登山には色々なスタイルがあって、山での食事にも人それぞれのこだわりがあります。出発前に材料を仕込んで山で調理して食べる人もいれば、荷物の軽量化のためにお湯があれば食べられるような簡易的な食事を選ぶような人もいます。
僕はどちらかと言うと後者の方で、お湯を沸かしてアルファ米を戻して、その間に温めた無印良品のカレーをかけて食べるという食事が殆どです。
そんなわけで今回は僕が持っている登山用の火器・クッカー類を紹介します。
Esbit(エスビット) チタニュームストーブ
僕が所有している火器類でもっとも小型で軽量なのがこれ。
固形燃料を使うタイプなので、このように超コンパクト。四角い部分に固形燃料を乗せて火をつけて燃やします。非常にコンパクトで荷物がかさばる時にいいかなと思って買ったのですが、まだ山に持っていったことがありません。
練習にと台所で無洗米を炊いた時に使用したのみで、今回撮影するために3年ぶりに袋から出しました^^;
EVERNEW チタンアルコールストーブ
固形燃料に続いてはアルコールストーブです。
ドラッグストアなどで販売されている燃焼用のアルコールを小型の容器に入れて、使う分だけ注いでライターで火をつけて使います。
エバニューのアルコールストーブはチタン製なので非常に軽くて持ち運びはしやすいのですが、蓋がないので火をつけたら燃えきるまで待たなければなりません。
火力の調節もできないので湯沸かし用として割り切って使う必要があります。このアルコールストーブを使う場合は以下のようなセットで持っていきます。
- トークス ライトチタン650ポット :79g
- EVERNEW チタンアルコールストーブ :34g
- EVERNEW チタンアルコールストーブ用ゴトク :16g
- FREELIGHT Titanium Foil :14.5g
- nalgene 広口丸形ボトル125ml :18g
- アルコール燃料 : 125g
- ソト(SOTO) スライドガストーチ ST-480 [HTRC 2.1] :55g
TOAKSライトチタン650ポットとの使用例
湯沸かし専用と割り切って持っていくと通常のバーナー&クッカーよりもかなり軽量化することができます。
ミニトランギア
他のアイテムより若干重くなりますが、多機能で安定感があってコンパクトに収納できるので結構便利です。
中にはアルコールストーブが入っていて、蓋は裏返してフライパンになります。
穂高岳山荘のテント場で使いました。
この日は風が強く雨もポツリポツリと降っていましたが、アルファ米用のお湯を沸かした後に、カレーを温めましたが、問題なく使用することができました。
ただ、これで調理をする場合はそれなりの経験が必要かなと思いました。
ジェットボイルミニモ
僕が山で一番使っているのがジェットボイルミニモです。
素早くお湯を沸かすことができ、多少の風が吹いている状況下でも安心して使用することができるので重宝しています。
使用する際はこのように中身をすべて出して組み立てます。
取っ手は持ちやすく、熱が伝わらないように設計されています。
左上に通常の注ぎ口、右には小さな穴が空いているのでパスタなどの湯切りに使えます。
山ではゆで汁を捨てることができないので、粉末のスープなどを持っていき、上のような容器に入れておいて、パスタのゆで汁を入れて飲みます。
残雪期の寒い夜でも問題なく使用できました。
プリムス 153ウルトラバーナー
山で使うバーナーといえばこれですよね。
僕も登山を始めてすぐに買ったのですが、1年くらいで壊れてしまいました。
使えないことはないのですが、スイッチを押しても着火ができなくなってしまったので、ガスを出した状態でライターで火をつける必要があります。
3年前に裏銀座縦走をした際の1日目の夜に故障に気が付いて、道中ずっとライターを借りながらの旅になってしまいました。
それ以降は使っていません。(まだ使えるのかな?)
ユニフレーム 山クッカー 角型 3との使用例
プリムス 153ウルトラバーナーを使っていた頃は、ユニフレームの山クッカー角形3もよく使っていました。
このクッカーは四角い形をしていて、袋麺がそのまま入ります。購入した理由は山でラーメンが食べたかったからです。四角いクッカーが大小入っていますが、小さいほうは使っていません。
最近はラーメンが食べたければ山小屋で注文してしまいますし、プリムス 153ウルトラバーナーが使えるかどうか分からないので、まったく出番がありません。
まとめ
これまで色々と散財してしまいましたが、一番使っているのがジェットボイルミニモで、気が向いた時にアルコールストーブを使う・・・といった感じです。
最近は山小屋の食事を積極的に利用することにしているので、火器類はほぼ湯沸かし専用といった位置づけです。
たまには自宅で材料を仕込んで山で調理をしたいと思ってはいるのですが・・・。