はらですぎ

山とビールを愛するメタボリックおやじの登山ブログです。

御殿場ルートから富士山に登って剣ヶ峰・お鉢巡りを経て大砂走りを駆け下りる快晴の山の日登山

富士山に登ってきました。

富士山に登るのは今回で3回目。

初めての富士登山は世界文化遺産に登録された2013年で、職場の同僚と吉田ルートから日帰りで登りました。

2回目は2021年7月に御殿場ルートから日帰りで登りましたが、山頂に着いた段階で疲労困憊で、最高地点の剣ヶ峰に行く気になれず、長い休憩をとってから下山しました。

www.haradesugi.com

あれから2年。

昨年から始めたランニングのおかげで体重は5~6kgほど軽くなり(最近リバウンド気味…)、フルマラソンを完走できる程度の心肺機能も備わりました。

果たして2年前からどのくらい体力が向上したのか、再び御殿場ルートから富士山に登ってみることにしました。

今回の記事はスマホで撮影した写真と、GoProで撮った動画の切り出し画像のみなので、全体的に画質が悪いので動画を見たほうが分かりやすいかもしれません。

東名高速道路の渋滞で出鼻をくじかれる

前回は夜に自宅を出発して御殿場新五合目の駐車場で仮眠してから登り始めましたが、今回はタイムズカーシェアの予約の都合で午前3時に横浜を出発することになりました。

通常であれば自宅から2時間弱くらいあれば御殿場新五合目の駐車場まで移動できるのですが、東名高速道路が異常なまでに渋滞しており、想定していた時間よりも1時間遅れての到着となりました。

御殿場口新五合目を出発

06:04

そんなわけで慌てて支度を整えてトイレを済ませて出発します。

登山口前のテントで協力金1,000円を支払い出発します。

5時に登山を開始するはずが6時過ぎのスタートとなりました…。

大石茶屋の脇を抜けていくと今日の目的地が見えてきます。

登山口の標高が1,440mなので、富士山の山頂3,776mまでの標高差は2,336mです。

丹沢の大倉から塔ノ岳山頂までが約1,200mアップなので、御殿場ルートの往復は大倉から塔ノ岳の約2往復分といったところでしょうか。

そう考えると結構大変そうに思えてきますね。

謎の外国人集団

新六合目の半僧坊に到着すると、大勢の外国人が休憩していました。

しかも全員男性でデカくてゴツイ方々ばかり。

どうやらキャンプ富士のアメリカ海兵隊のご一行のようです。

半蔵坊で休憩するつもりでいましたが、休めるスペースがなかったので先を進むことにしました。

いつの間にか雲の上まで来ていました。

わらじ館で休憩

09:02

腹が減ってきたので、わらじ館で休憩しました。

持ってきたカレーパンを食べつつ、小屋で買ったコーラを飲みました。

わらじ館にも半蔵坊ほどではありませんが、キャンプ富士の方々が休憩していました。今日の御殿場ルートは日本人よりも外国人のほうが多いかも?

黙々と登る

休憩後は山頂を目指して黙々と登りました。

アメリカ海兵隊の方々は、よくあるツアー登山のような大勢で列をなしているわけではなく、割とバラバラに各々のペースで歩いていたので、ちょうど良さそうなペースの方の後ろをついて歩いたり、追い抜いたりと良い感じに歩くことができました。

以前はこの辺りまでくると少し歩いては立ち止まって…となかなか歩みが進みませんでしたが、今回はそこまで疲れることもなく一定のペースで歩くことができました。

2年前の記録を大幅更新

10:48

…というわけで富士山の山頂に到着しました。

朝の6時に出発して11時前に到着したので、休憩込みで約5時間でここまで来たことになります。2年前と比較すると約3時間ほどの時間短縮です。

やはり日々のランニングは体力向上に役立っていますね!

前回登った時は何度も休憩しながら山頂に辿り着き、疲労困憊で剣ヶ峰どころではありませんでしたが、今回はまだまだ元気!

休憩せずにそのまま剣ヶ峰に向かいます。

剣ヶ峰へ

剣ヶ峰の直下は急斜面で少々登りづらさはありましたが、御殿場口の山頂からあっという間でした。

こんな短い距離を何故2年前は歩けなかったのでしょうか…。

10:58

剣ヶ峰はそれほど混雑していませんでした。記念撮影のための数名の順番待ちの列に並んで少々待ってからパシャリ。

3回目の富士登山でようやく最高地点に到達することができました。

お鉢巡り

まだ時間に余裕があったので、お鉢巡りをしました。

剣ヶ峰を少し下ったところから時計回りに富士山の火口をぐるりと1周します。

お鉢巡りはあまり興味がなかったのですが、危険個所もなく歩きやすく、眺めも素晴らしくて最高でした。どこを歩いても遥か遠くまで景色が広がって見えるのは独立峰ならではですね。

山頂に到着した段階で天気が良く、体力的にも時間的にも余裕があるなら絶対に歩いたほうがいいと思います。

途中の吉田・須走の山頂から下を覗いてみたら凄い数の登山者が山頂を目指して歩いていました。

富士山に関するネガティブなニュースを最近よく見ますが、これだけの人たちが登ってきていれば多かれ少なかれ何らかのトラブルは起きるよな…と思いました。

吉田ルートはいつかまた歩いてみたいと思っていますが、今日みたいな日は避けたほうが良さそうですね。もっと体力をつけていつか0合目から…みたいなのも面白そうです。

そのまま歩き続けて御殿場口の山頂まで戻り、持ってきた菓子パンを食べてしばらく休憩しました。

下山開始

諸々のやるべきことを済ませたので下山開始です。

トレイルランナーのように軽快に下って行きたいところですが、なかなかうまくいきません。

赤岩八合館で小休止

赤岩八合館まで来たところで水が切れそうだったので、ペットボトルの麦茶を購入し、トイレをお借りして出発。

心を無にして黙々と下っていきます。

爆走!大砂走り

わらじ館を通り過ぎた先の分岐から大砂走り方面に向かいます。(天気が良ければ宝永山に立ち寄るつもりでしたが分厚い雲に覆われつつあったので今回もスルーすることにしました)

大砂走りは足首まで埋まる火山灰地で、踏み込んだ足の着地衝撃を吸収してくれるので、通常の下山よりも足へのダメージをそれほど気にせずに歩くことができます。

そしてその気になれば結構走れます。

大砂走りの序盤は大きな岩や石が多く、走るよりも歩いたほうが安全です。

下っていくうちに「そろそろ走れそうだな」という場所に差し掛かるので、そこまで来たら一気に駆け下ります。

前回ここを走った時はすぐにバテてしまいましたが、今回はそれなりの距離を走ることができました。

ただ、砂のクッションが弱くなってきたあたりで大腿四頭筋が疲れ切ってしまい、足の踏ん張りがきかなくなってきたので歩きに切り替えました。

まだまだ体重が重く脚が弱いので要改善です…。

大石茶屋でブルーハワイ

そんなわけで爆速で下山して大石茶屋に到着。

火照った体を冷やすべく、かき氷のブルーハワイを食べました。

終わりに

快晴の山の日に楽しい登山ができました。

後半に少し課題が残りましたが、2年前よりもかなり余裕をもった行動ができたので満足しています。引き続きトレーニングを続けてもう少し体重を落とせば、来年の夏には今回の課題をクリアできるような気がします。

もう少し体重を落とせば…。

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