んでいました。

ここを左に進んでいくと…。

衣張山の石切り場跡

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石切り場跡に到着します。

上の写真は右側の階段から降りて来たところで撮影したものです。

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入口のサイズ感はこんな感じ。

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石切り場跡に入ってすぐのところから撮影しました。

時間帯にもよると思いますが、入口付近は明かりが無くてもある程度は見えます。ただ一番奥まで行くにはヘッドライトや懐中電灯などが必要です。

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衣張山に登る人は先ほどの分岐を右に登っていくので、この石切り場跡はとても静かで何とも言えない雰囲気があります。

衣張山の山頂

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石切り場跡から来た道を戻らずに、そのまま先に進んでいくと衣張山の山頂に続く道に合流します。

そのまま登って山頂へ。

衣張山の山頂は映画「海街diary」のロケ地になった場所で、鎌倉の街と海がよく見えるスポットです。

この日は雲が多く山頂からの眺望はイマイチでした。

衣張山から名越切通へ

天気が微妙だったので、このまま引き返して帰ろうかな…と一瞬思いましたが、逗子に立ち寄りたいお店があるので気合を入れて先へ進むことにしました。

まんだら堂やぐら群

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「やぐら」とは鎌倉時代中期から室町時代末期くらいに造られたいわゆるお墓で、やぐら”群”という名称にある通り、ここには150もの穴が確認されている大規模なやぐら群になっています。

国の史跡に指定されていて、期間限定で公開されています。

今年は4月24日(土)~5月31日(月)の土・日・月・祝日のみの公開なので、この日は中に入ることができませんでした。

以前訪れた際に中で写真を撮ってきたので、興味のある方は以下の記事をご覧ください。
www.haradesugi.com

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まんだら堂やぐら群まで来れば名越切通まであと少しです。

名越切通

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名越切通に到着しました。

この「切通」というのは鎌倉周辺に点在していて、13世紀頃から鎌倉への物資や人の往来のために開削されたものと考えられているそうです。

13世紀前半、執権北条氏の権勢が確立する頃になると、鎌倉も政治経済の拠点として発展しますが、頻繁となる物資や人々の往来にとって、それまでの交通路は大きな妨げとなりました。その難渋を除くため、都市の基盤整備の一環として、後に「鎌倉七口」などと呼ばれる切通路が開削されたと考えられます。

国指定史跡 名越切通 より引用

大昔に作られた移動のための道がハイキングコースとして現代でも歩くことができるってなんか良いですよね。

鎌倉周辺の普通の観光に飽きた方は運動しやすい恰好で手軽に歩けるコースから挑戦してみてはいかがでしょうか。

名越切通から逗子の「ゆうき食堂」へ!

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今回のハイキングは名越切通で終了です。

ここから先はハイキングで消費したカロリーを充てんするために、逗子の有名なお店に向かいます。

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名越切通から22分ほど一般道を歩いて向かった先は、鮮度とボリュームが売りの海鮮料理・各種定食を取り扱う「ゆうき食堂」です。

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メニューはご覧の通り海鮮料理の定食がメインです。

開店の11時30分少し前に到着しましたが、店の前にはすでに5~6名のお客さんが並んでいました。

今回初めて訪れた僕は、ネットで調べて気になっていた地あじフライ刺身一点付定食と生ビールを注文しました。

定食が1,400円で生ビールが600円で計2,000円を注文時に支払います。

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ビールを飲みながら定食を待っていると、あれよあれよとお客さんがやってきて、あっという間に満席になってしまいました。

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そして注文していた定食がテーブルに運ばれてきました。

ご飯は家で食べる普通のお茶碗の2杯分くらいの量で、地アジのフライ3枚に味噌汁と温泉卵と注文時に選んだサーモンの刺身。(刺身は注文時に選ぶことができます)

写真では伝わらないかもしれませんが、なかなかのボリュームです。

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刺身はアジのフライの「おまけ」程度だと思っていましたが、そんなことはなく十分すぎる分量でした。

どれも地元の食材を出し惜しみ(量的な意味でも)することなく提供してくれているようで非常に美味しかったです。

朝食は軽く済ませ、北鎌倉からここまで歩いて腹はそこそこ空かせてきたつもりではありましたが、食後は腹がパンパンになりました。

とても美味しかったので、折を見てまた訪れたいと思います。

バスに乗って鎌倉駅へ

当初の計画では昼食を食べたあとは海沿いを歩いて鎌倉駅に向かうつもりでしたが、曇り空で風が強く、昼食を食べすぎて体が重く、すっかり動く気が無くなってしまったので、バスに乗って鎌倉駅まで移動することにしました。

新型コロナウイルスのおかげでゴールデンウィークの予定は白紙になってしまいましたが、家に籠っていても面白くないので、人との接触に注意しつつ近場の面白そうなスポットを開拓していこうと思います。

横浜・鎌倉周辺でマニアックなスポットをご存じでしたらコメント欄やブックマークコメントなどで教えて頂けると幸いです。

今回のハイキングで撮影した映像をYouTubeにアップしましたので、そちらもぜひご覧になってみてください。