登山用のバックパックを新たに購入しました。
もうバックパックの沼とはおさらばしたはずだったのですが・・・。
バックパック沼ふたたび
マイカー登山から公共交通機関を使った登山にシフトしたところ、これまでは車に置いておくことができた着替えなどの荷物をすべて持ち運ばなければならなくなり、32リットルのバックパックでは容量が心もとなくなってきました。
いま僕が所有している32リットルよりも容量の大きいバックパックは、山と道ONEとGRANITE GEAR VIRGA 2で、どちらも50リットルを超える大きさで、1泊2日にはちょっと大きすぎます。
大は小を兼ねるので大きいバックパックを使えば済む話なのですが、何かと理由をつけては新しいギアを使ってみたくなってしまう僕は「そういえば32リットルと50リットルの間の容量をカバーするバックパックを持っていないな・・・」と、自ら沼に足を踏み入れるのでした・・・。
40リットル超のバクパックを物色
本当なら色々な登山ショップを巡って、実際に商品を見たり背負ったりして選びたいところですが、新型コロナウイルスの影響で外出することができません。
そこでインターネット上で気になるバックパックを幾つかピックアップしてみました。
山と道THREE
via:https://www.yamatomichi.com/products/12967/
最初に検討したのは山と道THREEです。
僕は山と道MINI2(25-35L)とONE(50-55L)を持っており、それぞれ非常に気に入っています。・・・となればこの二つのサイズの間を補うバックパックも山と道で・・・とサイトにアクセスしますが、欲しい色・型が欠品中なのと価格が・・・ということでパス。
- 容量:40L
- 重量:638g
- 価格:30,250円
THREE | 山と道 U.L. HIKE & BACKPACKING
SALOMON OUT WEEK 38+6
via:https://www.salomon.com/ja-jp/shop-apac/product/out-week-38-6.html#color=11588
サロモンのアウトウィークは38Lの本体と6Lの雨蓋を合わせると44Lになります。
以前からずっと気になっているバックパックで、容量は申し分ないのですが、形状的にトレッキングポールやカメラ用の三脚をサイドポケットに入れるのが難しそう(入ってもバランスが悪そう)に感じたのと、ショルダーハーネスが僕の想定している総重量では少し頼りないかな・・・と感じたのでパス。
Amazonだと30%引きでかなりお手頃価格なんですけどね。
- 容量:44L
- 重量:810g
- 価格:10,320円(Amazon価格)
[サロモン] リュックサック バックパック OUT WEEK 38+6 (アウトウィーク 38+6L) Ebony
Montane Trailblazer 44L
モンテインのトレイルブレイザーもサロモンのアウトウィークと同じ理由でパス。
海外通販サイトのtrekkinnなら激安で購入できるので、カメラ器材を持ち歩かない方には非常にコスパの良いバックパックではないかと思います。
- 容量:44L
- 重量:980g
- 価格:20,900円(trekkinn 10,345円)
エバニュー公式オンラインショップ / トレイルブレイザー44
OSPREY LEVITY45
via:https://www.lostarrow.co.jp/info/2018/IF2018_LA_OS_LevityLumina.html
オスプレーのレヴィティ 45を見た時に「これだ!」と思いました。
肉厚なショルダーハーネスに、大きなサイド・フロントポケットなど機能性が高そうでデザインも好み。ただ汚れが目立ちそうな色(他にカラバリがない!)と素材で、若干高めの価格設定が気になりだしてパス。
- 容量:45L
- 重量:820g
- 価格:30,800円
モンベル バーサライト パック 40
via:https://webshop.montbell.jp/goods/disp.php?product_id=1123823
シンプルなデザインで軽量で安価ではありますが、この価格帯なら他社のバックパックの方が魅力的かなと・・・。
大きなフロントポケットが付いていたら購入対象になったかも?
