2023年7月2日。
久しぶりの土日休みの連休なのに予定していた行先の天気は雨。
テント泊装備で猿倉から大雪渓を登って白馬岳に登る予定を立てていましたが、土曜日の天候がかなり悪そうだったので、予約していた夜行バスをキャンセルしました。
全国的に天気の悪い土曜日は見送り、箱根湯本駅から明星ヶ岳・明神ヶ岳・金時山に登り、来た道を帰って来る(道中走れるところは走る)…というちょっと無茶な計画を日曜日にやってみることにしました。
直前になって行く気が無くなる病が発症…
土曜日の夜にパッキングを済ませ、日曜日の早朝に目を覚ましますが、いつもの直前になって行く気が無くなる病が発症。
家でうだうだしているうちに、乗るはずだった電車の時刻が過ぎてしまいました。このまま家でゴロゴロして駄目な休日を過ごすか…という気持ちを振り切って自宅を出発し、次の電車に乗って小田原駅に向かいました。
小田原駅からはバスに乗り換えて箱根湯本に向かいました。
予定通りに出発していれば6時20分に箱根湯本駅に到着できていたのですが、自宅でぐずぐずして1本電車を見送ってしまったので、少し遅れて6時50分くらいに到着しました。
駅のベンチで水とスポーツドリンクをソフトフラスクに入れ、履いていた長ズボンを脱いで短パンになり、準備運動をして7時に出発しました。
阿弥陀寺から塔ノ峰へ
出発してすぐに勾配21%の急坂を登っていきます。
トレイルランをやっているYouTuberの方々はこの坂道から走っていくようですが、僕にはとても無理。2ヶ月経ちましたが右足ふくらはぎの肉離れの再発が怖かったので序盤は慎重に行くことにしました。
急な舗装路をしばらく歩いて行くと、阿弥陀寺に到着します。
そして寺の右脇を進んで行くと登山道に入ります。
登山道を淡々と登り、塔ノ峰に到着しました。
塔ノ峰までの登りで既に滝汗状態。
汗を拭き取って日焼け止めを塗り、そのうえに虫よけスプレーをかけて出発します。
この虫よけスプレーのおかげか、飛ぶ系の虫は道中それなりにいましたが、近づいてくることは殆どありませんでした。
明星ヶ岳へ
ここから林道までは下り基調なので、走れそうなところは積極的に走っていきます。走ることを想定して来たので、ミラーレス一眼は自宅に置いてきました。
撮影機材はGoproとInsta360とスマホのみです。
あっという間に林道に出て、そこから明星ヶ岳登山口までしばらくロードを走ります。
そして明星ヶ岳登山口からは一転登り基調。
再び滝汗モードに突入…。
展望のない登山道を黙々と歩き明星ヶ岳に到着しました。
明星ヶ岳から明神ヶ岳までは所々で登りはあるものの、走れる区間が増えてきて移動速度が上がりました。
この花はテリハノイバラかな?
明神ヶ岳山頂手前の分岐からのナイスビュー。
この時期にしては遠くまでよく見えました。
明神ヶ岳に到着
そんなこんなで明神ヶ岳に到着しました。
富士山の山頂付近には雲がかかっていました。残念。
箱根湯本駅と金時山を往復するうえで明神ヶ岳は単なる通過点であり、予定の半分にも達していない場所ではありますが、すでに体力ゲージはかなり削られており、さらに手持ちの飲料もかなり減っていました。
とりあえず休憩しながら考えよう…とベンチに座り、小田原駅のコンビニで買ったおにぎりを食べながら地図を確認します。
箱根湯本駅と金時山のピストンはここまでの道中で「現実的ではない」と体で理解していたので、選択肢は来た道を少し戻って宮城野へ下山するか、金時山方面に向かい行けるところまで行くかのどちらか。
熟考した結果、宮城野経由の退屈な下山よりも景色が見れる金時山方面のほうが楽しめるかな…と思いいうことになり先へ進むことにしました。
金時山方面へ
明神ヶ岳に到着した直後はかなり疲れていてテンションだだ下がりでしたが、休憩時間を多めにとったことで体力がだいぶ回復していました。
平坦なところや下りはできるだけ走りましたが、走って疲れて登り返しで疲れて…と再び体が重たくなりはじめ、また水分補給の頻度も増えてきて飲料の残量が気になりだしました。
そして…。
矢倉沢峠の手前で飲料が尽きる
矢倉沢峠の手前で飲料が尽きてしまいました。
金時山の山頂はコースタイムで45分。
飲み物がなくても行けない距離ではありますが「ここから仙石に下れば30分弱でコーラが飲める」と思った瞬間にコーラが頭から離れなくなってしまい、金時山を目前にして仙石方面に足を進めることになりました…。
仙石に下山
…というわけでキンキンに冷えたコーラを飲むために仙石方面に下山。
国道138号線に出ると同時に道路の向こう側の自動販売機が目に入りました。喉がカラカラになっていた僕はバス停の時刻表を見る前に道路を渡りコーラを購入。
最高に美味いコーラを飲みながらバス停に向かい、時刻表を確認してみると1日に2本しか通っていない箱根湯本駅行きのバスが来る直前でした。
やってきたバスに乗り込み箱根湯本駅に戻りました。
近いうちに箱根外輪山を1周してみたいと考えていましたが、普段ちょっと走っているくらいでは無理だということが分かりました。
これから秋が終わるくらいまでは北アルプスなど標高の高い山にテント泊で登ることが増えてくるので、山を走る練習はあまりできませんが、連休がとれない週末は箱根や奥多摩などで脚力と心肺機能を鍛えて少なくとも今回のルートはリベンジしたいと思います。