- 容量:40L
- 重量:710g
- 価格:11,990円
モンベル | オンラインショップ | バーサライト パック 40
Zpacks Nero 38L Backpack
via:https://zpacks.com/products/nero-backpack
Zpacks Nero 38Lは非常にシンプルな造りで、メッシュの大きなフロントポケットが付いていて使い勝手も良さそう。
ただ容量が38Lなので大きさ的にもう一声欲しいところ・・・。40L台だったらこれにしていたかも。
- 容量:38L
- 重量:365g
- 価格:$199
Ultralight Frameless Backpack | Lightest Backpack | Zpacks
Gossamer Gear G4-20
via:https://www.gossamergear.com/products/g4-20-42-ultralight-backpack
最後はこれ。
ゴッサマーギアのG4-20です。
両サイドの非対称な大きなサイドポケットに、伸縮性の高いフロントポケット、雨蓋のないロールトップ型など、とても良さそうな感じ。
・・・というわけで、前置きが長くなりましたが、ゴッサマーギアの公式サイトでG4-20をポチリました。
- 容量:42L
- 重量:709g
- 価格:$180
G4-20 Ultralight 42 Backpack - Gossamer Gear
G4-20の外観と各種機能
ゴッサマーギアの通販サイト(海外)で注文して1週間ほどで届きました。
新型コロナの影響で一時は物流が混乱しましたが、現在はアメリカからでも普通に荷物が届くようです。
ロールトップ部
G4-20 Ultralight 42 Backpackは雨蓋のないロールトップ型のバックパックです。
バックパックの上部をくるくると巻いて・・・
両脇で固定します。
荷物が多い場合などは両脇に固定せずにバックパック上部で写真のように留めることもできます。
フロントのミニポケット
タグのついた正面上部には止水ファスナーのついた小さいポケットがついています。
深さはそれほどなく手が半分入る程度。
ハイドレーション
背面上部にハイドレーションのホースを出す穴が開いています。(そういえばもう何年もハイドレーション使ってない・・・)
ヒップベルトのポケット
G4-20のヒップベルトのポケットは左右非対称。
左側のポケットは止水ファスナーになっていて、スマートフォンを入れても余裕があるサイズ感。コンパクトデジカメくらいならスッポリ入りそう。
右側のポケットは伸縮性のあるメッシュ状の素材でファスナーはついていません。
ショルダーハーネスについて
ショルダーハーネスが幅広に作られているので、肩への食い込みが少なく、重量がうまく分散してくれそうです。
ただ、ショルダーハーネスの幅が広すぎてピークデザインのキャプチャー(カメラを取り付けるアタッチメント)が取り付けられませんでした。
旧型がギリギリ収まったので、カメラはこれまで通りショルダーハーネスに取りつけることができそうです。(カメラ側の台座を毎回取り換える必要で少々面倒)
追記:I AM A DOGのOKPさんから有益な情報を頂きました!
旧キャプチャープロにキャプチャーV3に付属してるネジを使うと現行プレートが使えるようになりますよ pic.twitter.com/pIbjocT5KT
— OKP (@iamadog_okp) 2020年5月24日
これでカメラ側の台座を交換せずにキャプチャーを使うことが出来そうです。
OKPさんありがとうございました。
サイドポケットについて
G4-20のサイドポケットはヒップベルトのポケットと同様に左右非対称になっています。背負った際に右側になるポケットは、浅めのつくりになっていて、ペットボトル500ml2本 or 2L1本なら普通に入ります。
反対側のポケットは深めのつくりになっています。
どのくらい荷物が入るかというと、
ローカスギアのクフタイベックを入れた収納袋が・・・
このようにスッポリ入ります。
僕はサイドポケットにテントやシェルターを入れるつもりはなく、主にテントポールやカメラ用の三脚などを入れることになりそうです。
フロントポケットについて
このバックパックの最大の特徴は伸縮性のあるフロントポケットです。
かなりの収容力がありそうなので、試しにモンベルのスパイラルダウンハガー#2を入れてみたいと思います。
入りました!
実際はこのような使い方はしませんが、ここまで入るなら行きの時よりもバックパックがパンパンになりがちな帰りのパッキングも問題なくできそうな気がします。
背面部のパッドについて
G4-20の背面部には取り外しが可能なパッドが入っています。
背面のパッドは簡単に取り外し可能です。
ただこの背面パッドは単体ではあまり役立ちそうにありません。
山と道MINI2の背面部に入っているミニマリストパッドで代替できないかと並べてみたところ、同じようなサイズ感でした。
・・・そしてG4-20にピッタリ収まりました。
ミニマリストパッドは3つ折りになった極薄のマットで、テントの中で使うエアマットの下にパンク防止用に敷いて使っています。
テント泊登山の時は常に携行している大事なアイテムなので、丁度良い収納場所があって良かったです。
夏山の1泊2日を想定した装備をG4-20にパッキング
今のところまだ山に行く予定はありませんが、夏山の1泊2日を想定した装備をG4-20にパッキングしてみたいと思います。
もっと軽量化できますが、今回はあえて一般的な登山道具類をパッキングしてみたいと思います。
テントはオニドーム1、シュラフはモンベルの#5、その他クッカー類や下山後の着替えやタオル、レインウェアに防寒着などなど・・・。
これらをG4-20に入れていきます。
入りました。
ギチギチに入れずに余裕を持って入れてこんな感じです。
ミラーレス一眼は外に出して歩きますが、現地までの移動の際はカメラをバックパックに収納する必要があるので、カメラの収納スペースを用意する必要がありそう。
ただ両サイドとフロントのポケットが空の状態なので、そこに荷物を少し分散すれば、カメラの収納スペースは問題なさそうです。
荷物をパッキングした状態で背負ってみましたが、背負い心地はなかなか良さげです。幅広につくられたショルダーハーネスはバックパックの重量をうまく分散してくれていますし、ヒップベルトをしっかり固定することでより安定します。
まとめ
以上、ゴッサマーギア「G4-20」の紹介でした。
とても良いバックパックなので、山で実際に使うのが楽しみです。
関東近県は未だに外出自粛要請が解除されませんが、順調にいけば夏までには何とかなりそうな気がしています。
これまでのようなお気軽な登山はできないかもしれませんが、感染予防に気を付けながら来る日を待ちたいと思います。
ゴッサマーギア:G4-20 Ultralight 42 Backpack - Gossamer Gear
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